携帯電話にカメラ機能が搭載されて20年が経とうとしています。最近では、以前よりも高画質で撮影が可能になっており、動画の撮影を行いその場で編集を行うことも可能となっています。
その為、デジタルカメラやデジタルビデオカメラをお持ちでない方も多いのではないでしょうか?家族との記念撮影、仕事での利用、旅行先での思い出に、身近に起きた事件などをスマートフォンで撮影する、そういった機会が増えてきています。
しかし、スマートフォンのカメラアプリには重要なイベントを前にカメラアプリが起動できない、といった事態が発生してしまい撮影を断念せざる負えない様な状況になってしまう可能性が秘められています。様々な機能が利用できるスマートフォンだからこそ、いくつかの要因で写真や動画の撮影ができない事態に陥ってしまう恐れがあるのです。こちらの記事では、そういった事態を起こさない為、また起こってしまった際の為、原因と対処方法について紹介します。
目次
バッテリーの残量不足によりアプリが起動できない
バッテリーの残量が不足していると画像のようなエラーが発生し、カメラアプリを起動することができなくなります。機種によって異なりますが、バッテリー残量が少なくなるとカメラアプリが起動しなかったり動作が不安定になることがあります。
重要な撮影を控えている場合は、バッテリー消費が多いアプリの使用、動画の視聴は控えた方が良いでしょう。
また、動画の撮影自体もバッテリーの消耗が激しい機能の一つです。その為、長い時間をかけて動画の撮影を行う際は事前に準備を行うことで撮影の中断を防ぐことができます。
1.近くに家庭用コンセントがあるなら充電器を持参する
2.モバイルバッテリーを持参する
3.充電済みの交換用バッテリーを用意する
スマートフォンの熱が原因でアプリが起動できない
スマートフォン本体の温度が上昇すると画像の様なエラーが発生し、カメラアプリを起動することができなくなります。設定を見直すことである程度は本体の温度の上昇を抑えることができます。
ただし、スマートフォンを長時間利用したり、使用に負担がかかるアプリや機能を利用すると、本体の温度はどうしても上昇してしまいます。バッテリー残量の話でも説明しましたが、重要な撮影が控えている際は、スマートフォンの使用は最低限にした方が良いでしょう。
また、カメラアプリを連続使用していることが原因で本体の温度が上昇してしまうこともあります。その際は撮影を中断する他ありませんが、少し工夫するだけでなるべく早く撮影を再開することが可能です。
方法はスマートフォンより温度の低いテーブルに、カバーを外したスマートフォンを置くだけです。置いた場所の温度が上昇したら置く場所をずらします。何度か繰り返す事によってカメラアプリが起動出きるようになるはずです。
重要なのはあくまで冷やすのではなく、分散させ熱を逃がす事です。そうすることでスマートフォンに負荷をかけずに、なるべく早く上昇した温度を下げることが出来ます。冷えた水や氷などで冷やしてしまうとスマートフォンに負荷がかかり、故障の原因にも繋がりますのでご注意下さい。
カメラアプリの必要な権限が許可されておらずアプリが起動できない
こちらはAndroidOS6.0以降の仕様となっています。利用するアプリそれぞれに使用する機能の権限が付与されており、使用者本人が許可しなければ利用出来ないようになっています。
こちらのカメラアプリの場合は、カメラ、ストレージ、マイク、電話と4つの権限を許可しなければ写真撮影、動画撮影、撮影したデータの保存ができません。(機種やカメラアプリによって異なる場合があります)
初めてカメラアプリを起動した際に、権限の許可について画面上に表示され設定が行えますが一度許可しないと選んでしまうと機種によっては本体設定からでないと許可できません。
その際は、本体設定→アプリ→カメラアプリ→許可→カメラ、ストレージ、マイク、電話にチェックを入れて設定を行います。
使いたい時にカメラアプリを利用する為のまとめ
今回紹介した原因以外にもカメラアプリが利用できない事態が発生する例は他にもあります。
例えば本体の空き容量が不足していることが原因で撮影できないといった事や、本体の故障が原因でカメラアプリが起動できない事が考えられます。今回紹介したケースを含め、事前にカメラアプリが起動できるのか、撮影は問題なく行えるのかを事前に確認する事で避けられます。
突発的にカメラが必要なケースを除き、どれくらいの時間撮影するのか、どういった環境で撮影を行うのか確認をしておく事が重要です。それらに合わせて、必要な持ち物、本体の空き容量の確認を行えば便利にカメラアプリを利用できます。
少し面倒ではありますがしっかり準備を行えば、大切な思い出を残せなかったり、ビジネスチャンスを逃すことは無くなるでしょう。