2018年12月初旬にソフトバンクのスマホが一時的に通信が利用できなくなる事態が発生し、大きなニュースになったのは記憶に新しいかと思います。
このトラブルの原因はソフトバンク側の機器の問題との事でしたが、この一件から急な通信が出来なくなる事態にユーザー側も備える必要があると教訓を残しています。
今回はスマホが特に問題は無いが、急に通信が出来なくなった場面でできる対処法を改めてまとめてみました。
目次
ネット通信が必要な場合の対処法
まずはネットによる通信が出来なくなった場合の対処法になります。
スマホ本体の再起動や機内モードのON/OFFでも改善しない場合は、スマホ本体の故障の他にネット回線かキャリア側の障害が考えられます。
ネット回線を切り替えればキャリア側の障害もクリアー出来る事も多いので、自宅にWi-Fiがあるならそちらに切り替えてみるのは有効です。
外出先であれば以下の対処法で回線を切り替える事は可能です。
対処法1 公衆無線LANのある場所に行く
キャリアのLTE回線が原因と思われる場合、手っ取り早い方法は公衆無線LANを利用するのが一番です。
公衆無線LANは駅や各種商業施設に設置していることも多いので、まずはそこを目指し公衆無線LANでの通信を試してみましょう。
もちろんモバイルルーターを契約している人は、そちらに回線を切り替えてもOKです。
ただし今回のソフトバンクの事例から、キャリアのWi-Fi自体が使えなくなってしまう可能性も考えられます。
もし公衆無線LANを使う場合は、キャリアのショップ以外の方を試すのが良いかと思われます。
対処法2 テザリングを試す
公衆無線LANが近くに無い場合、もし他にスマホやタブレットを使っている人がいてテザリングが可能であればそちらの回線を借りる手もあります。
ただ最近ではテザリングが有料オプションの扱いだったり、回線の使用容量によって料金も上がる従量制プランも多いので使いすぎるとトラブルになるので注意が必要です。
電話・SMSが必要な場合の対処法
急に電話とSMSが使えなくなってしまった場合の対処法も一緒にご案内したいと思います。
対処法1 公共施設に行く
これもネット通信がつながらない時の対処法と同等ですが、急いで連絡をしなくてはいけない時に公衆電話が置いてある可能性が高い駅や役所などの公共施設に向かうのは有効です。
携帯電話が普及した今、街角の公衆電話は姿を消しつつありますがいざという時の非常用に使用できます。
難点としてスマホの着信拒否には『公衆電話からの通話を拒否する』設定がありますので、相手側が設定している場合は公衆電話からかけられません。
対処法2 ネットがつながるならSNS上で通話をする
電話とSMSは同じ電話回線を用いていますので、電話がダメならSMSも連動して使えない事も考えられます。
ただ電話回線が使えなくてもネット回線が使えるなら、LINEの無料通話やSkypeの通話等のSNSのアプリで電話をする事は可能です。
こちらの難点としては前もってSNS上で無料通話が出来るよう初期設定や友だちとしてつながっておく事前準備が必要な事。
Skypeの一部有料プラン等を除けば、固定回線への通話ができないといった所でしょうか。
いざという時の為の通信手段を考えておこう
スマホは既に生活必需品となっており、スマホによる通信が出来なくなってしまうと生活やビジネスに大きな影響を出してしまいます。
更に厄介なのは今回のソフトバンクの大規模な障害のように、ユーザー側に不備は無くても急に通信が出来なくなってしまう可能性も孕んでいる訳です。
そうなった際にも通信が出来なくなったと大慌てしておかないよう、事前に通信が出来なくなった場合の対処法を調べておき、準備しておくと落ち着いて対処できるでしょう。