Xperia Aceは5万円以下の初めてのXperiaとして、2019年6月に発売されました。
それから数か月たち、格安MVNOでも2019年秋冬機種として販売が開始されています。
今回こちらの記事では、MVNO各社でXperia Aceを購入した場合の価格を比較しました。
楽天モバイル・IIJmio・mineo・Nuroモバイル・OCNモバイルONEの5社を比較、端末価格のみではなく、1年分のトータルコストも含めて計算しておりますので、ぜひ購入の参考にしてみてください。
目次
基本料金ならここが安い
まずはXperia Aceの料金を比較する前に、楽天モバイル・IIJmio・mineo・nuroモバイル・ocnモバイルONEを月額基本料金で比較してみましょう。
条件をそろえるため、今回は全てドコモ回線利用時で算出しました。
細かい内容等は違いますが、概ねの費用比較として見ていただければ幸いです。
使用可能データ量 | 10分かけ放題
+音声SIM |
音声SIM | データSIM+SMS | データSIM | |
楽天モバイル | 3.1GB | 2,450円
(スーパーホーダイSプランは2GB2,980円) |
1,600円 | 1,020円 | 900円 |
IIJmio | 3GB | 2,480円 | 1,600円 | 1,040円 | 900円 |
mineo | 3GB | 2,450円 | 1,600 円 | 1,020円 | 900円 |
nuroモバイル | 2GB | 2,200円 | 1,400 円 | 850円 | 700円 |
OCNモバイルONE |
3GB/月 | 2,650円 | 1,800円 | 1,220円 | 1,100円 |
110MB/日 | 2,450円 | 1,600円 | 1,020円 | 900円 |
※全て税抜き表記、2019年10月現在の情報です。
OCNモバイルONEについては、日ごと110MBまでのプランと月ごと3GBまでのプランの両方をあげておきました。日ごと110MBのプランも、一か月とおせばトータル約3GB利用ができる計算です。
楽天モバイルにおいては、「組みあわせプラン」と10分無料通話がパッケージされた「スーパーホーダイ」の2つのプラン展開があります。スーパーホーダイの方が値段は高くなりますが、速度制限時1Mbpsの速度がでるメリットが付加されます。
結論から言うと、基本料金の比較に関しては、同条件ならばほとんど差はないと言えるでしょう。
楽天モバイルのスーパーホーダイを利用する時のみ、少し割高になる印象です。ただし、楽天会員割で1年間は1500円割引やダイヤモンド会員の500円割引もあるので、適用すれば、1年間は格安で利用することが可能です。
料金だけを見るとnuroモバイルが最安ですが、データ量が2GBであることを考慮すると、一番お得とは言い難い面があります。
料金だけでなく、他の特徴や端末に関するキャンペーンで選んでいく必要がありそうです。
Xperia Ace 端末のみならここが安い
新規契約時、SIMと端末をセット契約すると、さまざまな割引が可能となります。
つづいては、Xperia Aceをセット購入した場合の価格を比較してみましょう。
以下の表をご覧ください。
Xperia Ace 端末価格 | その他の還元キャンペーン | 解約金 | |
楽天モバイル | 49,819円 | プラス割で3,000円~5,000円引き | 0円 |
IIJmio | 49,800円 | e-GIFT 5,000円プレゼント | 最大12,000円 |
mineo | 44,880円 | – | – |
nuroモバイル | 49,800円 | 5,000円キャッシュバック | 最大12,000円 |
OCNモバイルONE | 41,000円
(2019/11/5まで34,000円) |
MNP+所定オプションで8,000円引き | 1000円 |
※全て税抜き表記、2019年現在の情報です。
楽天モバイル・IIJmio・mineoはデータ通信SIMの契約でも上記値段で購入ができます。nuroモバイル・OCNモバイルは音声SIMのみが対象となっておりますのでご注意ください。
本体カラーはブラックとホワイトが主流ですが、楽天モバイルのみパープルも選択可能となっています。
Xperia Ace端末本体価格で比較すると、圧倒的に安いのがOCNモバイルです。
基本の設定からして他社より安いですが、さらに2019年11月5日までキャンペーンを開催しており、そちらの利用で34,000円での購入が可能です。
楽天やYahoo!のgoo Simsellerを利用すれば、それぞれのショッピングポイントも同時に貯めることもできます。
各社還元キャンペーンの詳細
楽天モバイル・IIJmio・nuroモバイル・OCNモバイルONEの4社では、Xperia Ace購入時に還元のキャンペーンを用意しています。各内容と条件を簡単にまとめました。
楽天モバイル:プラス割
家族複数台での契約につく割引であり、1回線目が音声SIMの場合、2回線目から端末購入時に割引を受けることができます。2回線目が音声SIMの場合5,000円、それ以外の場合3,000円の割引となります。
1回線目申し込み後所定のページから申し込みが必要になるので、手続き方法には充分注意してください。適用後、解約などによる減額などはありません。
終了日は現在未定です。
IIJmio:e-Gift5,000円プレゼント
音声SIMご利用中の方、または新規で音声SIMとXperia Aceを購入の場合、適用可能です。e-Giftは利用先をAMAZONやgoogleplayなど複数から選ぶことができ、契約数か月後メールでの受け取りとなります。
2019年12月2日、23時59分までが申込期限です。
nuroモバイル:5,000円キャッシュバック
音声通話SIMとXperiaAceの購入を新規またはMNPで行った場合、5,000円がキャッシュバックされます。還元は7か月後となり、案内メールにそった手続きが必要となります。
終了日についての記載は現在特にありませんでした。
OCNモバイルONE:最大8,000円引き
OCNモバイルONEでは、MNP転入であれば5,000円が端末から値引きされます。
さらにOCNでんわかけ放題オプションとマイセキュアへの申し込みで3,000円、あんしんモバイルパックの申し込みで1,500円の値引きとなります。
オプションの値引きは併用できませんので、値引きは最大8,000円。
オプションはいつでも解除可能であり、かけ放題以外は初月解除ならば0円となります。解除の手間を感じなければ最初は申し込んでおくことをおすすめします。
終了日についての記載は現在特にありませんでした。
解約金に注意
安く手にいれることができても、強い縛りがはいったのでは素直に喜ぶことができません。
比較の際は解約金も視野にいれて検討しましょう。
IIJmioとnuroモバイルでは、音声SIM契約の場合、逓減性の解約金が最大12,000円かかります。12か月目まで月1,000円ずつ減っていくかたちの違約金であり、13か月目以降はいつでも無料で解約可能です。
OCNモバイルONEでも解約金の設定はありますが、本人確認完了月を起算月として、6か月以内の解約が1,000円です。
OCNモバイルONEの解約金は金額設定が低く、あまり問題視しない方も多いことでしょう。ただし、違約金がかかる期間は各社が解約を抑制したい期間。違約金が発生する期間内、特に短期で解約すると、その会社での再度の契約が難しくなる可能性もあります。
今後のことを考えると、縛りのある期間内はできるだけその会社に留まることをおすすめします。
Xperia Ace 1年間のトータルコストならここが安い
では最後に、端末と新規契約時1年間の基本料金総額で比較をしてみましょう。
キャンペーン利用時の料金を比較するため、10分かけ放題を付けた場合、音声SIMと端末のみの場合の2種類を算出しました。
1年以内ではIIJmioとnuroモバイル、6か月以内でOCNモバイルONEにも解約金が発生するため、またキャンペーンも1年で終了するものばかりのため、全て新規契約から1年分のトータルコストで計算しました。
OCNモバイルONE・nuroモバイルは初月無料のため、11か月ぶんで計算しています。
手数料関係は各社ほぼ横並びのため、今回は計算にいれておりません。
結果はこちらです。
データ量 | 端末+10分かけ放題つき | 端末+音声SIMのみ | 使用したキャンペーン | |
楽天モバイル | スーパーホーダイ2GB
音声SIMのみ3.1GB |
67,579円 | 69,019円 | 楽天会員なら1年間割引 |
IIJmio | 3GB | 79,560円 | 69,000円 | |
mineo | 3GB | 74,280円 | 64,080円 | |
nuroモバイル | 2GB | 66,300円 | 57,500円 | 11か月間50%OFF |
OCNモバイルONE |
110MB/日 | 67,950円
(2019/11/5まで60,950円) |
58,600円
(2019/11/5まで51,600円) |
|
3GB/月 | 70,150円
(2019/11/5まで63,150円) |
60,800円
(2019/11/5まで53,800円) |
※全て税抜き表記、2019年10月現在の情報です。
楽天モバイルの10分かけ放題付きは、キャンペーン利用のためスーパーホーダイSプランで、音声SIMのみは組みあわせプランで計算しました。
2019年11月5日までは、Xperia Ace端末購入キャンペーンがきき、どのプランの場合を考えてもOCNモバイルONEが最もお得となります。
その後については、10分かけ放題をつけた場合は、nuroモバイル・OCNモバイルONE・楽天モバイルの3社が検討の余地があるでしょう。
データ量をとるなら3GBのOCNモバイルONE、値段のみならnuroモバイル、速度制限後の快適さは楽天モバイルが優位かと思います。ただし楽天モバイルのスーパーホーダイは、2年目からの月額が他と比べて500円ほど割高になりますのでご注意ください。
総合的に考えると、10分かけ放題をつけた場合は、nuroモバイル・楽天モバイル・OCNモバイルONEはほぼ横並び状態と言えるかもしれません。
音声SIMのみの場合は、キャンペーンが使えない楽天モバイルは抜け、nuroモバイルとOCNモバイルONEの争いになります。
OCNモバイルONEは端末価格の割引で、nuroモバイルは基本料を割り引くキャンペーンで他よりもお得と言えるでしょう。
MNP転入の場合は、最大8,000円端末値引き(前述の還元キャンペーン)をうけられるOCNモバイルONEが、どの場合も変わらず優位と思われます。
結論!XperiaAceを買うならMVNOどこが得?
比較の結果、Xperia Aceを買うなら、総合的にnuroモバイル・OCNモバイルONEが低コスト傾向にあることが分かりました。
特にOCNモバイルONEは、2019年11月5日までのキャンペーン利用で圧倒的にお得になります。期間が迫っていますので、ぜひお早めにご検討ください。期間終了後も、MNPの割引特典を利用すれば他社よりも優位となる場合が多そうです。
10分かけ放題を必要とするなら、1年間割安な楽天モバイルも同様におすすめです。