大手携帯キャリアへ5Gの通信帯域が割り当てられて、5Gのサービス開始の足音が聞こえてくる中、まだ3Gのガラケーを使っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本当に通話にしか携帯電話を使わない方にとってはわざわざスマホに変える理由もなく、故障等や料金に不満がなければ買い替えたりせずに10年以上同じ機種を使っている方もいると思います。
実際筆者もショップスタッフとして接客をしている中でそんなお客様に時折出会います。
ただ注意をしていなければならないのは3Gサービスの終了です。
サービス自体が終了してしまっては本体がいくら大丈夫でも通話等ができなくなってしまいます。
そこで今回は携帯キャリアの3Gサービスが終了するのはいつなのかについてお話をしたいと思います。
3Gガラケーをご家族の方が使っている場合の参考にしていただければと思います。
今回はdocomoの3Gガラケーのサービスが終了することについてご紹介をいたします。
docomoの3Gサービスについて
まずはdocomoの3Gサービスについて簡単にご紹介をいたします。
docomoの3Gサービスは「FOMA」というサービス名が3Gサービスです。
提供開始されたのが2001年頃なのでもう約20年近くの年月が経過していますね。
また3G用の通信サービスとして「iモード」が提供されてきました。
「iモード」は「FOMA」よりも提供が早く1999年にサービスが開始されましたので、こちらはすでに20年が経過していますね。
現状docomoの3Gガラケーまたは3Gスマホは基本的にこの「FOMA」と「iモード」のサービスにしか対応していないものになります。
ご自身やご家族の方が3Gサービスの契約なのかどうかは請求書の明細などにこのような名前のプランやオプションがあるかどうかで大きく見分けて、該当する方は終了してしまう可能性がありますので気をつけなければなりません。
3Gサービスの受付終了について
携帯キャリアのサービスが終了するときには、突然全てが使えなくなるわけではありません。
その前段階として終了するサービスの新規契約などの受付がまず終了します。
docomoでは先日新しいスマホ用のプランが発表されたのと同時に3Gサービスの受付終了が発表されました。
内容としては以下のサービスが受付終了となります。
- 新規受付終了するサービス:FOMA音声プラン、iモード
- 新規受付終了日:2019年9月30日
- 新規受付終了するサービス:FOMAデータプラン、ユビキタスプラン
- 新規受付終了日:2020年3月31日
となっております。
基本的にはdocomoの3Gガラケーを新しく契約することは2019年の9月30日以降はできなくなります。
なのでこの日以降のdocomoでの契約は少なくとも4Gに対応したサービスでのみ新規契約ができるということになります。
新規受付終了しても継続で使用することはできる
あくまで新規契約の受付が終了するだけなので、完全に3Gサービス自体が終了しない限り新規受付終了日を過ぎても継続して使用することはできます。
また、すでにFOMAで契約している人のプランの変更も可能となっています。
なので新規受付が終了したから3Gの端末のサポート全てが終了してしまうというわけではありませんのでご安心ください。
3Gサービスの終了時期
では新規受付終了した後の完全に3Gサービス自体が終了してしまうのはいつなのかについてお話します。
docomoでは3Gサービス終了の明確な日付はまだ発表されていません。
ですが、2018年10月31日に行われたdocomoの決算説明会でdocomoの吉澤社長は、
「3Gサービスについては、2020年代半ばにできれば終了する方向で進めたい。」
と発言をしています。
2020年代半ばとありますので社長としては2025年頃にはサービスを終了していたいということなのでしょう。
3Gサービスの終了する時期が近づいてくれば正確なサービス終了日も発表されるかと思いますので、3Gガラケーをお使いの方は続報を待ちましょう。
最後に
今回はdocomoの3Gサービスがなくなるのはいつなのかについてご紹介をいたしました。
いかがでしたでしょうか。
まだご家族に3Gガラケーをずっと使っている方がいらっしゃれば、「3Gガラケーが使えなくなってしまう」と一言注意を促してみて、一緒にお近くのショップなどでご相談されてみてはいかがでしょうか。