徹底比較!Xperia5とXperia8は何が違う?買うべき機種はどっち?

機種・料金

日本ではほぼ同時発売となるXperia5とXperia8。選択肢が増えるのは嬉しいものの、どちらを購入すればいいのか迷われる方も多いのではないでしょうか?

この記事では2機種間の違いを徹底比較しました。

買い替えの際の判断基準についても言及していきますで、ぜひ最後まで目を通してみてください。

Xperia5・Xperia8の基本情報

Xperia5とXperia8は、既存のXperiaシリーズの中でどのような位置づけなのでしょうか?

2機種を比較する前に、まずはXperia5・Xperia8それぞれについて簡単に確認してみましょう。

Xperia5とは?

Xperia5は、2019年9月、日本に先駆けて海外で販売が開始されました。

既に発売されているフラグシップモデルXperia1とほぼ同等スペックであり、同じくフラグシップモデルであると言われています。

Xperia1と比べると画面が小さく、小型化したXperia1とも評されました。

日本では2019年10月に発売が発表され、操作性の良いサイズ感に期待が高まっています。

Xperia8とは?

Xperia8は、フラグシップモデルであるXperia1と比べると、スペック・機能面が絞られた機種です。

ただし、エントリーモデルと言われたXperia Aceと比較すると優れた面も多く、バランスのとれたミドルレンジモデルと分類されています。

格安の大手、ワイモバイルで初めて取り扱いが決まったXperiaでもあり、シリーズの幅を新たに広げる機種と言えそうです。

徹底比較!Xperia5とXperia8の違い

ではそんなXperia5とXperia8には、どのようなスペックの違いがあるのでしょうか?

比較しやすいよう、スペック表をご用意しました。

機種名 Xperia5 Xperia8
発売日  2019年10月25日※1
メーカー  SONY
価格 約9万円 約5万円
ディスプレイ  6.1インチ 有機EL  6.0インチ 液晶トリルミナスディスプレイ
サイズ(幅×縦×厚さ)  68×158×8.2mm 69×158×8.1mm 
重さ  約164g  約170g
OS Android9 Android9
CPU Snapdragon855 オクタコア 2.8GHz×1+2.4GHz×3+1.7GHz×4 Snapdragon630 オクタコア2.2GHz×4+1.8GHz×4
内臓メモリ RAM:6GB ROM:64GB RAM:4GB ROM:64GB
外部メモリ micro SD 最大512GB
メインカメラ トリプル 1220万画素×1220万画素×1220万画素 デュアル1200万画素×800万画素
サブ 800万画素 800万画素
バッテリー容量 3000mAh 2760mAh
防水・防塵 IP65/IP68
生体認証 指紋
その他の機能  フルセグ・Felica Felica 

※1 NTTドコモでのXperia5の発売日は2019年11月1日となります。

まず抑えておきたいのが価格の差です。

Xperia5とXperia8の価格差は約4万円。その値段分の差が何に表れているのかが、最大のポイントと言えるでしょう。

細かなスペックで比較すると、フルセグはXperia8のみに搭載、Felica(おサイフケータイ)は2機種ともに搭載となりました。

防水レベルは完全に同等、2機種ともに顔認証には対応せず指紋認証のみとなります。

サイズ感はXperia8のほうが若干大きいもののほぼ同じ、画面の縦横比も同じです。

それではXperia5とXperia8の違いについて、具体的に比較していきましょう。

カメラを比較

Xperia5はトリプルレンズ、Xperia8はデュアルレンズとなっており、カメラの性能はXperia5のほうに軍配があがります。

光学2倍ズーム、背景ボケなどの基本機能はどちらも共通ながら、RAWノイズ低減・瞳オートフォーカス・先読み撮影など、細かな機能はXperia5のみとなりました。

RAWノイズ低減機能は、光源の乏しい場所で撮影した際、画像にのってしまうノイズを少なくする機能です。暗い場所での撮影をより美しく、見たままに行うことが可能になりました。

瞳オートフォーカスはXperiaシリーズに多く搭載されている機能であり、被写体の瞳を自動で認識してピントを合わせてくれます。

先読み撮影は、被写体の動きを検知した際、シャッター前後の静止画を自動で一時保存してくれるものです。ベストな瞬間にシャッターを合わせるのが難しい被写体、例えばお子様やペットなどを撮影する時には、強い味方となるでしょう。

このようにXperia5には、Sonyが培ってきた多くのカメラ技術が搭載されています。

Xperia8もはやりのデュアルカメラであるものの、今一歩及ばないと言えそうです。

CPUを比較

カメラに続いて大きな違いとなるのが、CPUの差です。Xperia5がハイエンドスマホ御用達のSnapdragon855を採用した一方、Xperia8はミドルレンジに多いSnapdragon630にとどまりました。

またRAMはXperia5が6GB 、Xperia8が4GBと、ここでも差が開いています。

同時処理能力やスピード感ではXperia5に大きな優位性があると言えるでしょう。グラフィックゲーム利用など、処理速度を期待する方にはXperia5がおすすめです。

液晶を比較

Xperia8とXperia5には、ディスプレイパネルにも差があります。Xperia8は液晶、Xperia5は有機ELディスプレイを採用しました。

一般的に、有機ELは液晶よりもスマホに向いていると言われています。

有機ELディスプレイは発色が良く、特に黒の表現に優れています。さらに省電力であり、画面を薄く、軽くするのに最適です。

Xperia5とXperia8においても、Xperia5の方が大画面であるにも関わらず、軽量化に成功しています。

Xperia8もブラビアで培ったトリルミナスディスプレイを採用しており、映像美に関しては期待ができます。しかしながら、比較するとXperia5のほうに優位性があると言えるでしょう。

バッテリーを比較

Xperia5とXperia8はほぼ同じ大きさながら、バッテリー容量にも違いがあります。

Xperia5は3000mAh、Xperia8は2760mAhとなっており、こちらもXperia5に軍配があがりました。

ただし、Xperia5のバッテリー容量については、海外発売時よりも若干小さく変更されています。

さらに2機種の差を連続通話時間で比較すると、約1時間程度。そこまでの大きな差にはなりません。

価格の開きを考慮すると、バッテリー面ではXperia8も充分健闘していると言えるのではないでしょうか。

買い替えるならXperia5?Xperia8?

Xperia5は、魅力的な機能・スペックを詰め込んだ、ハイエンド機種と呼ぶにふさわしいスマホです。

一方のXperia8は、機能・スペックが絞られたぶん、5万円台の価格を実現しました。

では買い替えを検討する際にはどのような点がポイントになってくるでしょうか?

2年前の機種と比較しながら解説していきます。

全てをバランスよく上位互換!Xperia5

現在ハイスペック機種を使用している方には、Xperia5がおすすめです。

Xperia5は現行のハイエンド機種らしく、2年前のハイエンド機種と比べても、多くが優位性のあるものに変更されているのが分かります。

買い替えた場合、現在お持ちのものより速い処理能力が期待できるでしょう。

カメラについても、画素数こそ優れているものの、2年前の機種はシングルレンズがほとんどとなっています。

買い替えることで、トリプルレンズとなったXperia5の魅力を存分に味わえるのではないでしょうか。

コスパは圧倒的!Xperia8

Xperia8は、2年前のハイエンド機種と比べると、若干見劣りする部分もあります。

例えばCPUにおいては、2年前のハイエンド機種の多くがXperia8よりも処理能力にたけたものを採用しています。

カメラ機能においても、XperiaXZ1に搭載されていた先読み撮影がなくなるなど、細かな部分が削られました。

ゲームプレイやカメラ機能を重視して選ぶ方には、あまりおすすめできません。

ただし現在ハイスペック機種を使用している方も、性能に大きな不満がないのであれば検討の価値がありそうです。

5万円台で経年劣化の解消、リフレッシュが叶うのは、大きなメリットではないでしょうか?

多少見劣りする部分はあるものの、現状の使い心地を踏襲しながら大幅なコストダウンが可能となります。

またXperia8は、現在エントリーモデルを利用されている方にもおすすめです。

Xperia8は、ミドルレンジスマホの中ではコストパフォーマンスが良く、機能・スペックともに充実した機種です。

エントリーモデルに不満を感じている方も手をのばしやすく、手ごろな価格でより良いカメラ機能・処理能力を手にいれることができるでしょう。

選択の幅が広がった!Xperia5とXperia8

Xperia5はフラグシップモデルと呼ばれるのに充分な機種であり、カメラ機能や処理能力に圧倒的な魅力があります。

一方、Xperia8はスペック・機能を抑え、5万円台の価格を実現しました。手ごろな価格ながら、防水・デュアルカメラなどを搭載しており、普段使いには申し分のないスマホです。

同価格帯のミドルレンジモデルの中では、充分な優位性があると言えるでしょう。

Xperiaへの買い替えを検討される方にとっては、選択の幅が広がったのではないでしょうか。重視する機能を考慮して、ぜひご自分にあった機種を選んでみてください。