ドコモ、au、ソフトバンクといった日本における「3大携帯キャリア」ですが近年はワイモバイルが家電量販店においてスペースを広げて販売している。
格安SIMと呼ばれる低価格帯を売りにして、利用者を伸ばしているワイモバイルの何が良いのか、オススメしたい理由やプラン解説、メリットについてお話したいと思います。
ワイモバイルのメリット
正式な表記で書くと「Y!mobile」で、以前までは独立した会社でしたがソフトバンクに吸収合併されてソフトバンクのサブブランドになっています。
シンプルな料金プランと、型落ちiPhoneや低価格帯Androidの販売でソフトバンクとの「棲み分け」を行って自社の携帯電話ネットワーク回線を所有していますが格安SIM・格安スマホとして認知され初めてきています。
一般的な格安SIMと異なり、実店舗がある・速度が安定している・料金が(3大キャリアに比べて)安いといったメリットが挙げられます。
料金プランについて
「スマホプランS/M/L」と3つの選択肢が用意されています。ベースとなる料金は以下の通りです。
スマホプランS | 2GB | 2,980円 |
スマホプランM | 6GB | 3,980円 |
スマホプランL | 14GB | 4,980円 |
更に通信容量に関しても「データ増量オプション」により、実質3GB、9GB、21GBまで利用可能です。各プランで共通なのは1回10分以内の電話かけ放題があるという点と、1年間は上記価格から1,000円割引される「ワンキュッパ割」がある点です。
単純に「データ通信をどれくらい使うか」で、決まったプランを選ぶだけというのがシンプルで明瞭なのも人気の秘訣かもしれません。
また3大キャリアも1,980円から!と打ち出している料金プランですが固定通信とのセット割が前提だったりと様々な条件が必要ですがワイモバイルの場合はとりあえずは誰でもこの料金で使う事が可能です。(ワイモバイルにもセット割はありますが、それは1,980円から更に割引される。)
各社共通の従量制プラン(使った分だ料金が変動する料金形態)が主流なのに対して、決められた料金設定というのも老若男女にわかりやすいと感じます。
販売スマホについて
ワイモバイルでは他キャリアと同じく自社で販売するスマホも用意している。
型落ちとなるiPhone(執筆時点ではiPhone7が最新)や、OSアップデートを一定期間保証するAndroid Oneシリーズをメインに取り扱っています。
また家電量販店ではSIMフリースマートフォンとの回線抱き合わせでの販売も行っているようです。
スペックで勝負している3大キャリアのフラグシップ機では無く、コスト重視のミドルスペック、エントリーモデルといった低価格帯のスマホが多い印象です。
高級機が欲しいならソフトバンクへ、といった切り分けがなされています。
サポートについて
格安スマホで懸念されるサポート面。若年層ならまだしも、高齢者層には対人のサポートが欲しいところです。
ワイモバイルは「ワイモバイルショップ」を店舗でアフターサポート体制が整っており、
近年ではソフトバンクショップとの「デュアルショップ」化が促進しているようで対応店舗が増えてきています。
ただし、自分で端末を持ち込んでの契約をしていた場合はサポートが受けられない可能性が高いので予めご了承下さい。
回線速度の安定性について
「安かろう、悪かろう」といった印象が残る格安SIMですが、ワイモバイルは十分過ぎる速度と安定性がよく挙げられます。
勿論、エリアに左右される点はありますが混雑で低速化するといった事は実際に使っていてありませんでした。料金含めても相応な対価だと感じました。
ワイモバイルユーザーだけが使える裏技!
1年間は誰でも1,980円で利用出来るのは冒頭でお伝えしましたが、1年後は2,980円になり3大キャリアも最低料金がそれぐらいなのでやはり値段が気になりだします。
1年利用した上で維持するか、3大キャリアに戻るか、更に格安SIMを求めるかはユーザー次第ですが「ソフトバンクへの番号移行」という制度が利用出来ます。
実はソフトバンクユーザーもワイモバイルへ番号移行が出来るのですが、要はそれぞれの顧客が感じたデメリットをソフトバンク自社内で違約金無しで相互で行き交いさせる制度です。
ソフトバンクを使っているユーザーは「料金を安くしたいから他社へ行きたい。」とされた時に、サブブランドであるワイモバイルを誘導します。逆も然りです。
まずは3大キャリアから離れる、というのが初めての方は是非ワイモバイルを検討している事をオススメします。