ご自宅のWiFi環境に最適な光回線のインターネットですが、「○○光」という名前がいっぱいあるので迷ってしまうでしょう。
利用しているスマホと同じ会社のインターネットにすればいいのですが、トータルで料金を考えると実は損をしてしまう場合もあります。
そこで今回は「光回線の違い」とそれぞれのメリットとデメリットをわかりやすく解説していきます。月額料金や受けられる特典なども比較してご紹介していきますので、これからの予定や乗り換えの参考にして下さいね!
知っているとお得になる!光回線の違い
光回線を使ったインターネットは大きく分けると2種類あります。NTTフレッツ光を利用した「コラボ光」系と各地方の電力会社が提供している「電力系」の光回線のインターネットです。
違いをメリット・デメリットで比較して見てみましょう。
NTTコラボ光系のメリット
- マンションに設備がある場合が多い
- コラボ光同士の乗り換えなら工事費が安い
- 解約や引っ越しで撤去工事は任意
デメリット
- キャンペーンがないと一戸建ては月額が高め
- 初期工事費用がかかる
各地方の電力系のメリット
- 5年などの長期契約で月額が安くなる
- 工事費が実質無料の場合が多い
- auスマホのスマートバリューが利用できる
デメリット
- 契約満了前の解約では工事費の残金の一括請求がある
- 解約で撤去工事が必ず発生する
- マンションは設備がない場合や加入者によって料金が変わる
検討をしやすく考えると
- 家族のスマホはauが中心で引っ越しのない持ち家一戸建てで長期利用するなら「電力系」
- 一人暮らしや引っ越しの可能性がある場合の集合住宅、一戸建てには「NTTコラボ系」
で考えるようにするとお得に利用できます。
電力系の光回線とは
電力会社が提供していることで「電力系」と呼ばれる光回線のインターネットですが、各地方によって内容や月額などが違います。auのスマホの月額料金から割引のあるスマートバリューが適用されるのでauひかりがエリア外の場合にも利用されることが多いです。
各地方の「電力系」インターネット会社
中部地方 | 静岡・愛知・岐阜・三重 | コミュファ光 |
関西地方 | 大阪・兵庫・京都・滋賀・和歌山・福井 | eo光 |
中国地方 | 岡山・広島・山口・鳥取・島根 | MEGAEGG光 |
四国地方 | 愛媛・香川・高知・徳島 | Pikara光 |
九州地方 | 福岡・佐賀・大分・長崎・熊本・宮崎・鹿児島 | BBIQ |
特徴としては、5年契約など長期的な契約プランで月額が安くなったりauひかりと同じように初期工事費が利用料金から割引されるので実質無料になります。持ち家で長期的に使うインターネットとしてはお得にご利用できます。
マンションなど集合住宅には設備がなかったり、利用しているユーザー数で料金が変わったりするためあまりおすすめできません。
「他のユーザーが引っ越ししたので料金が高くなった」ということも多く、建物内で他にユーザーがいない場合ではNTTコラボ系のファミリープランより高くなることもあります。
またキャッシュバックなどのキャンペーンがネットの代理店で多くあるので、選んで加入すればかなりお得に利用できるのもメリットと言えます。
デメリットとしては集合住宅に向かないことと、一戸建てでも契約期間内に解約すると解約金や工事費用の残金の一括請求があるので高額になってしまいます。
スマホをau以外に乗り換えをよく利用する場合は、NTTコラボ系が長い目でみるとお得ではあります。
NTTコラボ光とは
もともとはNTTが提供していた「フレッツ光」をプロバイダやいろんなお店などが借り上げて提供しているので「コラボ光」「NTTコラボ系光」と呼ばれます。
特徴としてはシェアNO.1だったフレッツ光と同じ回線なのでマンションなど集合住宅でお得な料金で利用できるマンションプランの設備がある場合が多いです。
「光コンセント」という差込口が部屋にあれば、新規申し込みでも工事のない「無派遣工事 2,000円」で済む場合もあります。この場合はWiFiなどと比べても気軽に利用できるのでおすすめです。
一戸建てなどで新規工事が必要でも、その後は同じNTTコラボ系のインターネットであれば撤去工事も新規工事もなく「無派遣工事 2,000円」で済むようになります。
ドコモ光やソフトバンク光もこちらのコラボ系で、auスマートバリューが利用できる会社もあるので、スマホの乗り換えを多くされるユーザーであれば間違いなくNTTコラボ系の光回線がお得です。
NTTコラボ光について詳しく知りたい方はこちらのページもご覧ください。
コラボ光と他の光回線とどう違う?知って得するおすすめ情報を解説|アンドロイドゲート
auひかりはどちらでもない!?
ドコモ光もソフトバンク光もNTTコラボの光回線ですが、auひかりだけが違います。回線自体はNTTコラボ系と同じなのですが、新規・解約後には撤去工事と新規工事が必要になります。
NTTがコラボを始める前に契約して独自ではじめた光回線なので、契約上でエリアや設備の利用が制限されています。ですのでauは電力系やケーブルネットと契約してスマートバリューを提供している訳なんですね。
2018年3月1日以降にauひかりのホームタイプに加入したユーザーは、解約の際に必ず28,000円の撤去費用がかかるようになりました。
逆にいうとそれまでに加入したユーザーであれば解約の際に「撤去工事は不要」を申し出れば、無派遣工事2,000円でドコモ光やソフトバンク光などNTTコラボ系光に乗り換えができます。
同じauのスマホのためにインターネットを利用するなら、NTTコラボ系で「ビッグローブ光」や「So-net光」などでもスマートバリューは適用されるので今後はそちらのほうがお得にご利用できます。
特に「ビッグローブ光」はauと同じKDDIが提供しているので、一人暮らしの場合などにお得な「auセット割」が加入ができたりと優遇されています。
NTTコラボ系光回線でも、いろんな代理店がキャッシュバックのキャンペーンをしているのでお得に利用していきましょう。