実は海外では2月に既に発表されていたSONYのフラグシップ機「Xperia 1(エクスペリア ワン)」ですが
日本国内においても4月に報道関係社向けの発表会があり、ドコモ・au・ソフトバンクなどの日本キャリアでの発売も期待されています。
例年通りだと今月キャリアより夏モデルの発表がありますが、今回の機種はSONYも方針を変えているのかキャリアに先駆けての発表だったりネーミングに力を入れている事から「本気の一機種」ではないかとも言われています。
今回はその「Xperia 1」についてスペックや今現時点で判明している事をまとめてみました。
目次
Xperia 1の端末スペック
出典:Xperia 1 – Official website – Sony Mobile (Global English)
OS | Android 9.0 |
CPU | Snapdragon 855 |
ストレージ | 128GB(国内向けは64GBと言われています) |
RAM | 6GB |
画面サイズ | 6.5インチ 4K 比率21:9 |
バッテリー容量 | 3,300mAh |
生体認証 | 指紋認証 |
背面カメラ | 標準・望遠・広角 |
海外向けのスペックからまとめている為、国内発売モデルと異なる場合がございます。
フラグシップモデルとして相応しい仕上げにしてきています。個人的には電池容量をもう少し欲しかったかなと感じる点はありますが、2年以上前のXperiaユーザーからするととてつもない進化を感じると思います。
特徴1:比率21:9の縦長ディスプレイ
今回のXperiaを語る上でかかせないのがデザイン刷新による画面サイズの変更です。端的に言うと「縦長」になっています。
勿論ディスプレイもその分縦長になっており、縦横比21:9という特徴的なサイズになっています。
表示面積が広いのでインターネット閲覧、SNS、ゲームなど様々な場面においてその広さによる恩恵を受けられると思います。
AppleのiPhoneやSAMSUNGのGalaxyで採用されたノッチ(切りかけ)やパンチホールではなく純粋に画面を楽しむ事が出来るデザインです。その手のデザインに抵抗がある方も従来型ディスプレイとして受け入れやすいかと思います。
特徴2:復活した側面指紋認証センサー
現行の「Xperia XZ3」や1年前の「Xperia XZ2」は背面に指紋認証のセンサーが配置されていました。
人にもよりますが私個人としてはこの背面配置は使いづらいと感じました。愛用しているGalaxy Note9も背面にあるのですがやはり見えない裏側の操作なので指がふとカメラを触っていたりします。
Xperiaシリーズは数年前のモデルまでは本体右側面に電源ボタンと兼用で指紋センサーがありました。(起動したい…)と思って端末を握って電源ボタンを押すと一緒に認証してくれるのが実にユーザー寄りだなと思っていました。
今回のモデルは側面型ですが、電源ボタンは独立して配置されています。ここは少し意見が分かれるポイントかもしれません。
特徴3:トリプルレンズカメラ採用
最早フラグシップ機においてはスタンダードとも言えるトリプルカメラレンズですが今回のXperiaでも採用されました。
国内向けXperiaは従来はシングルカメラでした。唯一「Xperia XZ2 Premium」に関してはデュアルカメラ機でしたが、「Xperia XZ3」はシングルカメラに戻りました。
カメラ構成としては標準、望遠と広角の3種類です。3.25倍までの光学ズームにも対応しています。
キャリアショップに勤務していて感じる事はカメラはSONY製スマホといったイメージをお持ちの方が多いので、今回の機種においては国内でのイメージがより強固になるのではと感じる力の入れようです。
原点回帰がテーマ?ファン待望のアレが復活
国内においては長らく一枚板の様な直角型の「オムニバスデザイン」がXperiaの定番デザインでした。
XZ2で丸みを帯びた「アンビエントフローデザイン」に変わり、XZ3においてはそのデザインコンセプトは引き継がれていました。
丸みがあるデザインか、角ばったデザインかは完全に個人の嗜好によりますが今回の機種名称である「Xperia 1」という名前から以前の系譜に戻しながらも新しい試みをという意気込みがあるのではないかと感じます。
またカラーバリエーションに「パープル」が復活して、「Xperia Z」シリーズで好評だったカラーを復活させる事で「原点回帰」を意識している事は明白です。
国内での発売は?
例年Xperiaフラグシップモデルは半年に1回で各キャリアで発売されます。
いわゆる「分離プラン」がドコモも追従する事で端末代金の負担が気になる所ですが、ネット上の情報によっては「ドコモ専売」「ソフトバンクは出さない」といった未確認の情報も含めて発売自体が無いのではと錯綜している状態です。
少なくとも5月16日にブロガー向けにXperia新製品のタッチ&トライイベント(参考:「Xperia(TM) 新製品タッチ&トライ」ブロガーミーティング応募フォーム)が開催されるとの事なので近々判明する事でしょう。