Androidスマホでパスワードが自動入力されないときの対処法

Android設定・トラブル対処法

スマホを利用しているとさまざまなサイトでパスワードを入力する場面がありますよね。

頻繁にログインするサイトや、パスワードを忘れてしまう可能性があるときは、パスワードが自動入力されるように保存しておくと便利です。

今回はAndroidスマホでパスワードが自動入力されないときの対処法をご紹介します。

Googleパスワードマネージャーの設定をする

Androidスマホでは、Googleパスワードマネージャーの設定をすることで、Googleアカウントにパスワードを保存し自動入力ができるようになります。

今回の動作確認は、Galaxy A53 5G(Androidバージョン:13、One UIバージョン:5.0)でおこなっております。

操作方法は利用機種やアプリのバージョンにより異なる可能性があります。

Google自動入力とパスワードの保存設定をオンにする

スマホの本体設定から、Google自動入力をオンにすることができます。

また、IDやパスワードを入力しても、ログイン情報を保存するためのメッセージが出てこない場合は、「パスワードの保存」が無効になっている可能性があります。

パスワードマネージャーの設定を確認して、Google自動入力とパスワードの保存を有効にしましょう。

Google自動入力をオンにする
  1. 本体設定を開く
  2. 「Google」をタップする
  3. 「自動入力」をタップする
  4. 「Google自動入力」をタップする
    Google自動入力設定を開く
  5. 「Google自動入力を使用する」をタップしてスイッチをオンにする
    Google自動入力をオンにする

パスワードの保存と自動ログインを有効にする

IDやパスワードを入力しても、ログイン情報を保存するためのメッセージが出てこない場合は、「パスワードの保存」が無効になっている可能性があります。

また、ログイン情報が登録されているサイトに自動ログインできないときは、自動ログイン設定がオフになっている可能性があります。

パスワードマネージャーの設定を確認して、「パスワードの保存」と「自動ログイン」を有効にしましょう。

パスワードの保存と自動ログインを有効にする
  1. 本体設定を開く
  2. 「Google」をタップする
  3. 「自動入力」をタップする
  4. 「Google自動入力」をタップする
    Google自動入力設定を開く
  5. 「パスワード」をタップする
  6. 「設定」アイコンをタップする
  7. 「パスワードを保存する」と「自動ログイン」のスイッチをタップしてオンにする
    パスワードマネージャーでパスワードの保存と自動ログインを有効にする

Chromeの自動入力設定をする

Chrome利用時にパスワードの自動入力機能を利用したい場合は、Chromeアプリから設定をおこないます。

今回はChrome(アプリバージョン:109.0.5414.117)で動作確認をおこなっております。

アカウントの同期設定を有効にする

Googleアカウントの同期設定を有効にすると、機種変更前など他のデバイスで保存したChromeの自動ログイン情報を引継ぎすることができます。

他のデバイスと情報を共有したい場合は、Googleアカウントの同期設定を確認し、有効に設定しておきましょう。

アカウントの同期設定を有効にする
  1. Chromeアプリを起動する
  2. 「メニュー」アイコンをタップする
  3. 「設定」をタップする
    Chromeの設定を開く
  4. (未ログインの場合)「同期を有効にする」をタップする
  5. (未ログインの場合)「有効にする」をタップする
  6. 「同期」をタップする
    ChromeでGoogleアカウントの同期を有効にする
  7. 「パスワード」にチェックが入っていない場合は、チェックをいれる
    Chromeのパスワード同期をオンにする

ログインしないで自動入力を利用する

Googleアカウントの情報を利用せずに、ゲストモードでパスワードの自動入力を利用することも可能です。

ゲストモードで保存した情報は、他のデバイスには引継ぎされません。

ログインしないで自動入力を利用する
  1. Chromeアプリを起動する
  2. 「メニュー」アイコンをタップする
  3. 「設定」をタップする
    Chromeの設定を開く
  4. 「パスワードマネージャー」をタップする
  5. 「パスワードの保存」をタップしてスイッチをオンにする
  6. 「自動ログイン」をタップしてスイッチをオンにする
    ログインせずに自動入力する

複数のユーザー名で保存されている

同じサイトに複数のユーザー情報が登録されている場合は、ログインしたいアカウントのユーザー名を候補から選択する必要があります。

ユーザー名を選択すると、パスワードが自動入力されます。

ログインしたいアカウントのユーザー名を間違えないように選択しましょう。

ログインするアカウントを選択する

手動でパスワードを保存する

サイトやアプリによっては、パスワードを保存するためのメッセージが表示されないことがあります。

その場合はパスワードマネージャーから、直接自動ログイン情報を登録しましょう。

パスワードマネージャーは、本体設定もしくはChromeアプリから開くことができます。

今回はChromeアプリからの操作手順をご案内します。

手動でパスワードを保存する
  1. Chromeアプリを起動する
  2. 「メニュー」アイコンをタップする
  3. 「設定」をタップする
    Chromeの設定を開く
  4. 「パスワードマネージャー」をタップする
  5. 「+」をタップする
  6. サイトURL(アプリの場合は「アプリの選択」)・ユーザー名・パスワードを入力する
    パスワードマネージャーでアカウント情報を追加する
  7. 「保存」をタップする
    パスワードマネージャーでパスワードを保存する

パスワードマネージャーからパスワードをコピーする

保存済みの情報が自動入力されないときは、パスワードマネージャーから保存済みのパスワードをコピーすることも可能です。

パスワードマネージャーからパスワードをコピーする
  1. Chromeアプリを起動する
  2. 「メニュー」アイコンをタップする
  3. 「設定」をタップする
    Chromeの設定を開く
  4. 「パスワードマネージャー」をタップする
  5. サイトもしくはアプリを選択する
  6. パスワード欄の「コピー」アイコンをタップする
    パスワードマネージャーから保存済みのパスワードをコピーする

コピーしたパスワードを、パスワード入力画面に貼り付けてログインしましょう。

不承認設定を削除する

ログイン情報を入力した際に、自動ログイン情報を保存するためのメッセージが表示されないときは、過去に保存を拒否した可能性があります。

パスワードマネージャーで、不承認のサイトまたはアプリに設定されていないか確認し、削除をしておきましょう。

不承認設定を削除する
  1. Chromeアプリを起動する
  2. 「メニュー」アイコンをタップする
  3. 「設定」をタップする
    Chromeの設定を開く
  4. 「パスワードマネージャー」をタップする
  5. 「設定」をタップする
  6. 不承認設定を削除したいサイトもしくはアプリの「×」をタップする
    パスワードマネージャーの不承認設定を削除する

保存済みの情報を編集する

保存済みのパスワードを利用してログインできないときは、パスワードマネージャーに登録済みの情報が間違っている可能性があります。

パスワードマネージャーで保存済みの情報を編集して、正しい情報に修正しましょう。

保存済みの情報を編集する
  1. Chromeアプリを起動する
  2. 「メニュー」アイコンをタップする
  3. 「設定」をタップする
    Chromeの設定を開く
  4. 「パスワードマネージャー」をタップする
  5. 編集するサイトもしくはアプリを選択する
  6. 「編集」をタップする
    パスワードマネージャーで保存済みの情報を編集する
  7. 情報を編集して「保存」をタップする

他のパスワード管理アプリを利用する

Googleパスワードマネージャーが正常に利用できないときは、他のパスワード管理アプリが利用できるか確認してみましょう。

ウイルスバスターやノートンなどのセキュリティアプリを契約している場合は、追加機能として利用ができるため、契約内容を問い合わせてみましょう。

また、機種によってはメーカー独自の機能としてプリインストールされている場合もあります。

サードパーティ製のアプリをインストールして利用する場合は、安全で信頼があるアプリを利用するようにしましょう。

アプリの再起動をする

パスワードが自動入力できないときは、Chromeアプリもしくは該当のアプリに問題がある可能性があります。

アプリの強制終了・再起動をして症状が改善するか確認してみましょう。

アプリの再起動をする
  1. 該当アプリのアイコンを長押しする
  2. 「詳細」アイコンをタップする
  3. 「強制終了」をタップする
    Chromeアプリを強制終了する
  4. 「OK」をタップする
  5. 「起動」をタップする
    Chromeアプリを再起動する

アプリのアップデートをする

Chromeアプリもしくは該当アプリのバージョンが最新になっていないと、パスワードが自動入力されないなどの不具合が発生することがあります。

アプリのバージョンを確認し、最新の状態にアップデートしましょう。

アプリのアップデートをする
  1. 該当アプリのアイコンを長押しする
  2. 「詳細」アイコンをタップする
  3. 「プレイストアにおけるアプリ詳細」をタップする
    Chromeアプリのアプリ詳細を開く
  4. 「更新」をタップする
    Chromeアプリを更新する

本体の再起動をする

本体の一時的な不具合が原因で、パスワードが自動入力されない可能性があります。

本体を再起動して、症状が改善するか確認してみましょう。

本体を再起動する
  1. 電源ボタンを長押しする
  2. 「再起動」をタップする
  3. 「再起動」をタップする
    スマホを再起動する

本体のソフトウェアをアップデートする

本体のソフトウェアが最新の状態になっていないと、パスワードが自動入力されないなどの不具合が発生する可能性があります。

ソフトウェアのバージョンを確認し、最新になっていない場合はアップデートをしましょう。

ソフトウェアのアップデートをする
  1. 本体設定を開く
  2. 「ソフトウェア更新」をタップする
  3. 「ダウンロードおよびインストール」をタップする
  4. 「今すぐインストール」もしくは「インストールを予約」をタップする
    ※「インストールを予約」を選択した場合は、開始日時を設定する
    ソフトウェアをアップデートする