ドコモのキッズケータイSH-03MとF-03Jのスペックを比較。特長や進化したポイントは?

機種・料金

ドコモの冬春モデルで新しいキッズケータイが発表されました。現行モデルのF-03Jは2017年3月の発売でしたので、実に約3年ぶりの新機種です。そんな新しいキッズケータイ SH-03Mは、どんな進化を遂げているのでしょうか。

画面のタッチ操作ができるようになるなど、今までになかった機能が満載です。今、キッズケータイの購入を検討しているなら、新モデルが出るのを待ってみるのもいいかもしれません。

当記事では、キッズケータイ SH-03Mの特長、発売日と価格、現行機種F-03Jとのスペック比較、毎月の基本料金について紹介していきます。

さらに、キッズケータイ SH-03MでLINEが使えるのかどうかも、ドコモのコールセンターに確認をしてみました。それでは細かく内容を紹介していきます。

キッズケータイSH-03Mの4つの特長

キッズケータイ SH-03Mには、どんな特長があるのでしょうか。これまでのキッズケータイにはなかった機能が盛りだくさんです。

たくさんある新しい機能の中から、今回は4つの特長を挙げてみました。

  • 「おかえり通知」や「みまもりアラート」など親子で安心できる機能満載
  • 3.4インチの画面にタッチパネルを搭載
  • 子どもの成長に合わせて設定変更ができる
  • 汚れたらハンドソープで洗えていつでも清潔を保てる

それぞれ詳細を見ていきましょう。

「おかえり通知」や「みまもりアラート」など親子で安心できる機能満載

共働きの家庭だと、留守中に子どもが学校から帰宅しているか心配になるものです。

そしてお出かけのときに、子どもだけで目の届かないところへ行ってしまうなんてことも・・・

そこで役立つのが「おかえり通知」と「みまもりアラート」の機能です。

まず「おかえり通知」は、子供が帰宅したら保護者のスマホにショートメールでお知らせを入れてくれる機能です。

キッズケータイ SH-03Mが、自宅にあるBluetooth信号発信機やWi-Fiに接続されることで、お知らせが可能になります。

おかえり通知があれば、「学校から帰宅したんだな」と職場からでも確認できるので安心です。

次に「みまもりアラート」は、子どもが見守り範囲から外へ出たときに、キッズケータイと保護者のスマホに通知が入ります。

この機能を使うと、

  • 公園で少し目を離した隙に、見えないところまで行ってしまった
  • 一緒にお買い物に行って、はぐれてしまった

など、お互いにそこまで離れていないうちに通知が来るので安心です。

キッズケータイ SH-03Mがあれば、どこに行ったかわからずに探しまわったり、迷子になったりすることも少なくなるでしょう。

みまもりアラートは、1台のスマホから5台までのキッズケータイを同時に監視できるので、子どもの人数が多くても対応できます。

そして1台のキッズケータイを2台のスマホから同時に監視可能です。

そのため、お父さんとお母さんの両方のスマホから見守りができて、より安心につながります。

さらに、これまでもおなじみになっていた機能も引き継いでいます。

  • 防犯ブザーが鳴ると、指定した連絡先に発信し位置情報を通知
  • 電話を発信・受信できるのは登録された番号のみ
  • 本体の設定変更は暗証番号が必要

など、安心して使える機能がたくさん。

連絡手段としてだけでなく、子どもの安全を守るために、キッズケータイ SH-03Mが役立ちます。

3.4インチの画面にタッチパネルを搭載

キッズケータイ SH-03Mの画面にタッチパネルが搭載されました。

これが旧機種から進化した最大のポイントです。

タッチパネル操作ができることで、まるでスマホのように使えます。

文字のフリック入力も可能です。

これまでのキッズケータイは、中央にあるカーソルキーでの操作が中心でした。

しかし親世代の私たちがスマートフォンを持っていることもあって、子供たちもタッチパネル操作には慣れています。

ですので、ガラケーのような使い方をする旧機種よりも、直感的で使いやすいです。

操作を覚えるのは子どものほうが早いですので、すぐに慣れて使いこなせるでしょう。

画面サイズは3.4インチです。

子どもでも持ちやすい大きさの本体に仕上がっています。

子どもの成長に合わせて設定変更ができる

これまでのキッズケータイと同様に、本体の設定変更をするには、保護者が決めた暗証番号が必要になります。

しかし小学校高学年にもなれば、自分で管理して設定できる子も多くなってきます。

キッズケータイ SH-03Mは子どもの成長に合わせて、自身で機能を使えるように設定の変更ができるのです。

たとえば、

  • 自分で電話帳を登録する
  • 朝起きる時間にアラームをセットする
  • 塾の予定をスケジュールに入れる

など、自分で機能を使うことで自立への一歩をうながせます。

さらに漢字変換機能も進化しました。

表示される漢字が、学年が上がるとともに増えていきます。

小学校1年生のときは、ひらがなが多め、6年生になると大人の感覚に近い変換になります。

学年に合わせているので、習っていない漢字があって読めないとか、ひらがなばかりで子供っぽさを感じることもありません。

 

汚れたらハンドソープで洗えていつでも清潔を保てる

キッズケータイ SH-03Mは、本体を丸ごとハンドソープで洗えます。

子どもに本体を持たせていると、いつの間にか汚れてしまうものです。

しかしキッズケータイ SH-03Mなら、防水機能が付いているので、水道でジャブジャブ洗っても大丈夫。

洗剤を使って洗うときは、国内製の家庭用泡ハンドソープを使ってください。

子どもが使うものですので、きれいな状態で持たせられることも安心につながります。

定期的に洗って清潔を保っていきましょう。

キッズケータイSH-03Mの発売日

キッズケータイ SH-03Mは今冬発売予定です。

今、キッズケータイを買おうか迷っているなら、もう少し先まで待ってみてもいいかもしれません。

キッズケータイSH-03Mの価格

キッズケータイ SH-03Mの詳細な価格は、まだ発表されていません。

これまでの傾向だと1万円前後で発売されていましたが、今回はタッチパネルも搭載されるなど、スペックや機能も進化しています。

もしかしたらもう少し高くなるかもしれません。

キッズケータイSH-03Mのスペックを旧機種F-03Jと比較

SH-03M

SH-03M

F-03J

F-03J

これから発売されるSH-03Mと、現行でも販売されているF-03Jのスペックを比較してみました。

一目でわかるように表にまとめたので、どちらの機種にするか参考にしてみてください。

機種名 SH-03M F-03J
メーカー シャープ  富士通 
ディスプレイ  約3.4インチ Quarter HD 約2.0インチ 
サイズ(幅×縦×厚さ) 未確定(2019年10月現在)  約49×約91×16.8㎜
重さ 未確定

(2019年10月現在) 

80g 
最大通信速度(上り/下り) 150Mbps/50Mbps 通信機能なし
バッテリー容量 1200mAh

(2019年10月現在、変更の可能性あり)

内臓電池

1000mAh

取り外し可能

カメラ
防水・防塵 IPX5/8 IP6X IPX5/8 IP6X
Wi-Fi b/g/n (Wi-Fi4)
Bluetooth 4.2 
カラーバリエーション イエロー・ブルー・ピンク イエロー・ブルー・ピンク

 

キッズケータイ SH-03Mは、まだ開発中のためサイズや重さは未確定になっています。

けれども写真で確認すると、旧機種F-03Jのひとまわり大きいサイズに収まりそうです。

カラーバリエーションは、イエロー・ブルー・ピンクの3色で変わりありませんが、キッズケータイ SH-03Mの方がシックで大人っぽい印象のカラーになっています。

これであれば、「見た目のデザインが子どもっぽくて持ちたくない」という小学校中学年~高学年の子どもでも、違和感なく持てるカラーです。

本体のデザインだけでは物足りず、もっと可愛らしい印象にしたいのであれば、docomo selectからケースセットが8種類発売されます。

中には人気キャラクターとのコラボデザインのケースも登場する予定です。

セットの中身には、ケース、保護フィルム、ストラップが入っています。

本体が落ち着いたデザインになった分、ケースで気分を変えてみましょう。

発売日以降にドコモショップやオンラインショップで購入が可能です。

キッズケータイSH-03MはLINEが使える?

キッズケータイ SH-03MでLINEが使えるかどうかは、2019年10月時点で定かではありません。

ドコモのコールセンターにも確認しましたが、まだスペックが確定しておらず、ドコモにも正確な情報が届いていないとのことでした。

もしLINEが使えるならば、スマホを持つ親からするとより便利になります。

しかし、あくまでもキッズケータイであることから、安全面を考慮して搭載しない可能性は十分に考えられます。

現状では何もわかりませんので、続報に期待しましょう。

キッズケータイSH-03Mの料金

新しい料金プランが出なければ、「キッズケータイプラン」が適用されます。

キッズケータイプランは、毎月税抜500円で利用可能です。

さらにファミリー割引に入っている人との通話は無料。

メインで電話をするのが家族なら、500円以上の料金はほとんどかからないでしょう。

ただし、以下の条件がありますので注意が必要です。

  • 利用する子どもが12歳以下であること
  • 代表回線がキッズケータイプラン以外であること

親の回線がキッズケータイプランでなければ、スマホでもガラケーでもOKです。

これからキッズケータイを持ったとしても、毎月ワンコインしかかかりません。

そこまで大きな負担にはなりませんので、お子様に持たせてみてはいかがでしょうか。

キッズケータイSH-03Mは小学校低学年から高学年まで長く使える

キッズケータイ SH-03Mの詳細について見てきました。

今までのちょっと子供っぽいキッズケータイとは違い、SH-03Mはタッチパネルが搭載されてスマホに近い使い心地になっています。

さらに機能も成長に合わせて随時変更ができるようになりました。

SH-03Mなら、高学年になるにつれて「持つのが恥ずかしい」と感じることも少なくなるでしょう。

当記事を読んでくださったお父さん、お母さんが「子どもにスマホを持たせるのはまだ早い」と感じているなら、キッズケータイ SH-03Mのほうが機能が限られていて安心です。

小学校低学年から高学年まで、長い間使える1台です。

キッズケータイを使って子どもの安全を守っていきましょう。

source:キッズケータイSH-03M│ドコモ