ソフトバンクから子供用の携帯「キッズフォン2」が発表されました。
これは昨年発売されたキッズフォンの後継機となり、大幅な変更点はありませんがいくつかの機能が追加されたものになります。
今回はキッズフォン2の基本的な機能と、キッズフォンからの変更点をまとめていきます。
目次
キッズフォン2とキッズフォンのスペック比較
機種名 | キッズフォン2 | キッズフォン |
発売日 | 2019年12月上旬 | 2018年4月13日 |
メーカー | セイコーソリューションズ株式会社 | セイコーソリューションズ株式会社 |
価格 | 未定 | 18,720円 |
ディスプレイ |
約3.1インチ TFT液晶
ワイドVGA(800×480ドット)
|
約2.8インチ TFT液晶
クォーターVGA (320×240ドット) |
サイズ(幅×縦×厚さ) | 約54.6×107.5×13.8mm | 約57×100×15.3mm |
重さ | 約112.4g(ストラップ含む) | 約110g(ストラップを含む) |
外部メモリ | 未対応 | 未対応 |
メインカメラ |
約500万画素
|
約500万画素 |
サブ | 約200万画素 | 約200万画素 |
バッテリー容量 |
1490mAh
|
1200mAh |
防水・防塵 | IPX5/7 IP5X | IPX5 IP5X |
GPS | 対応 |
対応 |
基本的なところは今まで通りとなっています。
スペック上の主な変更点としては画面サイズ、バッテリー容量、防水性能の3つです。
電話帳の登録件数は20件が上限なのも変わらず、カメラの性能も据え置きとなっています。
キッズフォン2の基本的な機能
連絡は電話帳に登録された人のみ
キッズフォン2では電話帳に登録された人以外は連絡をとることが出来ません。
普通の携帯だと不便な事ですが、子供に持たせるのであれば見ず知らずの人と連絡をとることが出来ないので安心材料になります。
電話帳の登録をするには管理者パスワードの入力が必要なので、勝手に追加されることを防ぐ事も可能です。
カメラでSNOWのような自撮り
キッズフォン2にはカメラがついており、さらにスマホアプリ「SNOW」のような加工をすることも出来ます。
100種類以上の顔認証スタンプが搭載されているので、子供用携帯とは思えないほど自撮りを楽しむことも出来ます。
タッチ操作と相まって、スマホを欲しがる子供も満足するのではないでしょうか?
GPS位置検索
子供に持たせる携帯なら欠かせない機能である位置検索ももちろん搭載されています。
みまもりマップというアプリを使うことでリアルタイムに高精度で位置検索をすることが可能です。
状況にもよりますが、学校の教室移動も感知出来るレベルで検索出来ます。
また、設定した時間帯に設定した速度以上で移動した場合に親機へ通知する機能も搭載されています。
もしも車で連れ去られてしまった時も、いち早く気付くことが出来るので重要な昨日の1つと言えますね。
もしもの時の緊急ブザー
キッズフォン本体にブザー機能も搭載されており、本体上部の紐を引っ張ることで鳴らすことが出来ます。
ブザーを鳴らすと大きな音がなると同時に、カメラで写真を撮影し親機へ送信される機能もついています。
通知だけでなく現場の写真も送ってくれるのは、子供用携帯の中ではカメラがついているキッズフォンだけの特権です。
警備員派遣サービス「CSPケータイdeアシスト」
いざというときは警備会社「セントラル警備保障」の警備員を現地へ派遣要請することも出来ます。
子供が迷子になってしまった時や、もしもの事があった時に派遣できるサービスで、緊急連絡先への連絡や110、119などの連絡、タクシーの手配などを代行してくれます。
加入にはキッズフォンの料金とは別で毎月300円(税抜)の月額料金が必要となり、出動には1回につき5500円(税抜)が必要です。
保険の用に安心を買うと考えれば、決して高い料金ではないと言えますね。
キッズフォンからの変更点
画面が3.1インチに大型化
キッズフォン2は画面サイズが2.8インチから3.1インチへ変更されています。
一般的なガラケーの画面サイズが約3.4インチなので、ガラケーの画面サイズに近づいています。
キッズフォン2はガラケーと同程度の写真撮影が出来る端末なので、画面が大きくなることによって画像も見やすくなります。
また、小さい画面を見るよりも大きい画面のほうが子供の目にも優しいので嬉しい進化となっています。
防水性能が向上
キッズフォン2は防水性能が強化されています。
IPX5からIPX5/7になっており、水に落としてもある程度は耐えてくれるようになっています。
ちなみに防水性能はIPXの後ろの数字で表されており、以下の表のようになっています。
等級 | 性能 |
IPX0 | 防水なし |
IPX1 | 200mmの高さから1分間に3~5mmの水滴を10分間落としても浸水しない |
IPX2 | 200mmの高さから15°の範囲に1分間3~5mmの水滴を落としても浸水しない |
IPX3 | 200mmの高さから60°の範囲に1分間10Lの放水を10分間しても浸水しない |
IPX4 | 300mm~500mmの高さから全方向に1分間10Lの放水を10分間しても浸水しない |
IPX5 | 3mの距離から全方向に1分間12.5Lの放水を30kpaで3分間しても浸水しない |
IPX6 | 3mの距離から全方向に1分間100Lの放水を100kpaで3分間しても浸水しない |
IPX7 | 水深15cm~1mの場所に30分間沈めても浸水しない |
IPX8 | IPX7より厳しい条件でも浸水しない |
IPX8は厳格に基準は定められてはいませんが、水深1.5~5mで検査されることが多いようです。
一般的にはIPX5以上であれば完全防水と言われるものになり、キッズフォン2も完全防水だと言えます。
キッズフォン2はIPX5/7なので、全方向から継続的に水を被っても、ある程度水深がある場所に落としてしまっても浸水しないという程度の防水性能です。
お子さんが雨の中ずぶ濡れで帰ってきても、水たまりにキッズフォンを落としてしまっても水没の心配はほぼないので安心出来ますね。
バッテリー容量が増加
キッズフォン2にはバッテリー容量が290mAh増えて1490mAhになっています。
数値だけで見れば大したことが無さそうに見えますが、連続待受時間は4GLTEを拾っている場合、約350時間から約397時間と50時間近く伸びています。
また、3Gを拾っている状態であれば、約370時間から460時間と100時間近くも伸びています。
スリープ状態であればもっと伸びる事が予想出来るので、充電の回数を減らすことが出来、それに伴いバッテリーの寿命を伸ばすことにも繋がります。
子供の帰宅を確認出来る「ただいま通知」
キッズフォン2には「ただいま通知」というものがあります。
これは子供が無事帰宅した事を、親機に教えてくれるという機能です。
両親が共働きで子供が鍵っ子の家庭なら、とても安心出来る機能ですよね。
キッズフォン2はWi-Fiに接続出来る様になっており、家のWi-Fiを登録する事で帰宅したことを感知出来るようになっています。
逆を言うと、自宅にWi-Fiが無ければ使う事が出来ないので、今まで通り「みまもりマップ」で位置検索をする必要があります。
スマホの代替品としても
以上、キッズフォン2についてお伝えしてきました。
キッズフォンは他社のキッズケータイとは違ってタッチ操作が出来、カメラで写真も撮れるのでスマホに一番近いキッズケータイだと言えます。
小学生低学年から、スマホに憧れをもつ高学年まで幅広い年代をカバー出来る端末となっているので、子供用の携帯をお探しの方は検討してみてはいかがでしょうか?
source:キッズフォン2|ソフトバンク