私がカスタマーサポートで働いていた終盤の時期は、LINEについての質問が多く問い合わせされていました。LINEが一般的に流行る前は、メールの使い方について問い合わせが多かったと思いますが、メールに関しての問い合わせはどんどん少なくなったように思えました。中にはメールはもう利用していないといような人もいるのでは無いでしょうか?実際、メールよりも手軽にメッセージのやり取りができるので利用者が増えるのも当たり前なのかも知れませんね。
さて、そんなLINEですが重要なメッセージのやり取りを行う事はありませんでしょうか?恋人や友人とのやり取り、仕事で利用しているメッセージなどで、消えてしまっては困る残しておきたいメッセージはありませんか?利用頻度が高くなるにつれて重要なやり取りをは増えていくと思います。今回は、そんなLINEのトークルームをバックアップするやり方を紹介していきたいと思います。LINEのバージョンは8.9.1です。
目次
Googleドライブを利用してトークルームを一括でバックアップ
一番初めに、Googleドライブを利用したバックアップ方法を紹介します。この方法は全てのトークルームを一括でバックアップできるのが1番のメリットです。バックアップも復元も操作が簡単なので手軽に行うことができます。また、複数人でやり取りをしているトークルームもバックアップ出来ることもメリットの一つです。
ただし、LINEのヘルプに「バックアップ失敗」について明記されていることもあり、バックアップされていなかったり、復元ができない事態が発生する可能性があります。とはいえ、9割以上の方は失敗しませんのでとりあえずバックアップしておいて損はありません。
Googleドライブにバックアップするやり方
LINEアプリを開く→友達のタブを開く→右上の歯車のアイコンをタップ→トークをタップ→
トーク履歴のバックアップをタップ→Googleドライブにバックアップするをタップ→利用するGoogleアカウントを選択→左下の許可をタップと進みます。画像にある前回のバックアップに、日付や容量が表示されればバックアップ完了です。
Googleドライブから復元するやり方
また、画面下の復元するをタップすることで復元が可能です。注意したいのは、復元時に間違ってGoogleドライブにバックアップするから進んでしまうと、空っぽのデータをバックアップしてしまい復元できない状態になってしまいます。しっかりと操作方法を確認しながら進めましょう。
トークルームを個別にバックアップ
次はトークルーム毎にバックアップする方法を紹介します。この方法は、バックアップしたいトークルーム毎に操作をしなければならないので手間と時間がかかります。ただし、直接本体に保存したり、メールで送っておいたり、自分の使い慣れた機能に移しておくことができます。また、機種変更時に本体からSDカードを経由して移す方法を取れば、復元に失敗することは殆どありません。面倒はありますが、重要なトークルームを保存しておくならこの方法が1番です。
トークルームを個別にバックアップするやり方
対象のトークルームを開く→右上のVをタップ→トーク設定をタップ→トーク履歴をバックアップをタップ→すべてバックアップをタップと進みます。
本体にバックアップするだけなら次の選択肢は、いいえと進み操作完了です。合わせてメールなどでバックアップデータを共有する場合は、はい→確認と進みます。
次の画面にて、何の機能を利用してバックアップデータ共有するのか選択をします。私のお勧めはGmailです。送信サイズが25MBとメールにしては容量が多く、復元する際の手順が簡単になるからです。
トークルームを個別に復元するやり方
復元に関しては、対象のトークルームを開く→右上のVをタップ→トーク設定をタップ→トーク履歴をインポートをタップします。この時、復元するバックアップデータは本体ストレージの直下にある『LINE_Backup』フォルダか『download』フォルダに保存されている必要があります。本体に保存した場合は直接『LINE_Backup』フォルダに保存されますし、Gmailの添付ファイルをダウンロードした場合は『download』フォルダに保存されます。
今回の方法で復元する際は、バックアップデータの保存先を意識しなくて問題ありません。別の機能でバックアップデータを共有した場合は、保存先に注意しましょう。
今回紹介した方法はどちらもメリット、デメリットが存在します。全体的なバックアップはGoogleドライブを利用し、重要なトークルームだけは個別でバックアップを取っておくのがお勧めです。これならGoogleドライブでの復元ができなかったとしても、重要なデータだけは残しておくことができます。
また、トークの復元はどちらの方法を使ってもLINEアカウントが同一でないと行えないようになっています。友人のアカウントや、自分のアカウントだったとしても新しいアカウントには復元できませんのでご注意ください。