同じスマホを使い続けるのは危険?その理由について!脆弱性と事例・対策を紹介

セキュリティ・ウイルス

皆さんは今のスマホを使い続けて何年ぐらい経過しましたか?どれくらいのスパンで買い替えますか?

やはり電池の持ちが気になりだす2年前後で買い替えをされているという方は一定数以上居ると思います。物を大事にするという観点からいえば、数年同じスマホを使うというのも勿論良い事だと思います。

ただスマホの場合、自身のプライベートな情報や友人・家族の情報を含んだ機器です。第三者に知れ渡るなんて事は防ぎたいですが、実はその流出のリスクをお持ちのスマホが対象となっている可能性があります。

Androidスマホの脆弱性について

Androidと呼ばれるOSには実はバージョンと呼ばれる種類があります。「バージョンアップを~」なんて言葉を耳にする事もあるかと思います。

執筆時点での最新バージョンはAndroid 9です。スマホの購入時期により、搭載バージョンは異なり当然発売が古いスマホであれば、数字は古くなります。

「古い」というのは、そのスマホのOSバージョンのセキュリティ上の欠陥(脆弱性)を悪用されて写真や電話帳情報、その他様々な情報にいつでもどこでもアクセスされてしまう可能性があるという事です。

事例について

記事は2015年と少し古いが、過去にも脆弱性を利用されたこのようなニュースがありました。

Androidに極めて深刻な脆弱性、MMSで端末制御可能に

メッセージを受信しただけで悪意に晒されてしまうという自体が過去に事実としてあります。当時のAndroidスマホの95%が対象となっていたというのだから驚異的です。

決して不安を強く煽る訳ではありませんが、自衛出来るのならしっかりと対策した方が良いというのがわかります。

メーカーの対応について

上記の様なリスクはメーカーは対処しないのか、と疑問に感じる方も多いと思います。

当然、その事実が判明してからであれば対策を施してから販売すれば良いですが発売済みの端末はアップデートで後付にて対応せざるを得ません。

しかし残念ながら、全ての端末に公平にアップデートが適用出来る訳では無く端末スペック等の兼ね合いもあり、アップデートが放棄された端末もあります。

そういったセキュリティ上の観点からも数年も同じ端末を使い続けているのは危険性があるかもしれないという点です。

対策について

自分で行える設定や対策について解説致します。

不用意な設定はやめよう!

例えば比較的最新のスマホを利用していると、アプリ初回起動時などに権限へのアクセス許可を促されます。

例えばカメラを起動して撮影すると、撮影した写真は保存する必要があるので【ストレージ】(本体の中身)へのアクセス可否が出てきます。

当然許可にすれば保存先へアクセス出来るので写真は保存出来ます。許可しないとすると、写真は保存先へアクセス出来なくなるので保存されません。

ただこれがカメラでは無く、「音楽再生用アプリ」と仮定して音楽を聞く為には音楽が保存されているストレージへのアクセスが必要です。

しかし何故かマイクや連絡先へアクセスするかどうか画面に出てきたら、少し不安になりますね。

何気なく行った設定で、情報が流出するなんて嫌ですよね。

ウィルス対策アプリを導入しよう!

眉唾ものと感じられる方もいますが、「ウィルス対策アプリ」をスマホへ是非インストールしてみて下さい。

誤ってしまった設定の変更を促したり、悪意のあるアプリのインストールを抑止したりとあまり詳しくない方でも安心して利用出来る様な環境は整うはずです。

ただ「ウィルス対策アプリ」を名乗っている悪意のあるアプリもありますので、インストールの際はしっかりと評価やレビューを確認の上で導入して下さい。

スマホを思い切って変えよう!

実はこの数年間でドコモ、ソフトバンク、auは料金プランの大刷新を図っていました。

一時期ニュースなどでも話題だった携帯料金の値下げといった流れで今よりも料金がより安くなってお得に使えるかもしれません。

ただ新しいスマホも購入する際に機種代金がかかりますが、その機種代金を考慮しても安くなる!という方も一定数います。

データ移行もめんどくさいし、ショップで並ぶのも嫌だし、と億劫にならずに是非検討してみるのも良いと思います。