ソフトバンクの2年契約なしの新プランは高い?今までのプランと比較して解説

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2019年の10月から改定される電気通信事業法に対応する為、ソフトバンクは9月13日に新プランを発表しました。

今回の法改定での主な変更点は

  • 契約を条件とした端末の大幅な値引きの抑制
  • 2年契約の解除料の上限を1000円に

以上の2つになります。

この内容に対応する為にどのような新プランが登場したのでしょうか?

旧プランとの比較をしつつ解説していきます。

ソフトバンクの新プランと旧プランを比較

今回の新プランを一言でまとめると、「2年契約を廃止して、値引きを減らした」ものになります。

旧プランと比較して、内訳の項目が減ったり料金が変わったりはしていますが総額はほとんど同じようになっています。

新プラン 旧プラン
基本料金 980円 1200円
ウェブ使用料 廃止 300円
データプラン 50GB+:6500円

ミニ:3000円~7500円

1GB:1500円(スマホデビューのみ)

100MB:300円(ガラケーのみ)

50GB+:5980円

ミニモンスター:2480~6980円

通話オプション 定額オプション:1500円

準定額オプション:500円

定額オプション:1500円

準定額オプション:500円

みんな家族割+ 2人:▲500円

3人:▲1500円

4人:▲2000円

2人:▲500円

3人:▲1500円

4人:▲2000円

おうち割光セット ▲1000円 ▲1000円

定額オプションは、いわゆる「かけ放題」、準定額オプションは「5分間かけ放題」という点もそのままです。

基本的な割引についても、今まで通りの割引額です。

ただ、ガラケーやタブレットの場合はプランの内容が変わる為料金も変わってきます。

大きな変更点を見ていきましょう。

2年契約の廃止

新プランに変更することで2年契約が無くなります。

auは2年契約をそのままで解除料を1000円に下げたり、docomoは条件ありで解除料免除したりと変更をしましたが、ソフトバンクは2年契約そのものを廃止しました。

これにより、今までは2年の更新月でなければ解除料として9500円発生していましたが、これがかからなくなるのでいつでも自由に解約をすることができます。

乗り換えをする時に一番ネックであった部分がなくなるので、政府の思惑通り自由にキャリアを選べるようになってきましたね。

スマホは旧プランと料金変わらず

スマホであれば新プランにしても料金は変わりません。

今までは「ウェブ使用料」という項目で300円の料金が毎月発生していましたが、これは廃止になりました。

その代わりデータプランの料金にその分が足されているので、プラスマイナス0です。

例えば通話オプションなしで50GB+のプランで割引も無いものとして計算すれば、

基本料 1200円
ウェブ使用料 300円
データ定額パック 5980円
合計 7480円

今まではこの3つの項目で構成されていました。

新プランになることで、

基本プラン 980円
データプラン 6500円
合計 7480円

項目が減ったり料金が変わったりはしているのですが、総額は同じでプランの内容も同じものになっています。

データプランミニの料金の増え方も同じで

使用量 新50GB+ 旧50GB+
0~1GB 3000円 2480円
1~2GB 5000円 4480円
2~5GB 6500円 5980円
5~50GB 7500円 6980円

1GB以上になるとガッツリ料金が上がる点も同じです。

ガラケーの通信料は下がるが値引きが無くなる為値上げ

ガラケーのプランもスマホのプランと同じような形に統一、それに加えてガラケー用の小容量プランが登場しました。

ガラケーは今までのスマホのプランとも少し違っていて、

基本料金 スマ放題:2200円

スマ放題ライト:1200円

ウェブ使用料 300円
データ定額パック データ定額S(従量制):0~4200円

1GB~50GB:2900~7000円

このようなプランでした。

スマ放題が「かけ放題」、スマ放題ライトが「5分間かけ放題」のことです。

新プランは以下の項目となります。

基本プラン 980円
データプラン 50GB+:6500円

ミニ:3000~7500円

1GB:1500円

100MB:300円

通話オプション 定額オプション:1500円

準定額オプション:500円

ガラケー用の1GBプランと100MBプランがデータに追加されています。

今までガラケーの小容量プランはみんな家族割の人数にカウントされなかったのですが、この小容量プランはみんな家族割の人数としてカウントされるので家族が安くなる可能性があります。

さらにガラケーはデータプランに入らず電話のみにすることも可能なので、最低料金980円と安くなっています。

しかし、以前はガラケーに「月月割」という割引が付いていて実質無料で購入することも出来たのですが、今回の法改定でそれがなくなり実質値上げとなります。

月月割の廃止

スマホではウルトラギガモンスターの登場と同時に廃止されていた月月割ですが、ガラケーでの適用も出来なくなりました。

月月割とは、ざっくり言うと機種を買った人にだけ入る値引きです。

機種代金が「実質」いくらいくらという表記を見たことがある方は多いと思います。

例えば機種代金が24000円の機種を2年分割で購入したとします。

そうすると毎月の支払金額は1000円ですが、そこに月月割が毎月500円入って毎月の負担額は500円。

500円x24ヶ月で機種代金は実質12000円となります。

契約を条件とした機種代金の値引きが出来なくなりますので、それに伴い月月割も廃止となりました。

総額の金額が違っても実質の金額は同じという事が起こっていましたが、これで本来の金額が負担額としてかかるようになります。

タブレットも若干の値上げ

月月割の廃止に伴いタブレットも料金だけ見ると若干値上げとなります。

タブレットはデータシェアでの契約がメインで、それは新プランになっても変わりません。

例えばタブレットのMediaPad M3 Lite sをシェア子回線として36回分割、タブレットずーっと割の特典Aを適用して購入した場合、今までは以下の通りの料金でした。

基本料金 1700円
ウェブ使用料 300円
データ定額パック シェア子回線:500円
機種代金 980円x36ヶ月(総額35280円)
月月割 ▲980円
タブレットずーっと割 ▲1520円
合計 980円

これが新プランで契約をすると、

基本プラン 980円
データプラン シェア子回線:0円
機種代金 105円x48ヶ月(総額5040円)
半額サポート+ (390円)
合計 1085円(1475円)

こうなります。

機種代金の総額が安くなったのですが、月月割とタブレットずーっと割が廃止になった為、月額料金としては値上がりしています。

また、半額サポート+を適用して購入する場合は、さらに+390円となり、今までの約1.5倍の料金になります。

もちろん2年契約がなくなったり、実質機種代金が半分で購入出来ると言った特典は使えるので、ただ単に値上がりしたと言うわけではありません。

まとめ

以上、ソフトバンクの新プランについてでした。

2年契約の解除料を1000円に下げるのではなく、2年縛り自体を廃止するという思い切った変更をしたのは、大手携帯キャリアの中ではソフトバンクだけになります。

ただ、通信料に関しては下がっているのですが、それに伴って無くなる値引きがあるのでそれを加味すると実質的な値上げになるパターンもあります。

ですが、旧プランから新プランに変更するのには解除料は発生しないので、もしソフトバンクの解約を検討しているのであれば新プランに変更して解約することで解除料を払う事無く解約することが出来ます。

ソフトバンクを検討している方も解約を検討している方も、一度ショップにて相談されてみることをオススメします。