Pixelシリーズは、ハードウェア・ソフトウェアともにGoogleが手がける、Google純正のスマートフォンです。そのPixelシリーズに、ファン待望の新機種Pixel4が追加となりました。
この記事では、Pixel3から進化したポイント、新機能から発売情報まで、Pixel4について詳しくご紹介していきます。
目次
Pixel4・Pixel4 XLのスペック
まずはPixel4の充実のスペックについてご紹介いたします。
機種名 | Pixel4 | Pixel4 XL |
発売日 | 2019年10月24日 | |
メーカー | ||
ディスプレイ | 5.7インチ 有機ELディスプレイ |
6.3インチ 有機ELディスプレイ |
サイズ(幅×縦×厚さ) | W68.8 ×H147.1 ×D8.2 mm | W75.1 ×H160.4 ×D8.2 mm |
重さ | 162g | 193g |
OS | Android10 | |
CPU | Snapdragon855 オクタコア | |
内臓メモリ | RAM:6GB ROM:64GB・128GB | |
外部メモリ | 非対応 | |
メインカメラ | デュアル 1200万画素×1600万画素 | |
サブ | 800万画素 | |
バッテリー容量 | 2800mAh | 3700mAh |
防水・防塵 | IP68 | |
生体認証 | 顔認証 | |
その他の機能 | Felica、ワイヤレス充電 |
Pixel4は、防水防塵・ワイヤレス充電対応、CPUもオクタコアと、ハイスペックなスマホになっています。画面も流行りの大きめサイズであり、5.7インチと6.3インチの2サイズ展開です。
Google純正らしく、OSは最新のAndroid10を出荷時に装備し、さらに3年間のアップデート保証がつきました。
Pixel3から変わらずSDカードには非対応ですが、日本向けの特別仕様として、Felica(おサイフケータイ)にも対応しています。
Pixel3からはここが進化!Pixel4の充実スペック
Pixel3は日本で初めて発売されたPixelシリーズであり、当時のハイエンド機種でした。その後発売されたPixel3aは、機能こそ削られたものの、Pixel3の約半額の値段が大きな魅力となりました。
Pixel4は、Pixel3の後継モデルであり、良さを引き継ぎながら進化をしたハイエンド機種です。
進化した一番のポイントは、4GBから6GBに増やされたRAMではないでしょうか。
RAMが増設されたことで、さらなる動きの良さが期待できます。CPUも高機能Snapdrogon855オクタコアを採用し、ゲーマーの方でも満足できるプレイが叶いそうです。
さらに出荷状態で最新OS、Android10を搭載し、顔認証にも対応しました。
Pixel3ではシングルだったカメラもデュアルになり、撮影の幅もますます広がっています。カメラについては機能紹介で詳しくふれますので、ぜひそちらもご覧ください。
Google純正はここが違う!他AndroidとPixel4の違いとは?
ソフトウェア・ハードウェア双方をGoogleが手がけるPixel4は、まさしくGoogle純正のスマホです。しかしGoogle純正であるということで、他Androidと一体何が違うのでしょうか?
一番にあげられるのは、ソフトウェアで極限まで価値を高めていくそのスタイルです。
通常のAndroidは、機械本体を各メーカーが、中身のソフトウェアをGoogleが提供しています。そんなソフトウェアに特化してきたGoogleが、初めてつくったスマートフォンがPixelシリーズなのです。
もちろんPixel4は機械本体のハード面でも優秀ですが、Googleの最も得意とする分野はその中身、ソフトウェアと言えるでしょう。
Pixel4においても、AI機能・Googleの最新機能など、ソフトウェア面の優秀さは群を抜いています。
自動調節で撮影される美しい写真も、アップデートの3年保証も、Pixel4だからこその特権と言えるでしょう。
また、本体と中身の連携による、スムーズな操作性も大きな魅力です。
Pixel4の機能
ハイエンド機種であるPixel4には、最新の魅力ある機能が多数搭載されています。ここでは4つにわけて、主なものをご紹介しましょう。
さらに進化した夜景モード
Pixelシリーズは、Pixel3の頃から、暗い場所での撮影には非常に便利な機種でした。特に夜景モードの美しさは別格であり、高い評価を受けています。
Pixel4においても、それを継承し進化した夜景モードが搭載されました。わずかな光でもしっかりと取り込み、さらにAIが撮影を自動でサポートします。
暗い場所でのスナップのみならず、Pixel4では、なんと星空も撮影が可能になりました。
数分間固定して撮影することで、美しい天の川も見たままに残すことができます。その実力は、一眼並みとも言えるでしょう。
デュアルカメラで基礎能力がアップ!
Pixel3でシングルだったカメラは、Pixel4でデュアルに進化しました。
カメラが2つに増えたことで、ズームとボケ機能が強化されています。ズームにおいては拡大しても荒れにくい写真を、ボケ機能においては撮影対象を際立たせる美しい写真を撮影できるようになりました。
さらに「よく撮影する人」というモードでは、よく撮影される被写体をPixel4が判別し、最適な瞬間を切り取ってくれます。
例えばお子様の集合写真などで、肝心の自分の子供が目をつぶっていた、なんていう経験はないでしょうか?
「よく撮影する人」モードなら、お子様の笑顔・ピントがあった瞬間を感知し、自動で素敵な写真を残すことができます。
バッテリーを効率的に節約
Pixel4では、バッテリーを割り当てる機能が追加されました。
よく使うアプリには多く、あまり使わないアプリには少ない電力が供給されます。これにより、ユーザーはより効率的にバッテリーを節約・利用することができるようになりました。
驚くべきは、これが自動調整だというところです。何も設定しなくても、Pixel4自体がバッテリーを配分してくれます。
まさにGoogleらしい、ハイレベルなソフトウェア機能と言えるでしょう。
日本では現在未対応!隠れた機能とは?
Pixel4には他にも、ボイスレコーダー・モーションセンスという機能が備わっています。
ボイスレコーダーは、話された言葉をそのまま文字に置き換えてくれる機能であり、オフラインでも利用ができます。
モーションセンスでは、スマホにジェスチャーで支持をだすことが可能になりました。手が汚れている際など、便利に利用できるでしょう。
しかしこの2つの機能、技術適合の関係で日本ではまだ未対応となっています。いずれ対応するという話もあるので、こちらも楽しみに待ちたいところです。
Pixel4の発売日・価格
最後に、気になるPixel4の発売日・価格情報をご紹介します。
Pixel4のラインナップ
Pixel4は5.7インチとPixel4 XLは6.3インチの2サイズ展開、本体ストレージは64GBと128GBから選択可能です。
カラーはPixel3の頃からのJust Black・Clearly Whiteにくわえて、新色Oh So Orangeを含めた3色展開となりました。
新色Oh So Orangeは派手すぎないオレンジ色であり、男女問わず手にしやすいカラーです。
Oh So Orangeは64GBのみの取り扱いとなるので、購入の際はご注意ください。
Pixel4の価格
Pixel4とPixel4 XLの価格は次の通りです。
機種 | Pixel4 | Pixel4 XL |
64GB | 89,980円 | 116,600円 |
128GB | 103,950円 | 128,700円 |
※2019年10月19日時点、Googleストアの販売価格です
Pixel4 XLは、画面サイズやバッテリーなどの分、若干割高な設定です。
廉価版であるPixel3aの約2倍の金額となりましたが、ハイエンドモデルとしては妥当な価格設定ではないでしょうか。
Pixel4の発売日と取り扱いキャリア
発売日は2019年10月24日となっており、日本のキャリアで取り扱うのはSoftBankのみです。
Pixel3・Pixel3aともに取り扱っていたdocomoは、今回は取り扱いをしないと発表しました。
法改正により端末値引きがしにくくなったこともあり、高価格機種の取り扱いを踏みとどまったものと言われています。
Google公式オンラインショップでSIMフリー機種を販売されるので、docomo・auの方はそちらでの購入がおすすめです。
Googleの魅力を満喫!Pixel4で最新の体験を
Pixel4は、Pixel3を進化させ、Googleの最新の魅力を詰め込んだハイエンド機種です。
圧巻の夜景モードやAIがおりなす機能の数々は、ユーザーにわくわくするような体験を与えてくれることでしょう。
今後のソフトウェアアップデートにも期待がかかります。
今まで他Androidを愛用してきた方にも手をのばしていただきたい、特徴的かつ魅力的なAndroidと言えるのではないでしょうか。
気になった方はぜひ購入を検討してみてください。
source:Google Pixel 4|ソフトバンク