2万円台で購入できる、超激安スマホとして注目を集めているGalaxy A20(ギャラクシー エートゥエンティ)。
これまで大手キャリアで本体を購入しようとすると、最低でも3万円以上はかかりました。しかも、料金プランと端末代金が切り離された「分離プラン」も始まっているので、ますます本体価格が高くなる傾向にあります。
そんな中、2万円台で購入できるスマホですから、注目しないわけにはいきません。Galaxy A20とは一体どんな機種なのか気になるところです。
そこでGalaxy A20の特長や端末価格について調べてみました。そして気になるスペックをGalaxy A30と比較しながらご紹介します。
なるべく安いスマホが欲しい人や、Galaxy A20のスペックで大丈夫なのか心配な人のお役に立てる内容です。Galaxy A20を検討するときの参考にしてみてください。
目次
Galaxy A20の3つの特長
Galaxy A20(ギャラクシーエートゥエンティ)にはどんな特長があるのでしょうか。以下に3つの特長を挙げてみました。
- 初めてスマホを使う人でも簡単で使いやすい
- 通信料不要でFMラジオが聴ける
- 3000mAhのバッテリー容量で電池が長持ち
それぞれの内容を見てみましょう。
特長①初めてスマホを使う人でも簡単で使いやすい
スマホの操作がよくわからないと、使っていけるのか不安になってしまうもの。特に新規でスマホを持つ人や、ガラケーから切り替える人からしたら、未知の機械のように思えてしまうかもしれません。
しかし、そんなあなたでも安心。Galaxy A20には、初めてスマホを持つ人にも使いやすい機能が備わっています。
たとえば、画面のアイコンマークを大きく表示できる「かんたんモード」という機能。使いたいアプリだけを大きく表示できるので、細かい操作をして目的のアプリを探す手間が省けます。
そして、よく電話をかける人の電話帳を画面に貼り付けておきましょう。電話をしたいときにその都度探さなくて良いので便利です。
Galaxy A20は5.8インチの大画面。画面も見やすく、使い方もシンプルでわかりやすい設計です。
さらに本体の側面にはストラップホール付き。ガラケーのときのように首からぶら下げておきたい、お孫さんからもらったキーホルダーを付けておきたい人にピッタリです。
特長②通信料不要でFMラジオが聴ける
Galaxy A20でFMラジオが聴けるようになります。
これまでスマホでラジオを聞こうとすると、アプリを経由するため通信料がかかってしまうのがデメリットでした。通信料がかかると、代金が気になって長く聴けないなんてことも。
しかしGalaxy A20なら安心。どれだけ長くラジオを聴いても通信料はかかりません。
普段遣いとしてラジオを聴くのもOKです。そして災害時の備えとしても活用できるので、持っていると安心できます。
ラジオを聴くには、電源の入っているGalaxy A20と、別売のイヤホンケーブルが必要です。スマホを使ってラジオを聴きたい人は、本体を購入するときと一緒にイヤホンケーブルも準備しておきましょう。
特長➂3000mAhのバッテリー容量で電池が長持ち
Galaxy A20には3000mAhの大容量バッテリーが搭載されています。
メーカーのサムスンによると5日ほどは電池が持つ設計です。もし、スマホの使い方がほとんど待ち受け状態で、ときどきメールをやり取りする程度であれば、5日ほど電池が持つ可能性はあります。
ただし、どのようにスマホを使っていくかによって電池の減りは変わってきますので、すべての人に必ず5日の電池持ちが実現するわけではない点に注意が必要です。
これだけ大きなバッテリーが入っていれば、こまめに充電する必要はありません。お出かけするときなどに、途中で電池切れになってしまうこともなく安心です。
Galaxy A20の販売キャリアと発売日
Galaxy A20はdocomoとau、UQmobileから発売されます。それぞれの型番と発売日は以下の通りです。
型番 | 発売日 | |
docomo | SC-02M | 2019年11月1日 |
au | SCV46 | 2019年10月25日 |
UQmobile | Galaxy A20 | 11月中旬 |
ドコモとauからはすでに販売が開始されています。
UQmobileに関しては、2019年11月11日現在、発売日がまだ確定していません。11月中旬発売ですので、もうしばらくしたら発表される可能性が高いです。
Galaxy A20の端末価格
2万円台で購入できるGalaxy A20。具体的な端末価格はどうなっているのでしょうか。
それぞれ調べてみたら、少しだけ価格に違いがあることがわかりました。以下の表で確認してみましょう。
なお、ここで紹介するのは、2019年11月現在の各社オンラインショップの価格です。店頭での購入価格とは違う可能性がありますので、比較検討の目安にしてください。
分割(税込) | 総額(税込) | |
docomo | 月額594円×36回 | 21,384円 |
au | 月額720円×36回 | 25,920円 |
UQmobile | 未発表 | 2万円台になる見通し |
同じGalaxy A20でありながら、docomoのほうが4,536円安い価格になっています。
もし、キャリアの乗り換えと同時にGalaxy A20を買うならdocomoで買うとお得です。
UQmobileの価格は未発表ですが、同じく2万円台になる可能性が高いと噂されています。
またGalaxy A20は、docomoの「スマホおかえしプログラム」、auの「アップグレードプログラムNX」には対応していません。2年間使って本体を返却しても、分割残金の免除はない機種となっています。
Galaxy A20のスペックをGalaxy A30と比較
「価格が安いとスペックも低くなるのでは?」と感じてしまうもの。そんなGalaxy A20のスペックはどうなっているのでしょうか。
そこで、Galaxy A20の詳細スペックを紹介していきます。そして2019年の夏に発売された上位機種、Galaxy A30のスペックとも比較してみました。auとUQmobileで販売している機種ですので、比較してみてください。
機種名 | Galaxy A20 | Galaxy A30 |
発売日 | 2019年10月25日(auの場合) | 2019年6月6日発売 (auの場合) |
メーカー | サムスン電子株式会社 | サムスン電子株式会社 |
最大通信速度(受信/送信) | 225Mbps/50Mbps(auの場合) | 260Mbps/50Mbps (auの場合) |
ディスプレイ | 5.8インチ HD+/TFT | 約6.4インチ 有機EL(Super AMOLED) |
サイズ(幅×縦×厚さ) | 約71× 約150× 約8.1㎜ | 約75×約160×約8㎜ |
重さ | 約151g | 176g |
OS | Android9 | Android9 Pie |
CPU | Exynos 7884B 1.6GHz/2+1.35GHz/6 | 1.8GHz/2+1.6GHz/6 |
内臓メモリ | RAM:3GB ROM:32GB | RAM:4GB ROM:64GB |
外部メモリ | microSDXC 512GB | microSDXC 512GB |
メインカメラ | 約800万画素 | デュアル約1,300万画素+約500万画素 |
サブ | 約500万画素 | 約800万画素 |
バッテリー容量 | 3000mAh | 3,900mAh |
防水・防塵 | IPX5/8 IP6X | IPX5/8 IP6X |
その他の機能 | おサイフケータイ | おサイフケータイ |
カラーバリエーション | レッド・ホワイト・ブラック | ブルー・ブラック・レッド・ホワイト |
価格 | 25,920円 (auの場合) | 43,200円(auの場合) |
こうして比較してみると、さすがGalaxy A30といった印象。中級から上級者向けのスマホなだけあって、各スペックがGalaxy A20よりも優れています。
もちろん、Galaxy A20は初心者向けのスマホですので、スペック面では劣ります。そのため、
- 利用頻度が少ない
- 家族との電話用
- メールやLINEが少しできれば良い
などの人におすすめのスマホです。
しかし、検討するときには「本当にこのスペックで良いのか」を少しだけ考えてみてください。
価格では、どのスマホよりもお得感があるのは事実。けれども2年、3年使っていく中で、動作が遅くなるとか、写真やアプリが保存できないなどの問題が出てくる可能性も考えられます。
長い目で見て、同じスマホを使っていけるのかという視点で見ると、スマホの選び方も変わってくるはずです。
またGalaxy A20のメインカメラは800万画素。思い出の写真をキレイに残していきたいなら、物足りない写り方になってしまうでしょう。
やはりスマホのカメラを使って写真を撮るなら、最低1,000万画素はほしいところです。
Galaxy A30に限らず、Galaxy A20よりもスペックが上の機種はあります。予算が許すなら、ワンランク上のスマホも検討してみるのがおすすめです。
安さだけではなく性能面も検討して、あなたの使い方に合ったスマホを選んでみましょう。
お手頃価格で本体を購入するならGalaxy A20がおすすめ
Galaxy A20は超お手頃価格で購入できるスマホ。どちらかというと多くの機能はいらない、初心者向けのスマホとなっています。
スマホデビューの人や、とにかく安く本体を購入したい人におすすめの機種です。
ただし価格が抑えられている分、スペックも最低限。
価格だけではなく、スマホを使う上で必要な性能も確認して購入しましょう。