auのSpeed Wi-Fi Home L02の料金とスペック。固定回線との違いやメリットは?

光回線・ルーター

新生活の季節が近づき、引っ越しなどで自宅環境が大きく変わる人もいるのではないでしょうか。新しい環境に向けてスマホを新しく購入したり、家具や家電を買い換える人もいるでしょう。

しかし、引越しなどで自宅環境が大きく変わってしまう際に、現代で必要不可欠になってきているのが、自宅のインターネット環境といっても過言ではないと思います。

この記事では、2019年1月25日に新モデルが販売開始となった「Speed Wi-Fi Home L02(hws33)」の紹介をしながら、インターネット回線で悩んでいる方の助けに少しでもなれたらと思います。

「Speed Wi-Fi Home L02」のスペック

カラー ホワイト
サイズ/重量 約 高さ178x幅93x奥行93mm / 約436g
対応OS Windows 7/8.1/10
Mac OS X v10.9/v10.10/v10.11/v10.12/
v10.13/v10.14
最大通信速度※1 受信最大速度1,237Mbps ※2 / 送信最大75Mbps
Wi-Fi規格 IEEE802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz / 5GHz対応)
テザリング台数 最大40台 (2.4GHz、5GHz各20台まで)
有線LAN 10BASE-T、100BASE-TX、1000BASE-T
(ギガビット対応)/2ポート
簡単接続 WPS、QRコード
付属品 ACアダプタ、Ethernetケーブル(試供品)

※1 : 最大通信速度は通信規格やエリア等により異なります。最新エリアなど、
詳細はauホームページにてご確認ください。

※2 : ハイスピードプラスエリアモード(有料)利用時
公式ホームページより。

Wi-Fi規格も最新のIEEE802.11acに対応しており、接続台数も一般的なポケットWi-Fiが10台前後であるのに比べ最大40台と、高出力の端末と言えるスペックでしょう。

「Speed Wi-Fi Home L02」の特徴

ここでは、「Speed Wi-Fi Home L02」の特徴について紹介していきます。最大の特徴はこの端末は自宅に引く固定の光回線とは違い、工事が一切不要という点です。

なので、申し込んでから実際にWi-Fi接続ができるようになるまでの時間やや工賃などが不要になります。これは、特に色々な出費が重なる新生活において助かる人もいるのではないでしょうか。

また、auで販売されているからこその利点というのがあります。それは、2種類の電波を利用できるという点です。このホームルータはauの4G LTE通信を利用できるだけでなく、UQ WiMAXのWiMAX 2+の電波を受信することができるのです。

このWiMAX 2+の電波なのですが通信の上限はないのです。直近3日間で10GBを超えた場合には、翌日まで通信速度に制限がかかってしまいますが、それにかからなければずっと快適な通信速度でインターネット通信を利用できます。

さらに、このWiMAX 2+の電波のみを利用する「ハイスピードモード」と、auの4G LTEの電波も同時に使用する「ハイスピードプラスエリアモード」を切り替えて使用できます。その切り替え方法もホームルータ本体のボタン1つで行えるので簡単です。

なので、自宅エリアがWiMAX 2+の電波がエリア外である場合や電波が弱く繋がりにくい場合には「ハイスピードプラスエリアモード」に切り替えて4G LTE通信で通信を補うことができます。

4G LTE通信は契約内容によって別途オプション費用がかかったり、通信上限があるので注意が必要ではありますが、モードを切り替えることでの通信の安定性の向上や利用地域の広さは、ユーザにとって便利であると言えるでしょう。

他にも新モデルだからこそ追加された特徴がいくつかありますので、ご紹介いたします。

高画質動画も快適に楽しめるギガビット通信対応

前述したようにコンセントに繋げればすぐに高速インターネットアクセスが可能になる本端末ですが、LANケーブルを接続して通信した場合に、4Kなどの高画質動画も快適に楽しめるようになりました。

動画配信サービスも画質が高品質になっている分、通信回線が貧弱だとその魅力や楽しさを全て味わえない場合がありますが、これならお使いのPCとLANケーブルで接続すればしっかり楽しめます。

360度全方位カバーしてくれる4本の高感度アンテナ

この「Speed Wi-Fi Home L02」は、何も工事などがいらない分、飛んでいる電波を捕まえて、本体から電波を飛ばすというポケットWi-Fiと同じ原理でインターネット通信を行います。なので、この本体自体がちゃんと電波を捕まえてくれないと、安定したインターネット通信を利用できないのです。

そこでこの「Speed Wi-Fi Home L02」に新たに追加された特徴として、4本の高感度アンテナを4方向に配置し、360度全方位をカバーすることで、電波をしっかりキャッチしてくれます。これにより、安定したインターネット通信を利用できます。

Wi-Fi TXビームフォーミング対応

なかなか聞き慣れない言葉だとは思いますが、この「Wi-Fi TXビームフォーミング」という機能を搭載することで、スマホなどの接続している機器の位置をホームルータが検知し、その端末を狙って電波を送信してするので通信の安定性が向上しています。

以上の3点が「Speed Wi-Fi Home L02」に新しく追加された特徴的な機能です。
前モデルよりも特に通信品質の向上や安定性の向上がされているので、利用者の快適な通信環境の構築にとても役に立つ端末であると思います。

Speed Wi-Fi Home L02の料金プラン・契約について

ここまでで、主だった機能や特徴についてはお話をしてきましたので、ここからはそれがどのくらいの費用で利用できるのかをご紹介したいと思います。

基本的な月額使用料金は、
WiMAX 2+ フラット for HOME (2年契約適用時) : 4,880円
ただ、初月から25ヶ月間は500円/月の割引が入りますので、4,380円/月です。
注意点として、ハイスピードプラスエリアモードを利用すると、当月のみ1,005円/月のオプション利用料がかかります。

契約は2年単位の自動更新なので、スマホなどの契約と同じ形ですね。更新月以外の解約には、契約解除料9500円がかかってしまいますので、注意が必要です。

これを見ると、一月に約5000円弱なので固定のインターネット回線の月々の利用料金とはほぼかわらないコストですね。ただ契約の手軽さやコンセントが接続できれば利用できるという利便性を考えると、ユーザの利用状況に柔軟に対応できるという点は優れていると思います。

また、このホームルータはauの割引サービスである「auスマートバリュー」の対象契約でもあります。これにより、スマホとセットで契約すればスマホ利用料金に割引が入りますので、その割引額によっては固定のインターネット回線を契約するよりもスマホも合わせた通信費全体のコスト削減になるかもしれません。

固定のインターネット回線との比較、それぞれのメリットについて

最後に「Speed Wi-Fi Home L02」と固定のインターネット回線との違い、双方のメリットについてお話をしたいと思います。この点については、ご自身の生活においてどの程度の通信が必要なのかによって大きく変わってくると思いますので、参考になればと思います。

「Speed Wi-Fi Home L02」のメリット

・工事が必要ない
・エリア内かつコンセントが接続できれば、自宅以外の場所でも利用可能になる
・条件が整えば、スマホを含めた通信費全体のコストダウンになる

工事が不要なので、すぐに設置して利用できる点が最大の魅力と考えます。また、短いスパンで引っ越したりしなければならない場合でも、そのまま持ち運んで利用できるのでいちいち解約等しなくても良いのは利点と言えるでしょう。さらにauスマホ利用者であればスマホ料金も割引となりますし、工賃も不要なのでトータルコストで言えば固定回線を下回る場合があります。

固定回線のメリット

・通信上限がない
・光電話やTVなどの複合的なサービスが受けられる
・環境に左右されにくい
・「Speed Wi-Fi Home L02」よりも大容量の通信が可能になる場合がある

工事の手間などがあるので、申し込みをしてから利用できるまでに時間がかかってしまう点はありますが、「Speed Wi-Fi Home L02」よりも多く通信が必要な方や自宅を引っ越す可能性が低い方は固定回線を引くのが向いている場合があります。特にTVなどのサービスも合わせて利用したい方やPCや家庭用ゲームで通信がたくさん必要だという方には固定回線の方が良いと思います。その分コストがかかる場合がありますが、ご自身にとっての必要経費だと思うのであれば仕方ないでしょう。

最後に

「Speed Wi-Fi Home L02」の機能や料金、固定回線との違いについてお話をさせていただきました。何度もお伝えしたように、最大の魅力は固定回線よりも手軽だという点ですね。新生活での充実した通信環境の構築のため、ご一考いただければ幸いです。

Source:Speed Wi-Fi HOME L02|au