スマホを音楽プレーヤー代わりにしている方は決して少なくありませんが、イヤホンで聞いていると急に音が悪くなってしまうことがあります。音割れや雑音が入ったり、途切れたりと・・・
ウォークマン時代では、イヤホンの寿命やケーブルの断線がほとんどの原因でしたが、スマホの場合はそれ以外にも考えられる原因はたくさんあります。
主な原因としては『有線イヤホンのイヤホンジャックとプラグ』『Bluetoothイヤホンの接触不良』『ネットワーク回線の不良』この3点です。
今回の記事では『スマホで音楽をイヤホンで聞いている時に音が悪くなった原因と対処法』をご案内しますので是非参考にしてみて下さい。
目次
有線イヤホンで音が悪くなった時の原因の切り分け方と対処法
イヤホンジャックに挿し込む有線イヤホンは、イヤホンジャックのプラグ部分が接触不良を起こしている可能性があります。
スマホ側のイヤホンジャックなのか、イヤホン側のプラグなのか、まずはどちらに原因があるか調べてみましょう。
他のイヤホンを接続した場合の挙動はどうか?
しっかりとイヤホンジャックに挿し込んでも改善されない場合は、音が悪くなったイヤホンを別のオーディオデバイスに挿し込んで試す方法がおすすめです。
別のスマホやタブレット、テレビ、パソコン…何でも構いませんので、別のオーディオデバイスに挿し込んでテストしてみましょう。
- 他のオーディオデバイスは問題なく音が流れた!…スマホ本体側に問題あり
- 他のオーディオデバイスでも音が流れない…イヤホン側に問題あり
このように判断できるので、問題がある方を改善していくようにしましょう。
イヤホンに原因がある場合はボリュームの調整やノイズキャンセル機能のON/OFFを試してみよう
イヤホン側に問題があると判断された場合、出来る対処法としては以下のようなものがあります。
- ボリュームが極端に下がっていないかチェック
- ノイズキャンセル機能のON/OFF
- バッテリーが切れていないか確かめる
有線イヤホンでもバッテリーを利用するタイプもあり、バッテリー切れの為に音が悪くなったり今までとは音の聞こえ方が違う時もあります。
ただし改善出来ない場合は、イヤホン本体の寿命やケーブルの断線を起こしている可能性もあるので、買い替えてみるのも良いでしょう。
スマホに問題がある場合の対処法
スマホに問題があると判明したら、続いてはイヤホンジャックのハード面か、アプリやシステムのソフト面に原因があるのか調べましょう。
すぐに出来る簡単な調べ方としては『電源再起動』と『別の音楽再生アプリ』を利用して音楽再生を確かめてみる…という方法です。
- 電源再起動で改善したら一時的な不具合、
- 別の音楽再生アプリでは問題無し…使っている音楽プレーヤーアプリが異常なのでアプリ更新や別のアプリで音楽再生を楽しむ
- 別の音楽再生アプリでも改善無し…ハード面で異常が起きている可能性が高い
もし別の音楽再生アプリでも改善しなかった場合、修理交換に出す手もありますが、Bluetooth接続できるスマホならBluetooth対応イヤホンに買い替える手もあります。
修理に出して改善を期待するか、イヤホンジャック不具合に目をつぶって無線のBluetoothイヤホンで音楽を楽しむか…どちらを選ぶかはユーザー次第です。
Bluetoothイヤホンの音が悪くなった場合の原因の切り分け方と対処法
Bluetoothイヤホンで音が悪くなった場合、有線イヤホンと同様にアプリの更新や別のアプリでも同様の症状が起きていないか確かめます。
症状が改善されないなら、イヤホンのボリュームとノイズキャンセル機能を調べ、その後以下の手順でBluetoothイヤホンの音質が改善されるかどうかチェックしましょう。
再度Bluetooth接続で改善されるか試してみよう
Bluetoothイヤホンの音が悪くなる原因は、スマホとBluetoothイヤホンの接続不良を起こしていることです。
電波が混線している、無線の送受信が上手くいっていない等の原因が考えられますので、スマホ側でBluetoothのON/OFFを試したり電源再起動で再接続を試してみましょう。
Bluetoothイヤホンの充電が切れていないか充電を確かめる
Bluetoothイヤホンの充電が切れかかっていると、出力が低下するので音質が悪くなったり音量が小さくなることがあります。
Bluetoothイヤホンのサイズは小さく、更に無線機器なのでバッテリー容量が小さい…という欠点を抱えているので充電が切れていないか確かめてみましょう。
スマホとBluetoothイヤホンの距離が離れすぎていないか確かめる
Bluetoothイヤホンとスマホの距離が離れすぎていると、電波状況が不安定になり、ぷつぷつと音が途切れがちになる症状を起こし始めます。
出力元のスマホから離れすぎると混線や接続不良の原因にもなるので、あまりスマホとBluetoothイヤホンの距離を離し過ぎないように注意しましょう。
ストリーミング再生中の場合はネット環境が原因の可能性あり
音楽をYouTube等のストリーミング再生で聴いていて、音が悪くなった場合はイヤホンやスマホではなくネット環境に原因があると考えられます。
読込が都度入ればその間音楽は止まりますし、電波強度が不安定なら送られてくる音楽も不安定になるので音質低下につながる為です。
速度規制による通信速度低下が原因なら画質の低下を試そう
ストリーミング再生で音質低下が起こる原因の1つが『速度規制』に引っ掛かって通信速度が低下した…というものです。
YouTube等の映像と一緒に音楽を流すサイトなら、画像はほとんど動かないものが多いので画質を一番低い144pに変更して聞いてみると良いでしょう。
Wi-Fi接続ならWi-Fiルーターとの距離を近くしたり再接続を試す
ストリーミング再生をWi-Fiに接続して聞いているなら、Wi-Fiルーターとの距離が離れすぎていないかチェックし、近づいてみるのも有効です。
接近して音質が改善したら距離が遠過ぎたことが原因と分かりますし、近くで改善されない場合もWi-Fiルーターやスマホの再起動と再接続で改善する可能性もあります。
Wi-FiもBluetooth同じく無線接続なので、電波が原因の可能性もあるので是非お試しください。
ソフトウェアアップデートや全てのアプリも更新してみよう
スマホ側で他にイヤホンの音質が悪い時に打てる対処法として、以下のものが挙げられます
- Android OSのメジャーアップデート
- ソフトウェアアップデート
- 音楽再生アプリ含む全てのアプリを更新
アプリだけは最新版にアップデート済みだが、スマホ本体のソフトウェアは古すぎるバージョンだと再生が上手くいかず音質の低下や再生が困難になることがあります。
音楽再生の機能が無く、全く無関係のように思えるアプリが、データ衝突や不具合の原因にもなっている可能性もあるので、全てのアプリを更新してみるのも有効です。
アプリやOSの更新を行う事は機能面やセキュリティをアップデートすることにもなるので、イヤホンの音質改善を期待しつつアプリやOSを更新しましょう。
イヤホンの調子が悪い=イヤホンの故障ではない点に注意
イヤホンの音が悪くなってしまう現象についてご案内させていただきましたが、イヤホンの音が悪い現象でも原因や対処法は大きく変わります。
イヤホンに不具合は無かったが勘違いして捨ててしまった…というのは非常にもったいないので、イヤホンの音が悪い=イヤホンの故障と決めつけず落ち着いて対処しましょう。