Androidスマホを充電すると熱くなる原因と対処法

Android設定・トラブル対処法

Androidスマホを充電している時に、「スマホが熱い」と感じたことはありますか?

スマホは手に持つため本体の温度が上がるとすぐに気がつきますよね。

まれにですがスマホが発火したという事件を目にすることもあるため、不安に思う人も多いでしょう。

今回はAndroidスマホを充電すると熱くなるのは正常かどうか、充電すると熱くなる原因と対処法についてくわしくご紹介します。

Androidスマホを充電すると熱くなるのは正常?

Androidスマホのバッテリーは熱くなりやすい部品であり、負荷が多い機能の使用や充電により電流がながれることで熱を帯びます。

特に急速充電器の場合は電流が大きいため、より温度が上がりやすい傾向にあります。

あまりにも温度が上がった場合は、危険を察知してスマホ本体もしくは充電器側の安全機能が働き、充電が停止されるため安心です。

取扱説明書の通り、正しい使用法で充電をしており、手に持つことができる程度の温度であれば正常の範囲内と言えるでしょう。

しかし、持てないぐらい熱くなった時や、充電器もしくは本体が焦げたりなどの異常を感じたら、すぐに充電を停止しキャリアショップやメーカーに相談してください。

 Androidスマホを充電すると熱くなる原因と対処法

Androidスマホを充電すると熱くなるときは、以下のような原因が考えられます。

  • 市販の充電器を利用している
  • 充電中に操作している
  • バックグラウンドでアプリなどが動作している
  • スマホが布団などでおおわれている
  • スマホもしくは充電器が故障している
  • コンセントが故障している
  • ワット数の大きい充電器を利用している

それぞれの原因の詳細と対処法を確認してみましょう。

今回の動作確認は、Galaxy A53 5G(Androidバージョン:12、One UIバージョン:4.1)で行っております。

 純正の充電器を使用する

メーカーやキャリアが指定した純正品以外の充電器を利用することで、充電中に熱くなりやすい原因となっている可能性があります。

市販品の中には、純正のものと電圧が異なったり、微妙に差し込み口の形状が歪んでいたり、ひどいものだと発熱時の安全対策がされていない粗悪品もまぎれています。

そういった充電器を利用することで、充電ができないなどの故障や、端子の破損、急激な発熱が発生しまう危険性があります。

純正の充電器であれば、製品販売前にメーカーやキャリアがおこなうさまざまなテストをクリアしており、安全に利用することができます。

しっかり安全が保証された充電器を使用するようにしましょう。

充電中の使用を止める

充電中にスマホを使用すると、バッテリーに負荷がかかり温度が上がりやすくなります。

特にゲームや動画など消費電力が大きいアプリを利用すると、本体に負荷がかかり熱を持ちやすくなります。

充電中の使用は、充電と放電を繰り返すことになるため、電池の劣化を早める原因にもつながります。

温度が上がりすぎた場合は、警告通知が表示され充電が強制的に停止したり、温度が下がるまで機能の一部が利用できなくなったりすることもあるため、充電中の使用はなるべく控えるようにしましょう。

 スマホを電源オフにする

スマホの操作をしていない時でも、バックグラウンドで通信が行われたり、常駐アプリが動いていたりすることが原因で、本体が熱くなることがあります。

操作していない状態でも、熱くなってしまう時は、電源をオフにした状態で充電をしてみましょう。

電源をオフにする
  1. 電源ボタンを長押しする
  2. 「電源OFF」をタップする
  3. 「電源OFF」をタップする
    電源をオフにする

布団の上などで充電しない

充電中に布団などでスマホがおおわれていると、熱くなる原因となります。

スマホ本体が布団などでおおわれることによって、熱を逃がすことができずこもってしまうため短時間で温度が上がりやすくなります。

就寝時に充電する方は多いと思われますが、布団の上には置かず、テーブルの上などに置くようにしましょう。

また、放熱しにくいケースをつけていることで本体の温度が上がってしまうことがあります。

一度ケースを外した状態で充電をしてみて、熱くなる症状が改善するかどうか確認してみましょう。

 スマホ・充電器の故障

充電中に熱くなる原因として、スマホや充電器の故障が考えられます。

充電器の端子がゆがんでいる場合や、スマホ本体の端子に破損や汚れや水分の付着があると、正常に充電が行われず温度が上昇する原因となります。

また目に見える破損がない場合でも、経年劣化で充電器のケーブルが断線してしまっているかもしれません。

端子破損や汚れ・水分の付着は、発火などの重大な事故につながる危険があるため、壊れている充電器の使用や、端子部分に汚れや水分が付着している状態での充電はしないようにしましょう。

スマホが防水対応の場合でも、充電器は防水ではありません。濡れた後は本体を振って水抜きをし、完全に水分がなくなってから充電を開始しましょう。

充電時に異臭や、充電器が溶けるなどの異常が見られた場合はすぐに充電を停止してください。

その後は火傷などの危険もあるため極力触れないようにし、そのままの状態でキャリアに持っていくか、写真をとって記録を残しサポートサイトへ問い合わせしましょう。

 コンセントの故障

充電中に本体が熱くなる原因として、コンセント側が故障している可能性があります。

充電器を差し込むコンセントの位置を変えて、症状が起きるかどうか確認してみましょう。

いつも特定の場所で充電する時にだけ、本体が熱くなる場合は、コンセントが故障している可能性が考えられます。

コンセントは経年劣化やほこりなどの異物によるショートなどで故障することがあります。

発火につながる危険があるため症状が起きるコンセントは他の家電等も含め、利用しないようにしましょう。

故障したコンセントは、専門の業者に修理を依頼し、決して自分で分解はしないでください。

ワット数の問題

充電する時に熱くなる原因として、充電器のワット数が大きいことが影響している可能性があります。

最近では急速充電に対応したスマホや充電器が増えていますが、通常の充電器と比べ充電時の電力が大きくなるため温度が上がりやすくなります。

充電時に温度が上昇することが気になる時は、急速充電器ではなく、通常の充電器やUSB充電など電力が小さいものを使用しましょう。

また、機種によっては急速充電をオフにする機能がついていることがあります。

ご利用の機種の取扱説明書や、メーカーサポートサイトを確認してみましょう。

急速充電をオフにする
  1. 本体設定を開く
  2. 「バッテリーとデバイスケア」をタップする
  3. 「バッテリー」をタップする
  4. 「その他のバッテリー設定」をタップする
    バッテリー設定画面を開く
  5. 「急速充電」をタップしスイッチをオフにする
    急速充電をオフにする

スマホを冷ますときは扇風機やうちわを活用しよう

Androidスマホを充電すると熱くなる原因と対処法はわかりましたか?

スマホ本体の熱を早く冷ますために、エアコンの吹き出し口に置いたり、氷で冷やしたりすると本体の内部に結露が発生してしまう可能性があります。

内部に結露が発生してしまうと、防水機種でもサビや腐食を防ぐことができません。

熱くなったスマホを冷ましたいときは、扇風機やうちわの風を当てるようにしましょう。