Androidスマホの操作中に「画面オーバーレイを検出」の表示、アプリの操作ができなくなったり非常に面倒です。
指示通りにアプリから「許可」をしても消えない、なぜ?わからない!という意見も多いようなので、今回はこの「画面オーバーレイ」とは何か?と画面から消す方法を解説します。
ウイルスやポップアップ広告ではない通常のエラー表示なので、正しい方法で対処すればすぐに解消されますよ。
目次
まずは画面オーバーレイとは何か!?
ほとんどの方が「画面オーバーレイ」がわからないために、設定から許可をしても解消されていないようです。
この「画面オーバーレイ」とは「画面上に画面が重なって表示されている」状態を指しています。
「オーバーレイ=覆っている」ということです。
通常の利用ではアプリ起動中に別のアプリを利用すると、バックグラウンドに移行して入れ替わって起動します。
ですがブルーライトカットフィルターなどフィルター系のアプリは、画面表示されたまま、画面に残る(覆う)ために「オーバーレイ状態」になっていまいます。
このオーバーレイ状態では、セキュリティの問題上で「許可」や「権限」に関する操作ができなくなります。そのために、「許可」をしても反映されずに「画面オーバーレイ」のエラーが延々表示されてしまう訳です。
ですので、アプリの「許可」をする前にフィルター系のアプリを一時的に「停止」させる必要があります。
オーバーレイのセキュリティの問題って?
たとえば、フィルター系のアプリなどを装った悪質なアプリであった場合は「キャンセル」の表示と重ねて「OK」や「設定」をタップするようにできてしまいます。
キャンセルしたつもりが、ウイルス系アプリのインストール画面に移行したり、「警告画面」などの表示をさせるといったことにつながります。
そういったことが無いように「オーバーレイ検出エラー」が表示されるのです。
画面オーバーレイ検出のエラー表示を止める方法
画面オーバーレイ検出エラー表示の理由がわかれば、原因のアプリがわかったのではないでしょうか?
眼の負担を減らす目的でインストールした「ブルーライトカット」や画面の録画のアプリの場合もあります。
原因のアプリが実行中の場合
画面を覆っている(オーバーレイ)原因のアプリがわかっていて、起動中の場合の操作です。
原因のアプリを無効化してください。
- 通常の終了をしてみる
- 設定の「アプリ」から原因のアプリを開いて「無効にする」
- フィルター系の一部のアプリは、通知の表示からタップで「無効化」ができるアプリもあります。
アプリが終了ができない、わからない場合
原因のアプリの特定はできていても終了ができない、再起動すると「画面オーバーレイを検出エラー」が再表示される場合はこちらの方法をお試し下さい。
- 「画面オーバーレイを検出」エラー画面から「設定を開く」をタップ
- アプリの一覧へ移行するので原因のアプリを選択
- 「他のアプリの上に表示を許可」をオフにします
この操作後に表示される「画面オーバーレイを検出」表示では「○○にアクセスを許可しますか?」という権限の許可の表示に変わるので、「許可」をタップすれば完了です。
複数のアクセス許可が必要なアプリでは、その都度表示されますが全ての許可が完了すれば「画面オーバーレイ検出」エラー表示はなくなります。
一通りの許可が終わったら、原因のアプリの設定をオンに戻してもエラー表示はなくなります。
特定のアプリが原因の場合
CleanMasterやCM SecurityといったCMシリーズのアプリを利用中であれば設定から停止してみて下さい。
こちらのアプリが原因だったという報告もありました。エラー表示されなくなった場合は、様子を見てアンインストールしてみましょう。
他のアプリが原因でわからない場合
「画面オーバーレイの検出」エラー表示画面から「設定を開く」をタップします。
- 画面のオーバーレイを利用するアプリが一覧表示されます。
- 表示中の中から動作中のアプリをタップして「他のアプリの上に表示を許可」をオフにします。
その後は前項目のアクセス許可と同じ方法で、エラー表示はなくなります。
エラー表示されるアプリの権限を許可する方法
最後にもう一つの方法をご紹介します。
- 設定を開いて「アプリ」からエラー表示が出るアプリを探して開きます。
- アプリ情報の「許可」をタップ
- アプリの権限のオフになっている設定を「オン」にする
これで画面オーバーレイの検出エラー表示に悩まされることはなくなります。
また設定が勝手に戻って再発したりするようであればいったん「停止」して、怪しいアプリならアンインストールをしたほうがいい場合もあります。
くれぐれもアプリ選びは、信用性のあるものを利用して下さいね。