前回、WiMAXによるモバイルWi-Fiルーターの契約について記事にしました。
しかし近年では少し風変わりなWi-Fiルーターの契約であるレンタルという方式も登場しており、今回はその仕組みなどについて解説していきます。
レンタルWi-Fi契約とは?
通常、個人契約でモバイルWi-Fiルーターを契約するのが一般的ですが仕組みとしては提供会社がキャリアより特殊な法人契約をしてそれを個人へリース契約しているのが多いようです。
提供プランによりデータ通信量の上限が異なりますが、通常の個人でのキャリア契約と異なり無制限や大容量を比較的安値で契約出来るのも特徴です。
メリットは?
- 大容量の通信プラン
- リーズナブルな価格設定
- いつでも解約可能
前述しましたが無制限プランから始めとして100GBや、50GBというキャリアが提供する通信量よりも遥かに凌駕したプラン設定です。
そして大容量に対して無制限プランでも安値であるというのも強いメリットです。レンタルWi-Fiは「違約金がかからない」という事で大きく宣伝しており、短期・長期どちらの利用にも向いています。
デメリットは?
- レンタル品なので自身の所有物にならない。紛失時のリスクもある。
- 多くのレンタルWi-Fiはソフトバンク回線の利用をしている。
当然、仕様上レンタル扱いなので紛失によるペナルティのリスクがあります。
通常のキャリア契約による端末購入と異なり手元には残りません。手元に端末があれば格安SIMを刺して活用するという利用が行えません。
また、多くのレンタルWi-Fi会社はソフトバンク回線を利用しており通信エリアは当然ソフトバンク回線に準拠します。ソフトバンクが圏外区域では当然、レンタルWi-Fiは利用出来ません。
契約先について
少し前まではレンタルWi-Fiといえば「海外渡航者向け」で国内空港施設などで契約をするサービスを指していました。
ですのでレンタルWi-Fiと検索としても上記サービスを謳っている契約会社などがあり、やや絞り込みが難しい所です。そこで今回は代表的な1社を記事タイトルにある様にご紹介致します。
FUJI Wifiは、実は1~2年程前よりYouTuberなどにより紹介され爆発的に知名度を伸ばしました。契約プランは利用者数増加に伴い色々と変更されているが、執筆時点では以下の通りです。
- 国内向けWi-Fiルーターセットプラン
- 国内向けSIM単体プラン
- 国外向けWi-Fiルーターセットプラン
当初はWi-Fiルータープランでサービスを提供していたが、格安SIMの様にSIMのみを提供してより気軽に利用出来るプランも誕生した。
料金について
本記事ではひとまずWi-Fiルータープラン内で選択出来る料金プランをまとめます。
いつも快適プラン(無制限) | 6,000円 |
200GBプラン | 4,800円 |
100GBプラン | 3,800円 |
50GBプラン | 3,100円 |
25GBプラン | 2,500円 |
(価格はいずれも税別・ソフトバンク回線網契約プランのみをリストアップ)
余程のヘビーユーザーで無ければ100GBプランで事足りると思いますし、これが違約金無しでいつでも解約出来る点も考慮しても破格の価格帯である。
動画アップロードや常時大容量の通信をしているといった事が無ければ200GB以上のプランは契約しなくても良いかと思います。
WiMAX2+ with au4G LTEプランの場合は、月額3200円~利用可能(公式ページ:【FUJIWifi】)
いつも快適プランは本当に無制限なのか?
「著しい過度な利用」があった際は制限がかかるようです。
明確に基準が決まっているわけではないようですが、Twitterの報告などを見ると300GB前後で規制される事があるようです。
Fuji Wifi速度規制かかって死亡👼
— えくすた (@Xperimental78) 2019年3月14日
今月もfujiwifiの規制が来てしまいました。というわけで今月の配信はもうありません。というか今月配信し過ぎた。
今月は293GBか、前は350GBぐらいで制限来てたのに徐々に使える通信量減ってるね。#fujiwifi pic.twitter.com/flKuhTeQ1Y— cl(クラ) (@02cl01) 2018年11月29日
今月300GBの通信で、FUJI Wifiから警告を受け、速度規制くらいました笑
— RYOHEY K (@reitenichi) 2018年8月30日
あくまで利用状況によるとは思いますが、一つの基準としてお考え下さい。
前回のWiMAX契約と含めて自身の利用シーンを踏まえてご検討下さい。