au、ドコモ、ソフトバンクの2019年学割の割引と傾向を比較!

機種・料金

毎年恒例となった大手キャリアでの学割キャンペーンは、2018年の年末も例外ではありません。

あの手この手で若い新規ユーザーやその家族の契約、機種変更を促すのがもはや恒例行事と化していますが、今年の学割の内容はなかなか面白い事になっています。

大手キャリアの今年の学割の内容はいかがなものか?見ていきたいと思います。

3か月間高額割引のauとソフトバンク

割引の期間は短期間だが、その分高額な割引を打ち出してきたのがauとソフトバンクです。

auは『auゼロ学割』という名前で2018年12月1日から、ソフトバンクは『学割放題』という名前で2018年12月21日から申し込み開始となっています。

auゼロ学割と学割放題の2つの学割は共通する点も多く、代表的なものとしては

・学割による割引期間は契約者本人の場合は最大3か月間

・複数の割引を組み合わせる事で基本料金が0円になる

という点が共通した割引内容になっております。

auの場合は基本料金を0円にするには、最も料金のかからないピタットプランでデータ使用料を1GB未満に抑える必要があります。

一方、ソフトバンクの学割放題は、月々のデータ容量50GBが使えるウルトラモンスター+が対象となっており、条件を満たせば50GBのデータ容量が最大3か月間無料という大盤振る舞いには驚きです。

参照URL:ソフトバンク学割プレスリリース

実はどちらも3か月間完全0円にすることは不可

「基本料金が0円になる!しかもソフトバンクは50GBのデータ容量が使えて0円って超お得!」

と、思うかもしれませんがあくまで通信の基本料金が複数の割引条件を全て満たせば0円になるというお話で、割引条件を満たせず加入できない割引があれば0円になりません。

また学割に加入する為にはMNP含む新規契約か機種変更をする必要がありますので、端末の機種代金や事務手数料などがかかる事が予想されます。

他にも有料オプションや他社提供の有料サービスに加入すると、その分料金はかかります。

学割に加入したら3か月どれだけ使ってもタダ!ではないのはauのゼロ学割もソフトバンクの学割放題にも共通しています。

1年間1,500円割引を継続するドコモ

auとソフトバンクが最大3か月間の短期間で高額割引を行うのに対して、ドコモは1年間と長期間に渡って1,500円の割引を行う方向で学割を打ち出しています。

25歳以下が対象なのはauとソフトバンクと同様ですが大きな特徴として

・ドコモを契約している家族がいると最安で毎月280円の基本料金で契約できる

・機種変更が対象外で、MNP含む新規契約が主な学割の対象

・契約者名義とは別に学割対象となる25歳以下の利用者登録が必要

参照URL: ドコモの学割公式ホームページ

以上の内容から自社他社問わずユーザーを囲いあうauとソフバンクに対し、既存のユーザーの家族の子供を主な対象にしている点がドコモの学割と言えます。

ドコモは機種変更は対象外

auとソフトバンクは機種変更も学割の適用対象でしたが、ドコモの場合はMNP含む新規契約かFOMA®からXiへの契約変更、「カケホーダイ&パケあえる」へのプラン変更が対象です。

機種変更は含まれていないので、25歳以下の人でもスマホに機種変更しても学割を申込むことが出来ない点が大きな注意点です。

dポイント還元もあるので早いうちの申し込みがお得

ドコモの学割は2019年5月31日までが対象ですが、2019年2月1日までに学割を申込んだ人とシェアになっている家族全員に3,500ポイントのdポイントが贈呈されるキャンペーンもあります。

もしドコモの学割を申込もうと思っているなら、早いうちに申込んでおくと良いでしょう。

場合によっては乗り換えも有

短期間高額割引のauとソフトバンクが似た内容の割引を打ち出したのに対し、長期間1,500円割引と方向性を変えたドコモ。

大手キャリアでの2018~2019年の学割はこのように出揃いました。

キャリアにとってはユーザー確保に血眼になる期間ですが、ユーザーにとってはどこがお得に利用できるか吟味できるチャンスでもあります。

店舗によっては解約時の違約金負担キャンペーンを打ち出している所もありますので、学割でお得に利用できそうと判断したならMNPによる乗り換えも十分選択肢になるでしょう。