フレッツ光とソフトバンク光の違いを比較!転用後の料金や速度は?乗り換え手続きや解約金、工事費についても

光回線・ルーター

ソフトバンク・ワイモバイルで携帯をお持ちの方には、セット割があるソフトバンク光の契約がおすすめです。

ソフトバンク光は0からの新規契約も可能ですが、現在フレッツ光を利用している方ならば転用という手続きで簡単に変更ができます。

今回はフレッツ光とソフトバンク光の違い、転用の手続き方法などについて解説していきます。

気になる解約金や工事費についても言及しますので、ぜひ最後までご覧ください。

ソフトバンク光とフレッツ光の違い

フレッツ光はNTTが提供する光回線を利用したインターネットサービスです。

ソフトバンク光はNTTの光回線をもとにした「コラボレーション光」のソフトバンク版。光回線などの設備はフレッツ光と同じものを利用していますが、ソフトバンク独自のサービスや割引を受けることができます。

速度の違い

ソフトバンク光とフレッツ光は、同じNTTが提供する光回線を提供しています。ですので、同じ場所で同等のプランを申し込んだ場合、基本的な速度に違いはありません。

フレッツ光からソフトバンク光に転用した場合も、基本的には同等の速度で利用できます。

ただし、転用を機にインターネットの周辺機器を変更した場合は、速度も変わる可能性があります。

料金の違い

ソフトバンク光とフレッツ光の料金は以下のとおりです。

フレッツ光 東日本
フレッツ光 西日本 ソフトバンク光
2年以内 3年目以降 2年以内 3年目以降
マンション  3,250円

+プロバイダ料金

 3,350円

+プロバイダ料金

 2,850円

+プロバイダ料金

2,680円

+プロバイダ料金

 3,800円(プロバイダ料金込み)
戸建て  5,000円

+プロバイダ料金

5,700円

+プロバイダ料金 

 4,300円

+プロバイダ料金

4,110円

+プロバイダ料金

 5,200円(プロバイダ料金込み)

※全て税抜き表示です。2年契約をいれた場合、最大速度1Gbpsのフラットプランで比較しました。フレッツ光のマンション料金はプラン2のものを掲載しています。

フレッツ光を契約する場合、NTTに払う基本料金以外にもプロバイダ料金が発生します。プロバイダは回線をネットにつなげる役割を担っており、これなしではインターネット利用はできません。

プロバイダは多くの会社が提供しており、料金も様々。一般的な金額は500円から1000円前後となります。

ソフトバンク光の場合、Yahoo!BBというプロバイダが基本料金に込みとなっており、それ以上の料金はかかりません。

NTT東日本は、2年の自動更新契約をいれることで2年間割引がはいります。NTT西日本は、2年の自動更新契約をいれることで2年間の割引、さらに3年目以降はより多くの割引を受けることができます。

総合的に考慮すると、東日本の場合ソフトバンク光が安くなるケースが、西日本の場合はフレッツ光が安くなるケースが多いかと思います。ただしその差は多くても500円程度。驚くような差にはなりません。

料金の決め手はおうち割光セット

インターネットのみで考えると、ソフトバンク光とフレッツ光の値段は数百円の差です。

ソフトバンク光に乗り換える料金的なメリットは、セットで携帯にはいる「おうち割光セット」に大きく左右されます。

おうち割光セットの料金は以下のとおりです。

ソフトバンク

対象プラン 毎月の割引額
基本プラン データ定額50GBプラス

ミニモンスター

 1,000円
通話基本プラン データプラン50GB+

データプランミニ

1,000円
スマ放題 データ定額5GB

データ定額20GB

データ定額50GB

 1,000円
  データ定額ミニ1GB

データ定額ミニ2GB

データ定額3Gケータイ

データ定額おてがるプラン専用

 500円

※その他のプランでも割引がはいる場合もあります。詳しくはコールセンターまたは店舗に確認してください。

ワイモバイル

  毎月の割引額
スマホプランS

スマホベーシックプランなど

500円 
スマホプランM

スマホプランR

700円 
スマホプランL 1,000円 

 

おうち割は家族最大10回線までいれることができます。回線数によっては、インターネットの値段以上の割引を受けることももちろん可能です。

ただしおうち割には指定のオプション(総額500円~)に入る必要があります。

そちらも考慮した上で、総合的にどちらが安いかを判断してください。

フレッツ光からソフトバンク光に乗り換えるなら

つづいては、乗り換えを決めた場合の手続き方法や注意点を解説します。

フレッツ光からなら転用手続きが簡単!

フレッツ光からソフトバンク光に乗り換えをするのなら、転用という手続きが簡単です。

転用手続きは

  1. 転用承諾番号を取得する
  2. ソフトバンク光に申し込む

のみで完了します。

転用承諾番号は、NTTのホームページ、または電話で簡単に取得ができます。契約者名や住所、連絡先などが必要になるので、契約書をお手元に準備しておくと便利です。

転用承諾番号取得先は下記の通りです。

ソフトバンク光への申込は、ネット・電話・店舗で可能です。

ネットの手続きは手軽ですが、ケアレスミスがあると自宅のネット環境に影響が出る可能性もあります。不安な方は、不明点を確認できる電話・店舗がおすすめです。

お得に申し込みたいという方は、キャッシュバックが貰えるソフトバンク光お申込みサイトがおすすめです。

プロバイダの解約も忘れずに

上述のとおり、ソフトバンク光にはプロバイダが込みとなっています。フレッツ光で契約していたプロバイダが不要の場合は、ソフトバンク光の開通後に解約手続きを行いましょう。

ただし、解約するとプロバイダが提供するアドレスなどが利用できなくなる場合があります。解約前にはプロバイダからなにが提供されているのか、よく確認をとってください。

電話番号はどうなる?

フレッツ光からソフトバンク光に転用をする際、固定電話の番号は基本的に引き継がれます。

ただし電話加入権をお持ちでない方に関しては、今後ソフトバンク光から他事業者に変更する際、番号が変わってしまう可能性もあります。

長期同じ番号を利用したい方は、電話加入権を購入しておくことをおすすめします。

モデムはどうなる?

フレッツ光を契約すると、NTTからモデムという四角い機器をレンタルすることとなります。このモデムは、信号を変換する重要な役割を担っています。

フレッツ光からソフトバンク光に転用する場合、このモデムはそのまま利用することとなります。返却や変更の必要はないので、安心してください。

残った工事費はどうなる?

フレッツ光を導入した際の工事費を分割で支払われている場合、その内容はそのままソフトバンク光に引き継がれます。

残りの工事費の請求についてもソフトバンクが行うこととなり、余分な金額等は発生しません。

フレッツ光からソフトバンク光の転用にかかる費用

つづいては転用にかかる費用面について確認していきましょう。

転用に工事費はかかる?

基本的に転用に工事費はかかりません。同じNTTの光ファイバーを使用するので、当然と言えば当然です。

ただし特殊なケースにあたる場合は、費用が発生します。

インターネットの工事費

フレッツの「光ネクスト」以外のプランからソフトバンク光に変更する場合、工事費が発生します。

工事費は以下のとおりです。

立ち合いあり  2,4000円
立ち合いなし  2,000円

※税抜き価格です。

ただしフレッツを契約している方の大半は「光ネクスト」を利用しているので、こちらに該当する場合は非常にまれです。

予想外の工事費が発生しないよう、念のため確認しておきましょう。

固定電話に関わる工事費

固定電話には昔ながらの電話線を利用する「アナログ電話」と、ネットの光回線を利用する「光電話」の2種類があります。

フレッツ光からソフトバンク光への転用にあたって、「アナログ電話」から「光電話」に切り替えを希望する方は、それに関わる工事費が発生します。

切り替えにかかる費用は以下のとおりです。

回線休止工事費 2,000 円
光電話の工事費 7,500~10,000円 

※税抜き価格です。

回線休止工事費は最後のアナログ電話の請求にあわせてNTTから、光電話の工事費についてはソフトバンクから、それぞれ請求されます。

「光電話」は維持費が「アナログ電話」より安くなります。ただし停電時使えなくなるデメリットもあるので、切り替えの際はよく検討しましょう。

解約金は発生する?

フレッツ光には2年の自動更新契約システムがあり、そちらをいれることで月額が安くなります。これは2年間に1か月のみ更新月を設定する契約であり、その月以外に解約すると7,000~10,000円(税抜き)の解約金が発生します。

ソフトバンク光への転用の際は、この解約金は発生しません

ただし2年契約の条件や期間はそのまま引き継がれ、ソフトバンク光では更新月以外の解約は9,500円(税抜き)かかります。

転用にかかる費用

上述のとおり、フレッツ光からソフトバンク光への転用については、特殊なパターンをのぞいて工事費・解約金共にかかりません。

それ以外にかかる金額は以下の2つです。

  • ソフトバンク光の申込手数料
  • プロバイダの解約料

ソフトバンク光の申込手数料は一律3,000円(税抜き)が、初回請求に上乗せされます。

またフレッツ光で利用していたプロバイダを解約する場合、解約料金がかかるケースがあります。解約料がかかるかどうか、また金額に関しては、プロバイダとの契約によって様々です。

あんしん乗り換えキャンペーンを活用する!

フレッツ光からソフトバンク光へ転用にともない、プロバイダの解約金が発生する場合は、「あんしん乗り換えキャンペーン」の利用がおすすめです。

「あんしん乗り換えキャンペーン」は、インターネットをソフトバンク光に変更した際の解約金をキャッシュバックするキャンペーン。

転用時のプロバイダの解約金もこちらでキャッシュバックが可能です。

キャッシュバックのタイミングは開通から約半年後。期間はあきますが、現金為替でキャッシュバックされるため実用性は非常に高いです。

証明書の提出が必須となるので、詳しい条件はキャンペーンの公式案内ページなどをご確認ください。

ソフトバンク光からフレッツ光に戻るには?

ソフトバンク光への転用完了後、フレッツ光に戻ることも可能です。

ただしフレッツ光に戻る際には、転用ではなく事業者変更という手続きになります。3,000円程度の手数料やソフトバンク光への解約金を払う必要があり、転用よりも金銭的なデメリットは大きくなります。

フレッツ光に戻る際には、かかる金額を把握した上で検討を進めてください。

ソフトバンク光への転用は変化が少なく料金メリットが大きい!

フレッツ光からソフトバンク光への転用は、モデムも電話番号も変わりません。工事も不要の場合が多く、手続きも比較的簡単です。

手数料など一時的な出費はありますが、おうち割を適用させれば一年以内で回収が可能でしょう。さらにプロバイダの解約金に関しては、キャンペーン適用でキャッシュバックされます。

ワイモバイル・ソフトバンクをご契約中の方には、特におすすめの手続きとなっています。現在フレッツを利用されている方は、ぜひソフトバンク光への転用をご検討ください。