携帯ショップを覗けば右も左もスマホばかり。見慣れた折りたたみ携帯は何処へやら…。
こんな嘆きは実は結構あり、新しいモデルが出る時期になれば折りたたみ携帯、いわゆるガラホ(ガラフォ)を探してカタログをめくったり
お店の方にガラケーは無いのか?と問い合わせてくる方もいらっしゃいます。
スマホ全盛期の今にガラホ!?と驚くかもしれませんが、やはりスマホに慣れないというのが大きな理由です。
特に高齢者にとっては、今まで慣れ親しんだガラケーからスマホが主流となり
更にガラケーの3G回線が、順次使えなくなっていく以上
スマホに機種変更するか、ガラホに機種変更するかの選択が迫られているのが実情です。
その中でよく聞かれるのが「LINEは使えるのか?」「料金は安くなるのか?」「誰に向いているのか?」といった内容です。
今回はスマホ全盛期の中、敢えてガラホに機種変更を考えている方によく聞かれる質問と
その解答をまとめてみました。
目次
Q1 LINEは使えるの?
A 標準装備されている機種なら可能
LINEは標準装備されているガラホで使用可能です。
スマホからガラホに機種変更する際に、よく聞かれるのがLINEです。
今や個人的なつながりだけでなく、職場や学校、地域の連絡網にも用いられるぐらいですから
そのLINEが使えなくなるならガラホに変えるのはちょっと…と戸惑うかもしれません。
ですが最近発売されているガラホには、LINEが使用できる端末も数多く存在します。
更に自宅にWi-Fiがあるなら、ガラホに機種変更した後も前のスマホを持っておけば
スマホでも引き続きLINEを使用できます。
機種を選べばOK、Wi-Fiがあるなら機種変更後でも引き続きスマホでもLINEが使える…
ガラホに機種変更しても、LINEは特に支障をきたす事はないと思って差し支えありません。
Q2 料金はスマホに比べて安くなるの?
A 一概にそうとは言えない
少し前まではスマホの料金が高いから安いガラホに変えるという選択肢もありました。
では今はどうかというと、MVNO業者による格安スマホがどんどん出てきたことや
au、ドコモ、Softbankの大手キャリアも新しい料金プランを打ち出しており
ガラホ=スマホに比べて安いという図式は、一概には言えなくなっています。
もちろん端末代金はガラホの方が安い傾向にありますので、分割払いで購入する際にはスマホより安くなることもありますが
中古のスマホを用意してショップに持ち込み契約する、あるいは数年前に出たスマホと新しいガラホで契約した場合は
料金に差が出ないこともあります。
その為、料金を安くしたいからガラホにする…というのは一概には有効とは言えません。
Q3 どういった人に向いているの?
A スマホに慣れない人にオススメ
結局、どんな人にガラホが向いているかというと
「どうしてもスマホに慣れない、スマホに対する抵抗が強い」
といった人にガラホが向いていると言えます。
液晶画面をタッチして入力する操作に慣れない方にもオススメできますし
スマホに変えてからできる事が多くなった分、急に変わった画面や増えた横文字に戸惑ってしまう方にオススメです。
製造するメーカーもそういった層をガラホのターゲットとしており、操作を簡単にしたり画面を大きく表示させたり
過去の折りたたみ携帯が主流だった時代のデザインに極力沿った商品を販売しています。
総評 ガラホに変更する利点はある
まだまだ現役のガラホ。決して時代遅れというわけではなく必要とされる方も多く存在する携帯電話です。
「でも周りがみんなスマホなのに、自分だけがガラホなのはちょっと…」
と周囲の視線が気になる方もいらっしゃいますが、携帯電話は長く使い続ける機械です。
慣れない操作にストレスを抱えつつスマホを使うより、馴染んだガラホを使うほうが精神的に楽です。
最後に過去に私が担当したお客様の事例を紹介します。
なぜスマホに変えないのか?決まって他人に聞かれるのが煩わしく次の3つを答えたそうです。
「慣れているから」
「LINEも使えるから」
「幅が小さいからスマホより胸ポケットに入りやすいから」
こう答える事で、相手にガラホの利点と不便なことは無いと伝え、スマホを推してくる声をストップさせたとの事です。
スマホはガラホの上位互換ではなく、ガラホはガラホの利点があります。
しっかりと考えた結果、ガラホを選んだなら周囲の目よりも利点のほうが勝るはず。
周りに流されず敢えてガラホを選ぶ…そんな選択肢も十分アリといえるでしょう。