「Androidスマホの画面が急に真っ暗になってしまった」「着信はできるけれど画面だけ映らない」なんてことはありませんか?
画面が真っ暗でなにも映らないといっても、原因はいろいろと考えられます。
今回は、Androidスマホの画面が真っ暗になってしまう原因と対処法について紹介します。
目次
Androidスマホの画面が真っ暗になる原因と対処法
Androidスマホの画面が真っ暗になる原因としては以下の内容が考えられます。
- スマホの電池切れ
- スマホのフリーズ
- Androidのセーフティ機能作動
- アプリやOSの不具合
- 近接センサーの誤作動
- ディスプレイの故障、接続不良
- メイン基板の故障
順番に説明していきます。
スマホの電池が切れている
はじめに疑うのがスマホの電池切れです。
単純に電池がなくなっているだけですので、充電後に再起動すれば大丈夫です。充電器をつけて充電ランプがつけば問題ありません。
完全に電池を使い切っていると充電ランプもつかない場合があるので、1~2時間程度充電してから確認してみてください。
もしスマホを水没させて画面が映らない場合は絶対に充電しないでください。メイン基板がショートして完全に映らなくなってしまいます。
スマホの処理が追い付かずフリーズしている
アプリを複数起動していたり、オンラインゲームなど負荷の高いゲームを起動したりしているとスマホがフリーズしてしまうことがあります。
スマホがフリーズして動かない場合は、強制再起動してみてください。
Androidのセーフティ機能が発動している
Androidスマホは異常に熱くなると『セーフティ機能』が発動し、バッテリーやCPUの破損を防ぐために処理能力の低下や充電の停止などが行われ温度を低下させます。
そのため、セーフティ機能動作中は画面表示を暗くなり、アプリの動作が急速低下します。
スマホの電源を切ってスマホが冷えるまで放置してから、再度起動してみましょう。
スマホを冷やすときに氷水につけたり、冷凍庫に入れたりして急速に冷やさないでください。内部が結露してメイン基板の故障の原因になります。
アプリやAndroid OSの不具合
特定のアプリを起動するとフリーズしたり、画面が真っ暗になったりする場合は、アプリの不具合やAndroid OSとアプリの相性が悪いことが考えられます。
その場合はAndroid OSやアプリの更新チェックや再インストールしてみましょう。
一時的な不具合の場合は、スマホやアプリの再起動で改善します。
スマホの近接センサーが誤作動している
スマホには近接センサーというセンサーがあり、何か近づくと画面が暗くなるようになっています。
通話のする時に画面が暗くなる処理のことです。
お使いのスマホのセンサーの位置、センサーに保護フィルムなどが被さっていないかを確認してみましょう。
落下によるディスプレイの故障、接続不良
音やバイブは動作するという場合は、ディスプレイの故障や接続不良が疑われます。
落下などの衝撃でディスプレイの接続不良を起こしたり、チップが破損したりしているかもしれません。
ディスプレイの交換は難しいのでメーカー修理に出しましょう。
メイン基板の故障(落とした、水没させた)
一番重い症状としてメイン基板の故障です。
原因としては落下による衝撃や水没によるショートが考えられます。
メイン基板が故障した場合も修理できませんのでメーカー修理に出しましょう。
Androidスマホの画面が真っ暗になる原因と対処法まとめ
Androidスマホの画面が真っ暗になる原因と対処法をまとめました。
原因 | 対処法 |
スマホの電池切れ | スマホを充電する |
スマホのフリーズ | スマホを強制再起動する |
Androidのセーフティ機能作動 | スマホの電源を切る、冷ましてから再起動する |
アプリやOSの不具合 | スマホ、アプリの再起動 アプリ、OSの更新する アプリの再インストールする アプリのアンインストールする |
近接センサーの誤作動 | センサー位置を確認する センサーに被さっているものがないか確認する |
ディスプレイの故障、接続不良 | メーカー修理に出す |
メイン基板の故障 | メーカー修理に出す |
Androidスマホの画面が真っ暗になった場合の確認手順
Androidスマホの画面が真っ暗になった場合は、下記の手順で確認してみましょう。
- 水没の有無を確認する
- スマホが熱を持っているか確認する
- 電源がついているか確認する(着信させて音を鳴らすなど)
- 特定アプリで画面が真っ暗になるか確認する
それぞれの症状別に手順を解説していきます。
スマホを水没させた場合
まずはスマホを水没させた場合から説明します。
- すぐにスマホの電源を切る(バッテリーが外せるタイプはバッテリーを外す)
- スマホのコネクタカバーなどを全て開けてスマホ内部を完全に乾燥させる
- スマホの電源を入れる。もしくは充電ケーブルを接続してみる。
- 電源が入らない場合、基板が故障していると考えられるのでメーカー修理に出しましょう
スマホ内部に水が残っている状態で電源を入れると基板がショートして故障します。
基本的には水没させて動作しない場合は基板が故障しているのでメーカー修理となります。
スマホが熱を持っている場合
スマホが熱を持っている場合について説明します。
- スマホの電源を切る
-
スマホケースを外す(コネクタカバーなどがある機種は外す)
- 電源OFFの状態で風通しの良い日陰に30分~1時間ほど放置する
エアコンで部屋の温度を下げたり、扇風機などでスマホを直接冷やしたりすると効率的に温度を下げられます。
スマホの電源がついている場合
スマホの電源がついている場合の確認手順について説明します。
- スマホの近接センサーの位置を確認して、センサーに保護フィルムなどが被さっていないか確認する
- ディスプレイ出力機能がある場合は、テレビなどに接続して出力してみる
- 出力されるのであればディスプレイの故障です。メーカー修理に出しましょう。
ディスプレイの故障も個人では修理は難しいのでメーカー修理となります。
スマホの電源がついていない場合
スマホの電源がついていない場合の確認手順について説明します。
- 1~2時間充電する(充電ランプの点灯を確認)
- スマホを強制再起動する(※1)
上記を試しても電源がつかない場合は、基板などの故障が考えられるので、携帯ショップやメーカーなどの相談して下さい。点検または修理が必要になる場合があります。
※1:強制再起動の方法は機種により異なります。お使いの機種のやり方を検索してみてください
特定アプリで画面が真っ暗になる場合
特定アプリで画面が真っ暗になる場合について説明します。
- Android OS、特定アプリの更新を確認する
- 特定アプリをリセットまたは再インストールする
- 特定アプリをアンインストールする
特定アプリで画面が真っ暗になる場合、アプリとAndroid OSの相性が悪いことが考えられます。
更新や再インストールで改善しない場合、アンインストールしましょう。
Androidスマホの画面が真っ暗になった場合の注意点
Androidスマホの画面が真っ暗になった場合の対処法の注意点として「水没後の充電や電源ONはNG」「発熱時の急冷はNG」の2点があげられます。
詳しく説明していきます。
スマホを水没させた時に充電、電源ONはNG
防水対応ではないAndroidスマホを水没させて画面が真っ暗になった場合、充電や電源ONは絶対にしないでください。
スマホ内部に水が入った状態で電気を通すとスマホのメイン基板がショートし完全に故障してしまいます。
スマホを水没させた場合は、すぐに電源を切りスマホ内部を完全に乾燥させてから充電や電源ONをしてみてください。
それでもスマホが起動しない場合はメーカー修理となります。
スマホ発熱時に急速に冷やすことはNG
防水対応のスマホをお持ちの方は、下記のような方法でAndroid本体を急速冷却させているユーザーもいらっしゃるようですが、Androidの急速冷却は故障の原因にもなるのでやめましょう。
-
Androidが防水なので熱を持った時には水で洗い流して冷ます
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氷水を張ったボウルにAndroidを入れて冷やす
Android本体を急速冷却すると、スマホ内部で結露を起こし水が入ってしまう場合があります。
水没した時と同じ状態ですので、その状態で通電するとメイン基板がショートし故障してしまいます。
Androidスマホの画面が真っ暗になった場合、データは取り出せる?
スマホの電源がつかない場合は、メイン基板が故障していると考えられますのでデータの取り出しはできません。
ただ、ディスプレイの故障の場合はデータの取り出しが可能です。方法としては下記の2種類があります。
- テレビなどに外部出力して、SDカードにデータを移動する
- パソコンと接続して、データをパソコンに移動する
メーカー修理の際は本体ごと交換となりデータが残らない場合があるので、修理に出す前にデータを取り出しておきましょう。
Androidスマホの画面が真っ暗になった場合、落ち着いて確認しよう
Androidスマホの画面が真っ暗になった場合の原因と対処法について紹介させて頂きました。
スマホの画面が真っ暗で映らなくなってしまうと焦ってしまいがちですが、落ち着いて対処すれば安全に復帰できる場合もあります。
特に水没した場合は、焦って電源を入れたり充電したりすると完全に故障してしまいますので落ち着いて対処しましょう。
もしスマホの画面が映らなくなってしまった場合は、紹介させて頂いた手順でゆっくりと確認してみてください。