楽天モバイル(UN-LIMIT)とmineoを比較!有利に使えるのはどっち?乗り換え方法も解説

機種・料金

楽天モバイルが新しく提供している「Rakuten UN-LIMIT」が話題です。

MNOサービスでありながら、格安スマホに負けないくらいの月額料金で無制限の通信ができるのですから、比較検討している人もいるのではないでしょうか。

そこで当記事では、楽天モバイル(MNO)のUN-LIMITとmineoの比較をしてみました。料金プランやエリア、通信速度など徹底解説していきます。

2つを比較して、有利に利用できるのがどちらなのかわかりますよ。

さらに申し込み方法や乗り換えする方法も触れていきますので、スムーズに楽天モバイルを使い始められます。

Rakuten UN-LIMITとmineoを比較検討している人、mineoから楽天モバイルに乗り換えたい人のお役に立てたら幸いです。

楽天モバイルUN-LIMITとmineoの料金プランを比較

楽天モバイルのUN-LIMITとmineoの料金プランはどちらが安いのでしょうか。

mineoには、たくさんの料金プランがありますが、UN-LIMITと比較するために「デュアルタイプ6GB」を例に挙げてみました。

デュアルタイプ6GBをピックアップしたのは、音声通話とデータ通信ができることと、UN-LIMITではパートナーエリアでの通信が5GBに制限されるからです。

mineoには5GBプランはないため、もっとも近い6GBを選択しました。

なお、解説する料金はすべて税抜きです。

プラン名 月額料金 月間データ容量 通話料
Rakuten UN-LIMIT 2,980円 楽天回線エリア:無制限
パートナーエリア:5GB
楽天リンクアプリで国内通話かけ放題
アプリを利用しない場合、30秒20円
Aプラン 2,190円 6G 30秒20円
Dプラン 2,280円
Sプラン 2,630円

Aプラン、Dプラン、Sプランはキャリアの頭文字です。mineoでは、au・ドコモ・ソフトバンクから選択した回線で通信がおこなえます。

プランが豊富なのはmineo

mineoは自分に合ったタイプのプランと、回線を選べるのが特長です。

  • 音声通話とデータ通信ができる「デュアルタイプ」
  • データ通信のみの「シングルタイプ」
  • 混雑する時間帯はあまり通信しない人向けの「エココース」
  • 回線の状況を確認できる「お試し200MBコース」

毎月のデータ容量も500MB~30GBと幅広く用意されています。これだけの数のプランと容量が用意されていれば、あなたの使い方に合うプランもきっと見つかるはずです。

一方の楽天モバイルのUN-LIMITのプランは1つのみです。選択肢がないため迷う必要がありませんが、自分の使い方に合ったプランになっているかは見極めなくてはなりません。

料金の安さならmineoだが通話の多い人は注意

単純に月額料金で比較するとmineoのほうが安いです。

しかし、mineoは通話し放題ではなく、かけた分だけ料金がかかる仕組み。30秒あたり20円ずつ加算されます。

オプションで「mineoでんわ10分かけ放題」が850円で使えますが、かけ放題になるのはたったの10分間だけです。さらに、オプションを付けると月額料金はRakuten UN-LIMITより高くなります。

したがって、通話が多くなく、通信が6GB以内でおさまるならmineoがおすすめです。データ通信が6GBより少ない場合は、3GBプランにするともっと料金は抑えられますよ。

楽天回線エリアが利用できるなら迷わずRakuten UN-LIMITを選択

楽天モバイルのUN-LIMITは、楽天回線エリア内なら無制限で使えるのが特長。月額2,980円で無制限の通信ができるのは大きなメリットです。

さらに Rakuten Linkアプリで国内通話がかけ放題で利用できます。楽天回線エリア内で十分に使える人や、通話が多くなる人はUN-LIMITのほうがお得です。

楽天モバイルのエリアは、公式サイトにて確認できるのでチェックしておきましょう。

楽天モバイルとmineoのエリアを比較

mineoは格安スマホのため、大手キャリアから回線を借りて通信をしています。au・ドコモ・ソフトバンクの幅広いエリアを使って通信できるのがメリットです。

一方の楽天モバイルは、新しくサービスが開始されてから間もないこともあって、自社で提供している楽天回線エリアは広くありません

2020年5月現在、楽天回線エリアは主要都市部が中心になっていて、地方ではまだ対応していない地域が多いのが現状です。

つまり、Rakuten UN-LIMITを使って無制限通信を楽しめるのは、ごくわずかの人のみになってしまいます。

楽天回線エリアとmineoの回線を比較したら、mineoのほうがエリアは広いです。ただ、Rakuten UN-LIMITのパートナーエリアでもauが使えるので、エリアに大差はないと言っても良いでしょう。

楽天モバイルとmineoの速度を比較

mineoは大手キャリアの回線を借りて通信しているとはいえ、キャリアほどの通信速度は出ません。それは回線の通信速度に制限が設けられているからです。

そのため、通信が混雑する時間帯は、速度が遅くなってしまうのがデメリットと言えます。

以下に、楽天モバイルとmineoの通信速度についての口コミをいくつか挙げてみました。

楽天モバイルはキャリアになっただけあって、通信速度は格安スマホと比べて早くなっています。通信速度を重視したり、混雑の時間帯を気にせず使ったりするならRakuten UN-LIMITが良いでしょう。

速度制限の対応は?

楽天モバイルの楽天回線エリアの場合、無制限で通信できるようになっています。

しかし、口コミを見ると1日10GBの制限があるという声も出ています。ヘビーユーザーの人は、あまり使いすぎないように注意が必要です。

またパートナーエリアで通信した場合、5GB超過後は最大1Mbpsに速度が制限されます。

とはいえ、高画質の動画でなければ、1Mbps出れば動画の再生もできるレベルの速度です。日常のスマホ利用なら、そこまで影響しないでしょう。

一方、mineoは月間のデータ容量を使いきると最大200kbpsの速度制限になります。ページが表示されるまでに時間がかかり、ストレスを感じる速度です。

速度制限の対応を見ると、Rakuten UN-LIMITのほうが使い勝手が良いと言えます。

楽天モバイルとmineoで使える端末を比較

mineoは3キャリアの回線に対応しているため、au・ドコモ・ソフトバンクで使っていた端末をそのまま使えます。対応端末500以上あり、もちろんiPhoneもOKです。

実際にキャリアで購入したスマホをmineoで使うには、「動作確認済み端末検索」から確認した上で利用しましょう。

楽天モバイルの場合は、動作確認が取れている端末が少ないのが現状です。楽天回線の対応端末で、楽天モバイルで販売している機種は以下のとおりです。

  • Rakuten Mini
  • Galaxy A7
  • Galaxy S10
  • Galaxy Note10+
  • Xperia Ace
  • AQUOS sense3 plus
  • AQUOS sense3 lite
  • arrows RX
  • HUAWEI nova 5T
  • OPPO A5 2020
  • OPPO Reno A 128GB

ご覧のとおり、すべてAndroid端末で11機種しか用意がありません。

ネット上には、キャリアで買ったスマホやiPhoneをSIMフリー化して、UN-LIMITのSIMカードを入れている人もいるようです。しかし楽天モバイルでは動作保証をしていないので、すべて自己責任での操作になります。

あまりスマホに詳しくない人は、楽天モバイルでしっかり動作確認が取れている端末を買って利用するほうが安心です。

上記以外の端末の対応状況については「 ご利用製品の対応状況確認」にてチェックしてみてくださいね。

楽天モバイルとmineoの海外利用を比較

UN-LIMITとmineoの海外利用は以下の表をご覧ください。

プラン名 Rakuten UN-LIMIT mineo
利用できる国 66の国と地域 プランにより異なる
通話料 Rakuten Linkアプリ利用で無料 従量課金
ショートメッセージ Rakuten Linkアプリ利用で無料 料金はプランにより異なる
(Sプランは海外での送受信不可)
データ容量 月間2GB

楽天モバイルの場合、Rakuten Linkアプリの利用で66の国と地域で通話とショートメッセージが無料。さらに月2GBまでのデータ容量も料金に含まれています。

データ容量が付いていれば、海外旅行時のGoogleマップの利用や、SNSへの投稿などが気軽におこなえます。

mineoも海外へ行って日本へ電話をかけたり、ショートメッセージを送ったりすることは可能です。ただし、UN-LIMITのように無料にはなりません

さらにデータ容量は付いていないので、別途、海外用のWi-Fiをレンタルするとか、現地のホテルなどのWi-Fiにつなぐなどの対策が必要です。

海外利用も視野に入れるなら、Rakuten UN-LIMITがおすすめです。

楽天モバイルとmineoの契約期間・解約金を比較

楽天モバイルとmineoの契約期間と解約金を表にまとめてみました。

プラン名 Rakuten UN-LIMIT mineo
事務手数料 3,000円 3,000円
最低契約期間 なし なし
解約金 0円 0円
2019年9月30日までの契約で
12か月以内のMNP転出は9,500円

これから利用するなら、どちらを選んでも最低契約期間も解約金もありません。実際に使ってみてから、継続するか判断しても解約金の負担はないので安心です。

mineoより楽天モバイルUN-LIMITのほうがおすすめな人

料金やエリア、通信速度などを比較してみて、mineoより楽天モバイルのUN-LIMITがおすすめな人は以下のとおりです。

  • 楽天回線エリアを利用できる人
  • 通話する量が多い人
  • 混雑の時間帯を気にせず使いたい人
  • 海外でデータ通信を利用したい人
  • サブ回線を用意したい人
  • 1年間の無料期間を使ってみたい人
  • 楽天モバイル対応端末を用意できる人

当てはまる人は、ぜひRakuten UN-LIMITを使ってみてくださいね。

反対にmineoがおすすめできる人を挙げてみると、

  • できるだけ料金をおさえたい人
  • 自分に合ったプランを選びたい人
  • 「パケットギフト」や「困ったときのマイネ王」などのサポートを利用したい人
  • 今使っている端末をそのまま利用したい人

となります。毎月の料金や端末にコストをかけたくないならmineoが良いでしょう。

楽天モバイルのRakuten UN-LIMITに申し込む方法

楽天モバイルに申し込むには、まず必要書類をそろえましょう。

  • 本人確認書類原本
  • 楽天会員ユーザID/パスワード
  • クレジットカード/銀行口座

楽天会員には無料で登録できます。まだ会員ではない人は登録してからの申し込みがスムーズです。

申し込み手順は、楽天モバイル公式サイトから必要項目を入力していくだけ。複雑な入力操作は不要です。

mineoから楽天モバイルに乗り換えする方法

すでにmineoユーザーで、楽天モバイルへ移行する人のために乗り換え手順も解説します。以下はmineoで使っている携帯電話番号はそのままにして乗り換える方法です。

乗り換え費用を確認する

携帯電話番号をそのままで乗り換えるには費用がかかります。

解約金 0円
2019年9月30日までの契約で
12か月以内のMNP転出は9,500円
転出手数料 3,000円
楽天モバイル新規事務手数料 3,000円
新しい端末代 選ぶ機種による

あらかじめ予算内に組み込んでおきましょう。

MNP予約番号を取得する

解約・他社へのMNP転出をご検討中のお客さまへ」にアクセスし、MNP予約番号を取得しましょう。プランによって受付時間が異なるので注意が必要です。

MNP予約番号を発行しても、楽天モバイルで手続きが完了するまでmineoの契約は継続します。

楽天モバイルで転入手続きをする

楽天モバイルで新規申し込み手続きをします。

公式サイト:楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT

mineoで発行したMNP予約番号が必要となり、有効期限が残り10日以上ないと受付できません。MNP予約番号を取得したら、なるべく早めに手続きするようにしましょう。

またmineoの契約者と楽天モバイルでの契約者は同一にする必要があります。

端末・SIMカードが届いたら開通手続きをする

端末・SIMカードが届いたら「my 楽天モバイル」から手続きをします。mineoのSIMカードが入っているスマホからアクセスしましょう。

手続きする時間によって、開通手続きが完了する時間が異なります。

  • 9:00~21:00: 当日中
  • 21:01~翌8:59:翌9:00以降

開通が完了すると、mineoの契約は自動的に解約になります。別途手続きは不要です。

mineoから楽天モバイルのUN-LIMITにして通信を楽しもう

楽天モバイルのRakuten UN-LIMITは、楽天回線エリア内なら無制限で通信ができます。Rakuten Linkアプリの利用で通話し放題、さらに海外でも2GBの通信が可能です。

対応端末が少ないというデメリットもありますが、今なら300万名対象でRakuten UN-LIMITの基本使用料が1年間無料になります。

契約のしばりや解約金もないため、Rakuten UN-LIMITが気になっているなら、ひとまず申し込みしてみてはいかがでしょうか?

使ってみてから辞めることになっても大きな負担はありません。まずはお試しで楽天モバイルを使ってみましょう。