外出時にAndroidスマホを公衆無料Wi-Fiに接続できない原因と対処法

Android設定・トラブル対処法

駅や商業施設に設置されている公衆無料Wi-Fiは、スマホの通信容量が削減できるので重宝している方も少なくありません。

しかし「今まで使っていた公衆無料Wi-Fiが急に使えなくなった…」という現象も起こりやすいのが難点です。

この記事では公衆無料Wi-Fiが繫がらなくなった時の原因や対処法についてご案内します。

公衆無料Wi-Fiに繫がらない時の4つの原因

「公衆無料Wi-Fiに繫がらなくってしまったが、スマホの4G LTE回線では通信出来ている」この場合は公衆無料Wi-Fiとの接続に異常が起きた可能性があります。

この状態で考えうる原因は4点ほどあります。それぞれの原因と対処法について一緒にご案内したいと思います。

原因1:公衆無料Wi-Fiの電波範囲外に出てしまっている

公衆無料Wi-Fiの電波範囲は低く、施設内で利用できると言ってもWi-Fiの電波が届かない地点はどうしても発生してしまいます。

特に駅ビルや公民館といった巨大な公共施設で、公衆無料Wi-Fiに接続できない時のよくある原因の1つで、高層階や地下では顕著に出ます。

逆に小規模なカフェやコンビニのWi-Fi、キャリアのショップが提供しているWi-Fiでは電波範囲内の為、起きにくい現象と言えるでしょう。

対処法:電波範囲内の位置を探して移動しよう

電波範囲外だと言うのが原因なら、電波が届く場所に移動するのが対処法になります。

  • 高層階や地下にいるなら地上の低層階に移動する
  • 窓の近くに移動する
  • Wi-Fiルーターの置いてある位置まで移動する(場所が分かっている場合のみ)

Wi-Fiルーターの場所は設置者毎に違うので、一概に設置場所はここだとご案内できませんが、多くの人が利用できるように複数の場所に分けている施設もあります。

施設の従業員の方に聞いてみるのも一つの手なので、電波範囲外が原因なら速やかに移動してみましょう。

原因2:公衆無料Wi-Fiの制限時間・接続回数を超えてしまった

公衆無料Wi-Fiは、全ての人に公平に利用してもらう公共サービスなので一人当たりの接続回数や接続時間に制限をかけている所も多く存在します。

長時間Wi-Fi回線を占有されない為なので、この場合は再接続するか別の日にWi-Fiに接続し直すかのどちらかになります。

対処法1:一旦Wi-Fiを切断して再接続しよう

一回の接続できる時間が決まっている公衆無料Wi-Fiの場合は、一旦Wi-Fiを切断して再度接続しなおす方法が有効です。

接続時間が決まっているWi-Fiは公共施設に多く、一例を挙げると東京都港区のWi-Fiには以下のような時間制限が設けられています。

<港区の公衆Wi-Fiの利用について>

  • 接続時間は60分/回まで
  • 1日の接続回数の制限なし

動画などに見入っていると制限時間を超えてしまう事もあるので、再接続で改善されるか試してみましょう。

対処法2:接続回数を超えてしまった場合には別の日に接続し直そう

公衆無料Wi-Fiには1日あたりに接続できる回数が決まっているタイプも多く、有名どころをあげるとセブンイレブン提供のWi-Fi『セブンスポット』が該当します。

<セブンスポットの利用について>

  • セブンスポット会員か7iD会員の登録が必要
  • 1回60分まで、1日3回まで無料で利用できる

接続回数のカウントが店舗毎なのか、アカウントで管理しているのか、業者によって変わるので一概には言えません。

アカウント管理の場合は別の店舗に移動しても利用できない可能性が高いと思われます。

別の日に接続し直すか、別の公衆無料Wi-Fi接続サービスを探して利用するのがおすすめです。

原因3:会員登録が必須のWi-Fiにつなごうとしている

公衆無料Wi-Fiは、全てのユーザーがスマホ上でWi-Fiのパスワードを入力すればいつでも利用できる…という訳ではありません。

先に出てきた『セブンスポット』のように、会員登録が必要だったり特定のユーザーのみが利用出来る公衆無料Wi-Fiも存在します。

対処法:会員登録完了後に再度Wi-Fi接続を試してみよう

会員登録が必要なWi-Fiサービスを、会員登録が出来ていない状態で利用しようとすると会員登録を促す画面が出てくる業者がほとんどです。

この場合は一旦Wi-Fi接続を切って4G LTE回線に切り替えた後に、会員登録が完了してから再度Wi-Fi接続を試してみましょう。

会員登録を促す画面が出たという事は、スマホとWi-Fiの接続自体は成功していますし無料のWi-Fi業者に接続するなら料金もかからないので負担も少ないかと思います。

原因4:公衆無料Wi-Fiに接続している人が多すぎる

どうしても公衆無料Wi-Fiに接続出来ない、通信が止まってしまう…と感じている場合は公衆無料Wi-Fiに接続している人が多すぎる場合が考えられます。

実は公衆無料Wi-Fiに使われるルーターも家庭用と同様に、1台のルーターで接続できるデバイス数は決まっており利用出来る通信容量も決まっているのです。

その為、一度にたくさんの人が接続を試みようとして公衆無料Wi-Fi回線が混雑、あるいはパンクしてしまっている現象が起きる事もあります。

対処法:時間帯をずらして再接続を試みよう

公衆無料Wi-Fi回線の混雑、あるいはパンクしてしまっている場合、残念ながらユーザーが出来る対処法は皆無と言っても過言ではありません。

別の公衆無料Wi-Fiの場所に移動するか時間帯をずらすかのどちらかなので、早めに移動した方がおすすめです。

ちなみに回線が混雑・パンクしている場合の目安ですが、周囲を見渡してスマホやパソコンを操作している人の数と表情を見てみる…という見分け方もあります。

  • スマホやパソコンを操作している人が多く騒がしい
  • 操作中にイライラしているような表情の人が多い

このような状況だと、公衆無料Wi-Fiに接続しようと考えている人が多い、回線自体が混雑している…と考えられるのでさっさと移動した方が無難と言えるでしょう。

スマホ側で改善できるかどうかも試してみよう

「他の人は問題なく公衆無料Wi-Fiに接続出来ているのに、自分だけ接続出来ていない…だが4G LTE回線では問題なく通信出来ている」

この場合は、スマホ側のWi-Fi関連システムに問題が起きている場合が考えられるので、スマホ側の操作で改善されるか試してみましょう。

スマホ側で出来る公衆無料Wi-Fi再接続方法

  • 機内モードがONになっていないかチェック
  • ステータスバーのWi-FiスイッチをON/OFFを切り替えて再接続
  • キャッシュクリア
  • 電源再起動
  • アプリ経由でWi-Fi接続する場合はPlayストアからアプリの更新・再インストール

スマホ側に原因がある場合は、上記の手順でリフレッシュできるので実行し改善できるかどうか試してみましょう。

どうしても我慢できないならモバイルWi-Fiルーターの契約も視野にいれよう

公衆無料Wi-Fiが接続出来なくなる現象と対処法をご案内させていただきましたが、改善されなかったり速度が遅い時は、モバイルWi-Fiルーターを契約する手もあります。

  • 接続人数に左右されず安定した通信が期待できる
  • 接続は自分だけが知っているパスワードを入力するだけ
  • 通信内容傍受の危険性が低くセキュリティも高い

月額料金は必要ですが上記3点のメリットがあるので、公衆無料Wi-Fiの使い心地が満足いかない時はモバイルWi-Fiルーターの契約も視野に入れるのがおすすめです。