auの2019年夏モデルとして発表されたHUAWEIによるミドルスペック機「HUAWEI P30 lite Premium(ファーウェイ ピーサーティー ライト プレミアム)」について、その性能や魅力についてまとめてみました。
前回ご紹介した「Galaxy A30」と同じく低価格帯でありながらスペックも一定水準以上があるコスパが良いといえる機種であります。
目次
「HUAWEI P30 lite Premium」のスペック
OS | Android 9 + EMUI 9.0.1 |
CPU | Kirin 710 (Snapdragon 660と近いと言われています) |
ストレージ | 128GB |
RAM | 4GB |
画面サイズ | 6.1インチ FHD+ |
バッテリー容量 | 3,340mAh |
生体認証 | 指紋・顔 |
背面カメラ | 標準・広角・被写界深度測定 |
「A30」と同じく、ミドルスペック機です。
ベース機種である「HUAEI P30 lite」はUQモバイルやワイモバイルでも発売される予定ですが、ストレージが128GBはauオリジナルモデルとの事でそれ故にプレミアムの名を冠しているそうです。
また、メーカー公式によるキャッチコピーは「スリムデザインにトリプルカメラ 、どんなシーンでも思いのままに。」との事でカメラに重きを置いているというのが伺えます。「P」シリーズにはPro、無印、liteと別れていますがいずれのモデルもカメラ性能を売りにしています。
今回のliteにおいては下位グレードではありますがトリプルカメラを採用しており、フラグシップ機にも負けない能力を秘めている機種です。
ディスプレイはノッチ(切り欠け)があるタイプですが、ノッチサイズは最小限に収められております。
特徴1:高級機も顔負けのトリプルカメラ
今や当たり前となりつつあるAIによるシーン自動識別は当然ながら採用。メインカメラに至っては22種類の最適シーンを判断してくれます。
カメラ構成としては「約2400万画素(広角、F値1.8)」「約800万画素(超広角、F値2.4)」「約200万画素(被写界深度、F値2.4)」となっています。
一眼レフで撮影したようないわゆる「ボケ」がある味わいのある写真や、超広角レンズによる風景撮影といった様々な利用シーンを想定した多種多様な使い方が期待出来ます。写真に詳しく無い方でも、とりあえず撮影すればAI自動識別により、サマになる写真撮影も充分に可能かと思われます。
本機種は低価格による普及帯モデルでありながらも、トレンドであったデュアルカメラを凌駕するトリプルカメラを採用したHUAWEIの本気度が伺えます。
特徴2:高級感のあるデザインとカラーリング
背面はガラス素材で、更に独特なのがピーコックブルーです。
オーロラの様に見る角度によって変化があり、単色カラーリングとは異なる非常に高級感のある仕上がりです。
他カラーであるパールホワイトやミッドナイトブラックに関しても老若男女選ばれるカラーリングですが、個人的にはピーコックブルーはauにしては珍しい奇抜なカラーリングであると感じました。また両面ともに縁が曲面を描く丸いデザインです。高級感が出る曲面デザインですが、フィルムが貼りづらくなるので個人的にはあまり好みではありません。(本機種は前面部には初めから保護フィルムが貼り付けてあります。)
特徴3:128GBの大容量ストレージ
microSDカードにも当然対応していますが、本体内蔵ストレージはau専売である本機種は128GBです。
クラウドストレージサービスやmicroSD対応という点から過剰な容量とも思えがちですがユーザーとしては多いに越した事はありません。
普及帯モデルである事を考えると初スマホユーザーも想定しており、そういったストレージ管理に不慣れな場合を考えた上での配慮とも捉える事が出来ます。
「HUAWEI P30 lite Premium」の価格について
価格 | 発売予定日 |
43,200円 | 5月下旬 |
「Galaxy A30」と同じ販売価格である点、同じミドルスペック機である事も踏まえると発売日も近い内に発表となると思われます。
「A30」と同じくUQ版も存在しますが、同一モデルでは無い為今回はauのみの価格とさせて頂きます。
ライバル機「Galaxy A30」と比較して
「A30」が防水防塵、FeliCa、ストラップホイールと日本向けにローカライズしてきましたが本機種はそれらの機能はありません。
「カメラ特化型」とも言えます。筐体サイズも似た感じですが全体的に本機種の方がコンパクトです。
これらの2機種で比べるのは自身が求めるニーズがどこにあるのかを見極める必要があります。オールラウンダーと言えるのは「A30」の方かなと個人的には感じました。
オススメポイントのまとめ
- トリプルカメラ採用によるカメラ特化機種
- 大容量ストレージ
- ライバル機と比べるとコンパクト
安値な機種が欲しい!というだけでは一概にはオススメは難しいところです。
上位グレードモデルでは防水防塵にも対応している事を考えると多少の値上げはあってもプレミアムの名に相応しいオリジナル要素は欲しかったですね。