Aterm(エーターム)はNECのモバイルルーター・Wi-Fiルーターシリーズです。
この記事では、Atermシリーズのモバイルルーター、Aterm MR05LNとAterm MP02LNについての特徴やスペックを紹介・比較していきます。
どのMVNOでの契約がおすすめかもあわせてご紹介しますので、契約の参考に目を通してみてください。
目次
Aterm MP02LNの特徴
Aterm MP02LNはAterm MP01LNの後継機種として、2019年10月に発売されました。持ち歩きに便利な重さ・大きさが特徴のモバイルルーターです。国際ローミングにも対応しました。
カードサイズ・軽量
Aterm MP01LNと同じく、Aterm MP02LNの売りはサイズ感と軽さです。
カードとほぼ同等サイズとなっており、重さも71gとかなりの軽量を実現しています。
カバンなどにいれて持ち運ぶかたには、魅力的な機種ではないでしょうか?
基本性能も充実
Aterm MP02LNでは、軽量・カードサイズを実現しながら、基本性能もしっかりと押さえています。
連続通信は10時間、「休止状態」を利用することで連続待ち受けは900時間まで可能となりました。
APN設定も不要であり、スマホやタブレットとQRコードを介して簡単に接続ができるシステムにも対応しています。
Aterm MR05LNの特徴
Aterm MR05LNは2016年の発売ながら、充実したスペックを備えており、Aterm02LNの上位モデルと言われています。
デュアルシムに対応しており、ユーザーの使い方にあわせた様々な設定が可能です。
スムーズにシムの切り替え可能
シムの切り替えは、ショートカットメニューの「SIM切替」をタップするのみ。従来機種では30秒程度かかっていた時間を10秒程度まで短縮しました。
何度も切替をする方でも、ストレスが少なく利用ができます。
自動でのシム切り替えも
あらかじめ設定しておけば、時間帯・通信料・クレードルの有無により、自動でシムの切替を行うこともできます。
例えば外出先と自宅でシムを切替え、高速通信シムを必要な時にだけ利用することも可能。このデータ量まではこの会社のシムで、という使い方もできます。
うまく利用すれば、維持費を安く抑えることにもつながります。
2019年10月のファームウェア更新内容
Aterm MR05LNにおいては、2019年10月にファームウェアの更新がはいりました。
内容は日本語・英語の言語設定に対応、無線LAN暗号化強化機能に対応、同時接続台数を16台に拡張など。
Aterm02LNの発売とあわせるように、こちらもより便利に使用できるようになっています。
すでにお持ちでまだ更新を行っていない方は、公式ウェブサイトの情報をチェックしてみてください。
Aterm MP02LNとAterm MR05LNのスペック
Aterm MP02LNとAterm MR05LN、比較対象としてAterm MP01LNについても、スペック表をご用意しました。
Aterm MP01LN | Aterm MP02LN | Aterm MR05LN | ||
WANインターフェース
|
LTE周波数帯 | 2GHz/800MHz | 2GHz/1.7GHz/800MHz | 2GHz/1.7GHz/1.5GHz/900MHz/800MHz |
LTE伝送速度 | 受信最大150Mbps | 受信最大150Mbps | 受信最大375Mbps | |
3G周波数帯 | ー | 2GHz/800MHz | 2GHz/900MHz/800MHz | |
3G伝送速度 | ー | 受信最大14Mbps | ||
LANインターフェース |
規格 | IEEE802.11ac/n/a/g/b |
||
伝送速度 | 最大433Mbps | 最大867Mbps | ||
価格 | ー | 13,800円※ | 21,637円※ | |
サイズ | W 50mm×D 91mm×H 12mm | W 63mm×D 115mm×H 11mm | ||
重さ | 約71g | 約115g | ||
電池 | 1670mAh | 2500mAh | ||
連続動作時間 | 連続通信10時間 | 連続通信14時間
(Bluetooth テザリング時 30時間) |
||
ディスプレイ | 0.77インチ | 約2.4インチ | ||
SIMカードスロット | nanoSIM×1 | nanoSIM×2 | ||
国際ローミング | × | 〇 | 〇 |
※2019年11月5月現在、楽天モバイルにおいての価格を比較しました。
Aterm MP02LNとAterm MR05LNを比較
特徴にもある通り、Aterm MP02LNのほうが重さ・大きさ共に小さく、持ち運びがしやすい機種となっています。ただし使えるシムは1枚のみであり、幅広い使い方は期待できません。
一方Aterm MR05LNは、デュアルシムで使用可能、対応する電波帯も広く、最大速度も速くなっています。さらに本体の大きさにともなって電池も大きくなっており、連続動作時間も長くなっています。
持ち運びしやすさを重視し、ある程度のスペックがあれば充分という方にはAterm MP02LPがおすすめです。
7000円程度の価格差はありますが、速さや使用可能エリアにこだわりたい方、デュアルシムでの利用を検討している方は、Aterm MR05LNに手をのばすことをおすすめします。
Aterm MP02LNとAterm MP01LNを比較
Aterm MP02LNとAterm MP01LNの2機種について、特徴的な軽さやカードサイズの大きさはまったく同じとなっています。
変更点としては、対応する電波帯が広がった点と、国際ローミングに対応した点です。比較すると、Aterm MP02LNはAterm MP01LNの特徴を継承し、時代にあわせて刷新された機種と言えそうです。
Aterm MR05LNを契約するなら楽天モバイル
Aterm MR05LNは発売から約3年が経過しています。
現在2019年11月5日時点で、イオンモバイル、IIJmio、Biglobe、OCNモバイルONEは入荷未定や販売終了となっており、早期の入手は難しい状態です。楽天モバイルは契約まですすむことができる状態となっていました。
本体のみをSIMと別で購入することもできますが、楽天モバイルならば分割払いも対応しています。さらに楽天カード利用で分割手数料も無料です。
「組みあわせプラン」のデータのみベーシックプランならば525円から利用可能であり、もともと200kbpsと低速ですが速度制限はありません。
Aterm MR05LNはデュアルシムが売りなので、楽天モバイルと他社のSIMを組み合わせることで、便利に利用することもできそうです。
Aterm MP02LNを契約するならラインモバイル・楽天モバイル
2019年11月5日現在、Aterm MP02LNは楽天モバイルとラインモバイルで取り扱いがあります。
本体価格は楽天モバイルでは13,800円、ラインモバイルでは13,178円、大きな差はありません。双方分割払いにも対応しています。
音声SIMとセットで購入するなら、楽天モバイルではプラス割で3,000円割安にAterm MP02LNを手にいれることができます。
ラインモバイルでは、Aterm MP02LN本体に対する割引は行っていないようです。しかし音声SIMの利用料を5か月半額にするキャンペーンを行っており、契約内容によってはかなり得となるでしょう。
楽天モバイル、ラインモバイルともに、2019年11月5日時点ではキャンペーン終了日の情報は出ていません。契約を検討する場合は、音声SIMとあわせてお得な計画をたててみてはいかがでしょうか。
持ち運びのAterm MP02LN、高スペックのAterm MR05LN
Aterm MP02LNは前機種から引き続き、軽量・小さなサイズで持ち運びしやすいWi-Fiルーターです。
一方、Aterm MR05LNはデュアルシムを生かす機能が売りであり、より広いエリア・速い電波を拾うことができます。さらに長時間の使用も可能となっています。
2機種ともそれぞれの特徴があるので、考慮のうえ、ご自分にあったものを選択してください。
楽天モバイル・ラインモバイルでは、音声SIMのキャンペーン、セットでの割引なども行っています。契約の際は、音声SIMとあわせての見直しもおすすめです。