SPACE Wi-Fiの特長とは?料金やメリット・デメリットまで徹底解説

光回線・ルーター

モバイルWi-Fi選びに迷っていませんか?正直、契約内容や料金プランが複雑で、ウンザリしている人もいるのではないでしょうか。

そんなあなたにピッタリなのがSPACE Wi-Fiです。「なるべく安く使いたい」、「利用するのは数ヶ月間の予定」という人におすすめできるモバイルWi-Fiです。

そこで、SPACE Wi-Fiはどのようなサービスなのか詳細を調べてみました。当記事では、SPACE Wi-Fiの特長や端末スペック、メリット・デメリットについて紹介していきます。

そしてWiMAXでサービスを提供している、GMOとくとくBBのギガ放題プランとの料金比較もしてみました。

モバイルWi-Fiを比較検討するときの参考にしてみてください。

SPACE Wi-Fi(スペースワイファイ)とは?

SPACE Wi-Fiは、「民泊物件.com」「民泊の窓口」などを運営する、株式会社スペースエージェントが提供しています。

もともとは個人宅を貸す民泊オーナー向けにつくられたサービスです。民泊に宿泊するお客さんからしたら、しっかりしたWi-Fi設備のある家に泊まれるかどうかは重要なポイント。もし電波状況が悪く、通信速度も遅いネット回線だったらクレームに繋がりかねません。

けれどもSPACE Wi-Fiなら、WiMAXとSoftbank回線を使った高速インターネット通信が可能なため、お客さんに良いサービスを提供できます。しかも最安値保証付きで、通信にかかるコストを抑えることも可能です。

このようにSPACE Wi-Fiは、民泊を利用するお客さんも、家を提供するオーナーにもメリットがあるサービスとなっています。

民泊オーナー向けのサービスとして始まったものですが、個人利用もOKです。他のモバイルWi-Fiサービスにはないメリットがあるので、個人利用でも検討する価値アリです。

SPACE Wi-Fiの3つの特長

SPACE Wi-Fiには、どんな特長があるのでしょうか。魅力的な特長として、以下の3つを挙げてみました。

  • 特長①月額料金3,680円のみで手数料や端末代が不要
  • 特長②複雑な契約期間の縛りがない
  • 特長➂高速インターネットが使える

それぞれ詳細を見てみましょう。

特長①月額料金3,680円のみで手数料や端末代が不要

SPACE Wi-Fiを契約して毎月かかる料金は、3,680円(税抜)だけです。他の料金プランはないため、シンプルでわかりやすいです。

そして、他社で契約すると発生する場合が多い、

  • 初期費用
  • 契約手数料
  • 解約手数料
  • 端末代金

これらすべてに費用は発生しません。意外とかかってしまう契約するときの初期費用や、解約手数料がないのは嬉しいポイントです。

契約前に料金プランや契約内容で頭を悩ませることなく、インターネットを始められます。

特長②複雑な契約期間の縛りがない

インターネットの固定回線や、モバイルWi-Fiを契約するときは、契約期間の縛りがつきもの。それぞれ契約期間が2~3年あったり、一定期間を過ぎると自動更新したり、解約しにくい仕組みがあって複雑です。

けれども、SPACE Wi-Fiなら契約期間の縛りなく利用できます。そのため、短期間の利用も可能です。

最低利用期間はたった1か月間。たとえば、

  • 民泊事業で繁忙期と閑散期がある
  • 子供がスマホを使いすぎて速度制限がかかる、夏休み中だけ契約したい
  • 長期出張でパソコンを使うので外で通信できる環境が欲しい

など、数か月間の利用予定でも使えるのが良いところです。

他社で契約後に短期解約していたら、高額な解約金の請求があるはず。そう考えると、1か月間だけ続ければ、いつでも解約金なしに止められる、使い勝手が良いサービスだと言えます。

特長➂高速インターネットが使える

高速インターネットを使える点も特長の1つ。

SPACE Wi-Fiで使える端末である、Speed Wi-Fi NEXT04の場合、下り最大通信速度は440Mbpsです(利用環境によって、ここまで速度が出ない場合もあります)。YouTubeなどで動画を閲覧するのもサクサク快適に行えます。

そしてSPACE Wi-Fiで使える端末は、持ち運びできるモバイルWi-Fiルーターのタイプ。家の中で使うのはもちろん、外に持ち出して使うことも可能です。いつでもどこでも高速インターネット通信ができるのは、大きなメリットです。

SPACE Wi-Fiで使える端末とスペック

SPACE Wi-Fiでは、WiMAXの「Speed Wi-Fi NEXT04」か、Softbankの「Pocket WiFi 801Z」のどちらかの機種を使います。それぞれの端末スペックは以下のとおりです。

機種名 Speed Wi-Fi NEXT04 Pocket WiFi 801Z
キャリア WiMAX  Softbank 
メーカー HUAWEI  ZTE 
最大連続通信時間 約10.5時間  約10時間 
サイズ(幅×縦×厚さ) 約53×130×14.2mm  約71×71×14.2mm 
重さ 約140g  約 93g 
接続可能台数 10台 10台
下り最大通信速度 440Mbps
ハイスピードエリア:708Mbps
112.5Mbps

利用するエリアや環境にもよりますが、通信速度を重視するならSpeed Wi-Fi NEXT04のほうがいいでしょう。

ただし申し込み時点で、どちらの端末が送られてくるのかわからない仕組みになっています。もし、通信環境の都合で端末の希望があるなら、申し込み後にサポートセンターに連絡してみましょう。どちらの端末がいいか希望を聞いてくれます。

SPACE Wi-Fiサポートセンター

  • 電話:0120-546-573
  • メール:info@spacewifi.info

なお、申し込み前に、利用する場所がサービスエリアに対応しているのかを確認しておくとスムーズです。

SPACE Wi-Fiの3つのメリット

SPACE Wi-Fiには、どんなメリットがあるのでしょうか。3つのメリットについて以下で紹介していきます。

  • ①サポートセンターの対応が手厚い
  • ②支払い方法で口座振替を選べる
  • ➂あんしん端末補償で故障や紛失時に備えられる

具体的に見てみましょう。

①サポートセンターの対応が手厚い

もともと民泊向けのサービスなだけあって、「サポートが親切丁寧」と口コミなどで好評価です。外国人向けに英語と中国語でのサポートも行っています。電話だけではなく、メールの回答も親切です。

Wi-Fi設定や通信のトラブルはややこしくて、1人で解決するのはなかなか難しいもの。だからこそ、サポートセンターが親切・丁寧に教えてくれるのは嬉しいポイントです。

②支払い方法で口座振替を選べる

SPACE Wi-Fiでは、月々の料金の支払いに口座振替かクレジットカードを選択可能です。

他社Wi-Fiサービスでは、クレジットカード払いにしか対応していないところもあります。たとえば、クレジットカードを持っていない人や、カード払いに抵抗がある人であった場合、サービスに申し込みできないわけです。

もし、申し込みするときにクレジットカードがネックになっているなら、口座振替のできるSPACE Wi-Fiがおすすめです。

➂あんしん端末補償で故障や紛失時に備えられる

SPACE Wi-Fiでは、予期せぬ落下や水濡れ、紛失に備えられる「あんしん端末補償」があります。

SPACE Wi-Fiの端末はレンタルです。そのため、何も補償がない状態で万が一のトラブルがあると、40,000円(税抜)の弁償金が発生してしまいます。けれども、あんしん端末補償に入っていれば弁償金が10,000円(税抜)で済むのです。

補償を受けるには毎月500円(税抜)のオプション代金がかかります。これからどんなトラブルが起こるかわかりませんし、高額な弁償金の負担は避けたいものです。したがって、あんしん端末補償には入っておいたほうが良いでしょう。

SPACE Wi-Fiの3つのデメリット

とても魅力的でメリットも多いSPACE Wi-Fi。しかしデメリットになる部分もあります。そこで、以下の3つのデメリットについてもお伝えします。

  • ①通信は完全無制限ではない
  • ②端末が最新機種ではない
  • ➂解約の連絡後、サービスが終了するのは翌月末

検討するときの参考にしてみてください。

①通信は完全無制限ではない

SPACE Wi-Fiは、毎月の通信量に上限がない使い放題のサービスです。

しかし使い放題と言いつつも、完全に無制限とは言えない部分があります。なぜなら、使いすぎるユーザーに対して、速度制限をする仕組みがWiMAXとSoftbankにあるからです。

  • WiMAX:3日で10ギガを超えると6時間の速度制限
  • Softbank:1日で3ギガを超えると当日速度制限

完全に通信ができなくなるわけではありませんが、動画の再生開始が遅くなるなど不都合な点が出る場合があります。

このように細かく見ると、無制限に使い放題ではありません。使いはじめのうちは通信量を超えていないかチェックして、1日で自分がどれくらい使うのか把握すると良いでしょう。

②端末が最新機種ではない

SPACE Wi-Fiで提供される端末が、最新機種ではない点もデメリットの1つ。

Softbankの「Pocket WiFi 801Z」は、2019年4月8日発売で新しい機種です。一方のWiMAXの「Speed Wi-Fi NEXT04」は2017年2月17日発売で、スペックもひと昔前のものになります。

現在では、通信速度がもっと速い端末も発売されているのも事実。そのため、最新端末で、より高速な通信をしたいなら、SPACE Wi-Fiとは違うサービスのほうがいいかもしれません。

➂解約の連絡後、サービスが終了するのは翌月末

解約の連絡をしてもすぐに通信を止めることができません。実際に解約日となるのは、解約申請をした翌月末となります。

つまり、解約申請をしても当月の解約はできないため、次の月も料金が発生してしまうのです。あらかじめ解約する予定が決まっていれば、早めに連絡するようにしましょう。

また端末はレンタル品のため、解約したらSPACE Wi-Fiに返却する作業が必要です。もし解約月の翌月5日までに返送しなかった場合、さらに1ヵ月分の料金が発生します。解約申請をして終わりではありませんので、注意してください。

SPACE Wi-FiとGMOとくとくBBギガ放題プランとの料金比較

SPACE Wi-Fiと同じWiMAX回線でお得に使えると話題になっている、「GMOとくとくBBのギガ放題プラン」と料金を比較してみました。

表に記載の料金は2019年11月のもので、すべて税抜きです。

SPACE Wi-Fi GMOとくとくBBギガ放題プラン
月額料金 一律3,680円  1か月~2か月目:2,170円
 3か月~36ヶ月目:3,480円
契約期間 最低1か月  3年 
事務手数料 0円  3,000円 
端末代金 0円(レンタル)   0円
解約金  0円 12か月目まで:19000円
13~24か月目:14000円
25か月目以降:9500円 
GMOとくとくBBのギガ放題プランで契約したほうが、毎月の料金が安くなっています。しかし、契約期間は3年間たっぷりとあり、短期で解約すると高額な解約金が必要です。
さらに3年経っても自動更新になっているので、解約忘れがあるとまた3年が始まってしまうリスクもあります。
2つを比較してみると、短期での利用であればSPACE Wi-Fiがいかにお得であるかわかります。数か月間、もしくは1年程度の契約であれば、SPACE Wi-Fiを選んでおいたほうが得策です。

SPACE Wi-Fiは短期利用したい人におすすめ

SPACE Wi-Fiの特長やメリット・デメリット、料金の比較を見てきました。

契約の縛りや解約金がないので、短期使いにはぴったりなサービスです。デメリットになる点が納得できれば、使い勝手の良いモバイルWi-Fiとして利用できます。

ぜひSPACE Wi-Fiで快適なインターネットを楽しんでみてください。