2018年9月21日のau公式ホームページより機種変更やMNP時に加入できるオプション
『アップグレードプログラムEX』の内容が一部変更されました。
変更内容を一言でまとめると
『2019年1月16日よりアップグレードプログラムEXに加入した場合、再度アップグレードプログラムに加入する必要がなくなった』
『分割払いの免除の際に新たな条件が加わった』
と、言うことになります。
今後、機種変更をする場合には大事な内容ですので、是非抑えておくと良いでしょう。
目次
実質4年縛りと言われたアップグレードプログラムEX
auとソフトバンクが端末代金の一部を割り引く事でユーザーの囲い込みをしており、総務省から改善指導を受けた。
そのようなニュースが出てきた時に、矛先が向けられたのが実質4年縛りと言われたアップグレードプログラムEXです。
どんなプログラムなのか大雑把に説明すると、2年間利用した後に機種変更する場合
・端末購入時に加入している
・機種変更時に端末を返却している。
・再度同じアップグレードプログラムEXに加入する。
以上3点の条件を全て満たすと、端末の残り分割支払いが免除される。
という内容です。
なお13ヶ月上~24ヶ月での機種変更の場合は、390円×25ヶ月目までの前倒し利用料を支払う必要があります。
高額なスマホを購入しても、2年で機種変更してしまえば残りの残債は全て免除!
と、一見するととてもお得なオプションです。
確かにauを使い続ける強い意思があり、頻繁に機種を変更する人にとってはお得です。
ですが再度同じオプションに加入しなくてはいけない事は、同一キャリアでしか機種変更ができないので
他社への乗り換えが進まずユーザーの囲い込みにつながると言われ、総務省から指導を受けた経緯があります。
今回変更された内容は4年縛りにならないよう変更されています。
変更後のアップグレードプログラムEXの罠?
変更後については、再度アップグレードプログラムEXに加入しなくてはならないという条件が撤廃されました。
確かに4年縛りとなる部分は無くなりましたが、一つ大きな事が新たな条件に入っています。それは…
・対象機種を12ヶ月間利用後『新たに当社指定の端末を購入し』機種変更すること
この点です。
実は変更前には機種変更だけが条件であり、どの機種にするかは条件に入っていませんでした。
来年以降が適用開始となる為、今はどの機種が『当社指定の端末』になるのかが不明ですが
「もしそれらが高額な端末だけだった場合、再度アップグレードプログラムEXに加入せざるを得ないのではないか?」
と、一部では不安視する声もあります。これは今後の情報に注目したいところです。
また、それ以外の条件については変更ありません。
残債免除を受ける場合は
・機種変更時に端末を返却する。
・2年以上利用する、2年未満の場合は前倒し利用料が必要となる。
これらの条件に変更は無いので注意が必要です。
既にアップグレードプログラムEXが適用中の人は?
条件撤廃後のアップグレードプログラムEXは2019年1月16日から利用可能ですが
気になるのはそれ以前に加入していた人はどうなるのか?ということです。
もし後から加入した人だけが条件撤廃しているなら不公平ですよね。
auもその事は考慮済みで、条件撤廃後のアップグレードプログラムEXとなる同日以降は
撤廃後のアップグレードプログラムEXとなる旨を公式ホームページに表示しています。
その為、前から加入していた人だけ条件が違う…といった事は起きないようになっています。
一見すると4年縛りが無くなってお得に見えるが…
今回のアップグレードプログラムEXの変更点は4年縛りとなる部分が無くなって
ユーザーにとっては一見するとお得…のように見えますが
今回のau指定の端末購入が必須な点がどうなるかがネックとなるでしょう。
元々総務省というお上からの指導に対して、キャリア側はそれらをくぐり抜けるように
キャンペーンや割引をするというのが長年の傾向でした。
ユーザー側としてはお得に利用できればそのような事情は関係ないのですが
結果として内実を伴わないお上に対するパフォーマンスだった…といった結果だけは避けて欲しいものです。